Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

先日、私のお気に入りギタリストの一人"ピーター・バーンスタイン"のライブ・アルバムがリリースされたので、早速聴いてみました。

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『SIGNS LIVE!』と題されたこのアルバムは、2016年にリリースされた前作『LET LOOSE』と同様

PETER BERNSTEIN-LET LOOSE

"SMOKE SESSIONS"というレーベルからリリースされているのですが、
ライブ収録された場所は"SMOKE"ではなくて、"JAZZ AT LINCOLN CENTER"で、2015年1月のライブという事の様です。

ところで、このアルバムは、1995年に"CRISS CROSS"レーベルからリリースされたバーンスタインのリーダー2作目『SIGNS OF LIFE』のレコーディング・メンバーが20年振りにリユニオンしているので、タイトルが『SIGNS LIVE!』になっているのだと思うのですが、

peter bernstein-signs of life

ブラッド・メルドー(p)、クリスチャン・マクブライド(b)、グレゴリー・ハッチンソン(ds)という当時は新進気鋭、今となってはバリバリのトップ・プレーヤー達が共演しているというので、期待が高まると同時に、聴く前にハードルも高まってしまったのですが、
期待どおりの素晴らしい内容で、高いハードルも軽々と越えてくれたのでした。
ライブ盤という事もあってか?スタジオ盤にありがちな硬質感が和らぎ、躍動感もあって、
10分を超える長時間演奏が多いにも関わらず、集中力や緊張感が保たれていて、とても充実した演奏を楽しめるのです。
収録されているのは、前述した2枚のアルバムからの曲を始めとして、過去のアルバムからのものが中心なのですが、今回のアルバムの演奏の方が殆んどの場合で出来が良いと感じました。
という事で、もし誰かに「バーンスタインで一枚?」と尋ねられたら、今のところ、このライブ盤をお薦めしようと思っております。

それから、このアルバムは、「難しい事をし過ぎていないブラッド・メルドーが聴ける」という点でもお薦め出来ると思っております。


前々回の記事で少し話題にしたピアニスト"デヴィッド・キコスキー"が久しぶりに『KAYEMODE』というアルバムをリリースしているのを発見しました。

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2012年に『CONSEQUENCES』をリリースして以来5年振りのアルバムだと思います。
今回も、以前からリリースし続けている"CRISS CROSS"レーベルからなのですが、
今までの同レーベルからのアルバムでは、ベーシストとドラマーに名の通った人を起用していたのに、
今回はあまり聞いたことのない名前でした。
少し調べてみたところ、普段から一緒に演っているメンバーなのだそうです。
しかし、彼らの技量はと言うと、今までの"名の通ったメンバー"達と何の遜色もないどころか、
"普段から一緒に演っている"という事が功を奏しているのか?、キコスキーのプレイが"いい塩梅に肩の力が抜けて"いて、なかなか良い感じです。
ところで、私がキコスキーを初めて聴いたのは、1998年にロイ・ヘインズ・バンドの一員として当時の大阪ブルーノートに出演していた時で、彼のプレイが気に入った私は、その時点で彼が出していたリーダー・アルバム全てをゲットし、その後リリースされた新譜も買い揃えていました。
そして、2003年1月に、今は亡き越智順子さんのバックアップ・メンバーとして来阪していた彼が初めて店に来てくれた時(常連さんに『キコスキーが当店近くの店に演奏しに来ているんですよ。』と話していたところに突然現れてビックリしました。)、それらのCDを見せたところ、とても喜んでくれて、

DAVID KIKOSKI 2003-01-21-TRIM

その後、2003年11月にランディ・ブレッカー・バンドの一員として来阪した時や、2005年に自身がリーダーを務めていた"ビートルズの曲を演奏するピアノトリオ"で来阪した時にも店に来てくれたのでした。
ところが、それ以降、大阪には来ていないし、来日さえしていないのではないでしょうか?(東京には一度来ているかも・・・?)
いつも言っている事なのですが、『来日しても大阪には来ないケースが多い』ので、あまり期待はできませんが、
このトリオで大阪に来てくれないものでしょうか・・・。そして、もし会えたら、久しぶりに少し話もしてみたいものです。
5月14日の記事で書かせて頂いた『5月8日"梅田ALWAYS"でのマルチリード奏者ボブ・シェパードのライブ』以来、彼のサックスにハマっております。
ライブを聴きに行く前に、事前にボブの演奏が聴けるアルバムを「予習」しておこうと、ボブの3枚のリーダー作以外にも、
ピーター・アースキン(ds)、デイヴ・カーペンター(b)とのピアノレス・トリオのユニット"ラウンジ・アート・アンサンブル"の2作品『LAVA JAZZ(1997年作品)』と、

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『MUSIC FOR MODERNS(2005年作品)』も聴いていたのですが、

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ライブを聴きに行った後に「復習」で聴いてみたところ、より入り込んで聴けるようになった様な気がして、楽しんでおります。
(まあ、良くありがちな現象ですが・・・。)
そして、もう1枚「予習」していたのが、デヴィッド・キコスキー(p)トリオとの『FROM THE HIP(2006年録音・2013年リリース)』。

KIKOSKI SHEPPARD ETC-FROM THE HIP

こちらはライブ盤という事もあってか?、「復習」で、よりいっそう入り込んで聴けるようになったのでした。
ところで、このライブ盤でもベースを弾いているのがデイヴ・カーペンターなのですが、
彼は、この演奏の後暫くして、惜しくも亡くなってしまいます。
ボブは、このCDのジャケット内側のライナーを書いていて、その中でその事にも触れているのですが、
私がライブの後で、このCDや"ラウンジ・アート・アンサンブル"の事を話題にしてカーペンターの名前を出した時にも、ボブはその事を言っていました。
よく共演していたようなので、彼の死は当時相当ショックだったんでしょうね。
また、「キコスキーも何回か店に来てくれた事があるよ。」と言うと、ちょっとビックリして喜んでくれました。
でも、その後ボブに「どういうキッカケでキコスキーが店に来たのか?」と質問されたのに、
適当にしか英語が喋れない私には、ちゃんと説明が出来なくて歯がゆい思いをしたのでした。
家内が録画して見ている『おとなの基礎英語(NHK・Eテレ)』を自分でも録画しておいて、もっと英語力をアップしようと思い、録画だけは実行している今日この頃です・・・。

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P.S. この番組に出演しているオーストラリア出身の女性"サラ・オレイン"さん(画像中央)は、ビルボード・ライブなんかにも出演している歌手で、作曲・作詞・編曲もし、ヴァイオリンも弾くそうで、番組の中でも時々歌を披露したりしています。











リタ・クーリッジがジャズを歌ったアルバム『AND SO IS LOVE』。

RITA COOLIDGE-AND SO IS LOVE

リリースされた時(2005年)に何となく買いそびれてしまっていたのですが、
そういうのに限って買おうと思って調べてみると廃番になってしまっていて、
ようやく中古盤で見つけても高価だったり、ストリーミングでも聴けない状態だったのですが、
先日、Amazonで何となく検索してみたところ、適正な価格?(1400円台でした。)の輸入盤CDが再発?されていて、『残り1枚』と表示されていました。
タワレコやHMV等のサイトにもあるのかな?と思って検索してみたのですが、見つからなかったので「デッドストック」と判断し、即ゲットしました。
そして、手元に届いてジャケット(ブックレット)でメンバーをチェックしてみると、
曲によって、アラン・パスクァ(p)を中心にしたユニットと、ラッセル・フェランテ(p)を中心にしたユニットがバックアップしていたのですが、
どちらのユニットにも、前々回の記事でご紹介したマルチリード奏者のボブ・シェパードが参加している曲があるではありませんか!
アラン・パスクァ中心のユニットには、パスクァを始め、よく一緒に演っているラリー・クーンズ(g)や、よく一緒に演っていた今は亡きデイヴ・カーペンター(b)なんかもいるので、ボブが入っていても不思議ではないのですが、
ラッセル・フェランテの方は、テリ・リン・キャリントン(ds)等、普段あまり演っていない?と思われるメンバーが名を連ねていたので、ちょっと意外な感じでした。
それだけ"売れっ子"だという事なのでしょうね。
何だか「自分の事の様に」とまでは行きませんが、嬉しい気分になりました。

ところで、このアルバム、お馴染みの曲がパスクァやフェランテによって絶妙にリハーモナイズされていたり、ペギー・リーの「I DON'T KNOW ENOUGH ABOUT YOU」を取り上げていたりして、期待していた通りのなかなか良い出来だったのですが、

RITA COOLIDGE-AND SO IS LOVE-BACK

録音が予想以上に良くて、嬉しい誤算で、満足しております。
当ブログでもよく話題にしている、関西発のジャズ情報フリーペーパー『WAY OUT WEST』の比較的最近のディスク・レビューで、ちょっと気になったピアニストがいたので、リーダー・アルバムを探して試聴してみたのですが、あまりピンと来ませんでした。
こういうことは、誰にでもよくあることだと思いますが、その時、検索に同時に引っかかって来た、そのピアニストがサイドメンの一人として参加している、某ギタリストのホレス・シルバー曲集を何気なく聴いてみたところ、なかなか良い感じで、リーダー作ではピンと来なかったピアニストもこのアルバムでは良い感じの演奏をしていました。
そのアルバムというのは、"YVES BROUQUI"というギタリストの『THE MUSIC OF HORACE SILVER』。
"ブルーノート風"を意識したと思われるジャケットも好きな感じです。

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実はこの人の演奏、以前『FOREIGN CURRENCY』というアルバムを聴いたことがあって、その演奏は"そこそこ"な印象だったのですが、

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今回聴いたこのアルバムは、かなり秀逸な出来映えで、ホレス・シルバー曲集としては、私の中では、ディー・ディー・ブリッジウォーターの『LOVE AND PEACE』に迫る勢いです。

DEE DEE BRIDGEWATER-LOVE AND PEACE

ところで、この人、どこの国の人なのか?、名前をどう発音するのか?全く分らないのですが、
面倒なので、今のところ全く調べる気が起りません。
そういえば、前々から、ハンガリーのこのギタリストの名前もどう発音するのか見当がつかなかったのですが、

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未だに調べておりません。(笑)



去年の9月25日の記事で、"SNARKY PUPPY"というバンドの事を書かせていただいのですが、
その追伸で、彼らの2015年のワールドツアーのライブを収録した"コアなファン向け"?と思われる、32枚組のCDボックス・セットの事もご紹介しました。

SNARKY PUPPY-WORLD TOUR 2015 BOX SET

このボックスセット、某有名店のネットショップで入手は可能なのですが、価格が4万円以上しているので、「聴くのは無理だなぁ~~~。」と思っておりました。
ところが、最近聴き始めた「某ストリーミング」で検索してみると、このワールドツアーからのライブ音源が聴けるようになっているではあ~りませんか!!
ボックスセットには、9月15日のノースキャロライナ州での演奏から11月16日のチリのサンチアゴでの演奏まで、16公演分の演奏が収録されているのですが、
何と!ストリーミングでは、それとは別の5公演分(ストックホルム、オスロ×2、リオデジャネイロ、シアトル)の演奏が聴けるようになっているのです!!

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演奏している曲が、この5公演分だけで何曲もダブっているので、ワールドツアーで演奏されたレパートリーの殆どが網羅されていると思われます。
日によってアレンジやアドリブソロに若干の違いがあるにしろ、これだけ聴ければ、彼らの当時のライブの雰囲気を十分窺い知ることが出来ると思われます。(有難や、有難や!!)
ところで、このライブで演奏されているのは、2009年から2013年にかけて「スタジオにオーディエンスを入れてライブ収録した」3枚のアルバム『TELL YOUR FRIENDS』、『GROUND UP』、『WE LIKE IT HERE』からの曲が殆どなのですが、
これらのスタジオ・ライブでは、リズムセクションが「キーボード奏者4人+ギター奏者3人」という大人数編成になっていて、スタジオ収録という事もあってか?お互いの役割分担を意識したバランスのとれた印象のサウンドだったのに較べ、
ワールドツアー・ライブでは、基本的に「キーボード奏者2人&ギター奏者1人」というシンプルな編成になっていて、躍動感のあるサウンドになっている様な感じがして、私的には、こちらの方が好みでした。
しかし、スタジオ・ライブの方には、DVDも付いていて、映像でも楽しめるようになっているところがミソなので、
"スタジオ"ではない"本物?"のライブのDVDも、ぜひリリースして貰いたいものです!!
前々回の記事でも申し上げたとおり、非常に遅ればせながら!"e.s.t."を1st.アルバム(1993年作品)から年代を追って聴いて行っているのですが、
先日聴いた2000年の作品『GOOD MORNING SUSIE SOHO』には、チョットびっくりさせられる所がありました。
(下のアルバム・ジャケットの画像、本当は反時計回りに90度回転した状態ですが、見にくい?ので・・・。)

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このアルバムには11曲収録されていて、最後は『REMINISCENCE OF A SOUL』という12分弱の長い曲なのですが、
この曲、6分過ぎたあたりで演奏が一旦止ります。
そして、そこから約1分間"無音"の状態が続き、7分過ぎたあたりから全く違う曲が始まるのです。
"無音"が数秒あるというケースは時々ありますし、ライブで「メンバーの動きと音が暫くフリーズして再開する。」という演出はよく見かけたりしますが、スタジオ録音盤で「1分間無音」というのにはチョット驚かされました。
最後の曲だし、そんなに不自然な止り方でもないので、下手をすると6分過ぎたところで「このCDはここで終わり!」と思われて止めてしまう人がいるかもしれません。
どういう意図でこうしたのか?曲のタイトル(直訳すると"魂の回想"?)からも私の英語力と想像力では思い付きません。
"無音"の部分も含めた組曲ということなのか?
あるいは、「CDプレーヤーが故障!?」とか「不良品ディスク!?」と聴いた人を不安にさせようという悪戯ですかね・・・。
私もYouTubeでこの曲を検索・再生して、「本当にこの1分間の無音が存在しているのかどうか?」を確認してしまいました。
まんまと彼らの思う壺にはまってしまったのかも・・・!?
そして、その後のアルバムでも最終曲は10分を超える長尺となっていて、同様の"無音"の仕掛け?が施されている事が判明!!
『STRANGE PLACE FOR SNOW』(2002年作)では3分、『SEVEN DAYS OF FALLING』(2003年作)では1分、『VIATICUM』(2004年作)では4分、『TUESDAY WONDERLAND』(2006年作)では3分の"無音"が挟まっています。
ここまで来ると、これは「彼らの典型的なパターン」という事なのでしょうか・・・!?
2008年に、スキューバダイビング中の事故で惜しくも亡くなってしまったスウェーデンのピアニストESBJORN SVENSSON。
彼が率いていた"e.s.t.(Esbjorn Svensson Trio)"の事は、ストックホルムでの2000年のライブDVDを観ていたり、多くの人から高く評価されていたりという事もあって、以前からず~~~っと気になっていたのですが、非常に遅ればせながら!最近ようやく聴き始めました。
まず最初に、私の大好きなセロニアス・モンクの曲を演奏している『PLAYS MONK』(1996年作品)から聴き始めて、

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その後は、1st.アルバムの『WHEN EVERYONE HAS GONE』(1993年作品)から順に聴いて行っているのですが、

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CDラックに収納しようとした時、"e.s.t."で「E」のところに納めようか?、"Svensson"で「S」のところに納めようか?、どうしようか?と迷ってしまいました。
そこで、いろいろ調べてみたところ、アルバム・ジャケットでは、1998年録音(リリースは1999年)の『FROM GARGARILN'S POINT OF VIEW』から、"e.s.t."とも表記されるようになったようで、それまでは、"Esbjorn Svensson Trio"とだけ表記されているようです。

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例外的に、1995年録音のライブ・アルバムは、タイトルが『E.S.T. LIVE '95』となっていますが、
このアルバムは、最初スウェーデンで『MR. & MRS. HANDKERCHIEF』というタイトルでリリースされたものを、2001年に前記のタイトルに変えて再リリースされた物のようですし、"e.s.t."が大文字にもなっているので対象外!?

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そして、2010年7月号をもって60年以上の歴史に幕を引いた"スイングジャーナル(SJ)誌"が、毎年1月号の別冊付録として出していた『完全データ・ブック』(前年の1月号から12月号のディスク・レビューで紹介したソフトを、ミュージシャンのファミリーネーム又はバンド名の頭文字のアルファベット順に並べて網羅したもの)でも調べてみようと思い、
SJ誌が、このトリオを取り上げ始めた2002年版を見てみると、

SJ-2002 DISC DATA BOOK

その年の最新録音盤『STRANGE PLACE FOR SNOW』は、"e.s.t."として扱われて「E」のところに掲載されているのに、
前述した『E.S.T. LIVE '95』は、"Esbjorn Svensson Trio"として扱われて「S」のところに掲載されているという変則的な事になっていました。
SJ誌さんも、どうしたものか迷っていたのかも・・・。
ところが、翌年の『完全データ・ブック』からは、再発された旧譜も含め"e.s.t."として扱われ、全て「E」のところに掲載されるようになっていました。
ということで、彼らが「スヴェンソンがリーダーのトリオではなくて、3人のユニットだと捉えて欲しい。」と思って使い出したのではないか?と思われる"e.s.t."の方を採用して、「E」のところに収納することにしました。
どうでもいい些細な事だとも思いますが、未解決でモヤモヤしていた事がある程度分ってスッキリしました。
以前の記事で、「カーリン・アリソンが2002年12月に店に来てくれて、その時彼女の『BALLADS』というアルバムを流したところ、当時リリースされたばかりの最新盤『IN BLUE』をプレゼントしてくれた。」というエピソードを何度がご紹介したことがありますが、

KARRIN ALLYSON-BALLADS

KARRIN ALLYSON-IN BLUE

それ以来、彼女がアルバムを新たにリリースする度にゲットして来ました。(単純な奴です!)

ところが、ず~~っと気になっていたにもかかわらず、それ以前の初期のアルバムを聴けていなかったので、
この度、1作目の『I DIDN'T KNOW ABOUT YOU』から、

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5作目の『DAYDREAM』まで聴いてみました。

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アリソンが来店してくれる数日前から、「ダニー・エンブリー(g)、トッド・ストレイト(ds)、ボブ・ボウマン(b)」というバックを務めていたメンバー達も来てくれていたので、彼らが、この初期の5枚の録音全てで参加しているのが懐かしくて嬉しかったりもしたのですが、
どのアルバムも選曲やアレンジが結構面白くて、5枚連続で聴いたにもかかわらず(一日で聴いたのではなくて、数日かかけて聴いたのですが、)、全く飽きることがなくて、聴きごたえ十分でした。

『DAYDREAM』には、「DONNA LEE / INDIANA」という曲が収録されていて、
予想どおり、チャーリー・パーカー作の「DONNA LEE」を、パーカーがコード進行を拝借したと言われている「INDIANA」と同時進行で演奏しているのですが、
『最初のテーマでは、カーリン・アリソンが「DONNA LEE」をスキャットで歌うバックで「INDIANA」が演奏され、最後のテーマでは、それを逆転させて、アリソンが「INDIANA」を歌い、バックが「DONNA LEE」を演る』という凝りようです。
良くありそうな手法のような気もしますが、「何処で誰が演っていたか?」と考えてみると、なかなか思い付きません・・・。

また、3作目の『AZURE-TE』でも、1曲目の「HOW HIGH THE MOON」で、テーマを歌った後に、この曲のコード進行を使ってパーカーが作った「ORNITHOLOGY」のテーマをスキャットしていたり、6曲目に「YARDBIRD SUIT」を演っていたりするのです。

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2002年に来店してくれた時に、「今はニューヨークに拠点を移して活動しているけれど、それまではカンザスシティーを拠点にしていた。」と言っていましたし、これら5枚の初期のアルバムの殆どが、カンザスシティーで録音されているので、もしかしたら彼女はカンザスシティー出身で、チャーリー・パーカーがアイドルだったのかもしれませんね。

ということで、少し調べてみたところ、
『カンザス州のグレート・ベンドという町で生まれて、ネブラスカ州のオマハやサンフランシスコのベイエリアで育った。』ということでした。
グレート・ベンドやオマハから一番近い大都会が、ミズーリ州の"カンザスシティー"(カンザス州との州境付近)ということで、納得!!(近いと言っても、250kmから300km弱離れていますが、広大なアメリカ大陸の中では近いということで・・・。)
10月5日の記事で、マイク・マイニエリ率いるステップス・アヘッドの最新盤ライブ・アルバムをご紹介しましたが、
このアルバムをきっかけに、まだ聴けていなかったマイニエリのアルバムを聴いてみようと思い立ち、
思い付くままに聴いているところなのですが、
最近聴いたのが『MAN BEHIND BARS』という1995年のアルパム。

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マイニエリが多重録音を駆使して全ての楽器を演奏しているというので、かなり警戒?していたのですが、
聴き始めるや否や、あっさり予想は覆されてしまいました。

ウェイン・ショーター作(マイルスとの共作?)の「E.S.P.」や、

MILES DAVIS-ESP

ジョン・コルトレーン作の「EQUINOX」といった個性的な曲を
マイニエリ・ワールド化して演っていたり、

JOHN COLTRANE-COLTRANES SOUND

スタンダードも「THE NEARNESS OF YOU」と「ALL THE THINGS YOU ARE」を演っているのですが、
前者は、原曲に結構忠実な演奏なのに対して、後者は、素人の私には原曲が分らない程崩した演奏(こういうのを「リハーモナイズ」って言うんでしょうか?)になっていたり、

ドラムだけをモノラルのチープな音質の打ち込み風にしておいて、それをマイニエリのヴァイブ等のふんわりした広がりのある高音質なサウンドで包み込んだ、不思議な感触のオリジナル曲(と思われる)「SATYR DANCE」等があったりして、色々楽しませてくれます。

そして、それらのヴァラエティーに富んだ曲の数々全てが、極自然にマイニエリ・ワールドになってしまっているという訳なのです。

アルバムのタイトルや、ジャケットのデザインも秀逸だと思います。
先日、スティーヴ・カーンの『BACKLOG』というアルバムが、日本先行リリースされました。

STEVE KHAN-BACKLOG

このアルバムは、前々作『PARTING SHOT』、前作『SUBTEXT』に続いて、カーンがラテン・リズムで独自の世界を繰り広げて来たシリーズの3作目という位置付けになっているようで、
前2作同様、セロニアス・モンクやオーネット・コールマン等の「ジャズメンのオリジナル曲」も独特のラテン・アレンジでカバーしていて、今回もなかなか興味深い内容になっております。
まず1曲目に収録されているのが、モンクの「CRISS CROSS」なのですが、
ジャズ・ライフ誌の最新号(10月号)に、このアルバムについてのカーンへのインタビュー記事が掲載されていて、
カーンが、この曲へのコメントの中で、ジェリー・ゴンザレスというトランペーター兼パーカッション奏者が、モンクの曲をラテンで演奏している『RUMBA PAPA MONK』というアルバム(1988年)を引き合いに出しています。

JERRY GONZALEZ-RUMBA PARA MONK

このアルバム、実は前作『SUBTEXT』リリース時の同誌のインタビュー(約2年前)でもカーンは引き合いに出していたので、
「ああ~、この話は前にも言ってたなあ~~。それで、その時にこのアルバム買ったんだったなあ~~。」と思い出したのですが、
今回のインタビューでは、このアルバムの他に、ケニー・カークランド(p)の『KENNY KIRKLAND』という彼の初リーダー作(1991年)に収録されているラテン・アレンジの「CRISS CROSS」についても話しています。

KENNY KIRKLAND-1ST

以前、当店の常連さんだったピアニストのM氏が来店された時に、ジェリー・ゴンザレスの『RUMBA PAPA MONK』を流したところ、
「この人、ケニー・カークランドのアルバムでパーカッション叩いているでしょ。」と教えていただいた事も思い出したので、改めて聴いてみようと思います。




私が贔屓にしているミュージシャンの一人、マイク・マイニエリ(vib)が率いる"STEPS AHEAD"の新譜が9月21日にタワーレコードから先行発売されました。(他のところからは、輸入盤で10月7日頃から入手可能なようです。)

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メンバーは、マイニエリの他に、ビル・エヴァンス(ts,ss)、チャック・ローブ(g)、トム・ケネディー(b)、スティーヴ・スミス(ds)というなかなかの面子ですし、
「BLUE MONTREUX」、「POOLS」、「SELF PORTRAIT」、「SARA'S TOUCH」等の私好みの曲も収録されていて良さそうな感じです。
そして、前記のメンバー以外に『WDRビッグバンド』というドイツ(ケルン)のビッグバンドも共演しているのですが、
「どこかで聞いたことがある名前だな・・・。」と思ったので、少し調べてみたところ、
ランディ・ブレッカー名義のバンドに、病気で療養中だった弟のマイケルがゲスト参加したライブ・アルバム『SOME SKUNK FUNK』(2003年、ドイツのレバークーゼンで収録)に名前を見つけました。

RANDY BRECKER WITH MICHAEL BRECKER-SOME SKUNK FUNK

ドイツでは有名なビッグバンドのようです。

閑話休題、"STEPS AHEAD"といえば、一昨年、マイニエリ、ボブ・シェパード(sax)、イリアーヌ(p)、マーク・ジョンソン(b)、ピーター・アースキン(ds)というメンバーで来日したのですが、いつものように?東京公演だけで大阪には来ませんでした。
サックスのボブ・シェパードさんは何度か来店してくれていたので、会いたかったのですが・・・。
ボブさんは、その前後に「ボブ・ミンツァー・ビッグバンド」や「ピーター・アースキン・バンド」の一員としても何度か来日しているのですが、残念ながら毎回"東京公演のみ"でした。

PETER ARSKINE-DR UM

来てくれたら絶対聴きに行きたいので、頼むから大阪にも呼んでくれ~~~!!!

ここのところ、前々から気になっていたマイケル・フランクスの1995年のアルバム『ABANDONED GARDEN』(1994年12月に亡くなった"アントニオ・カルロス・ジョビン"にトリビュートして制作されたアルバム)をストリーミングやYouTubeで聴いていたのですが、なかなか良い感じだったので、CDで手に入らないものかと探してみたところ、とても安価でコンディションも良い物を発見。即ゲットしました。

MICHAEL FRANKS-ABANDONED GARDEN

マイケル・フランクスのアルバムは、豪華なミュージシャンを起用していることが多いので、どんなメンバーで演っているのかとても気になっていたのですが、ストリーミングやYouTubeでは音は聴けてもレコーディングのデータまでは分らなかったので、CDのブックレットの小さな文字を頑張ってじっくり読んでみたところ、
アート・ファーマー(tp)、ランディ・ブレッカー(flh)、マイケル・ブレッカー(ts)、デヴィッド・サンボーン(as)、ジョシュア・レッドマン(ss)、アンディ・スニッツァー(as)、ボブ・ミンツァー(fl)、チャック・ローブ(g)、ジェフ・ミロノフ(g)、カーラ・ブレイ(p)、イリアーヌ・エライアス(p)、ボブ・ジェイムス(p)、ラッセル・フェランテ(p)、ギル・ゴールドスタイン(p)、ジミー・ハスリップ(b)、マーク・ジョンソン(b)、スティーヴ・スワロー(b)、クリスチャン・マクブライド(b)、マーク・イーガン(b)、ピーター・アースキン(ds)、ルイス・ナッシュ(ds)、ドン・アライアス(per)、マノロ・バドレーナ(per)等といった面子が名を連ねていて、ラッセル・フェランテ、ギル・ゴールドスタイン、カーラ・ブレイ、ボブ・ミンツァー、イリアーヌ・エライアス、ジミー・ハスリップ等は曲によってプロデュースやアレンジにも関わっていました。
いつも以上の豪華で多彩なメンバーに驚いております。
『ジョビンへの敬意のなせる技』ということなんでしょうね。
いつも聴いているFM-COCOLOのジャズ番組「WORLD JAZZ WAREHOUSE」の7月10日の放送で、『SNARKY PUPPY』というバンドの最新アルバム『CULCHA VULCHA』から「SEMENTE」という曲が流れていました。

SNARKY PUPPY-2016-CULCHA VULCHA

ラテン・フレイバーのフュージョンっぽい曲で、なかなか良い感じだったので、どういうバンドなのか調べてみたところ、
2004年にテキサスで結成され、現在はニューヨークで活動していて、
2006年に『THE ONLY CONSTANT』というアルバムでデビューしているようです。

SNARKY PUPPY-1ST 2006-THE ONLY CONSTANT

その後、2007年にセカンド・アルバム『THE WORLD IS GETTING SMALLER』、

SNARKY PUPPY-2ND 2007-THE WORLR GETTING SMALLER

2008年にサード・アルバム『BRING US THE BRIGHT』をリリースし、

SNARKY PUPPY-3RD 2008-BRING US THE BRIGHT

その後、既にもう6~7枚(合計10枚程)のアルバムをリリースしているようで、グラミー賞の受賞経験もあり、日本にも何度か来ているそうです。
ということで、「初期のアルバムから少し聴いてみようかな・・・。」と思って調べてみたところ、
上記の3作品は既に廃番となっていたので、YouTubeで検索してみたところ、この3作品の収録曲の中から10曲程聴くことができました。
リーダーがベーシスト(マイケル・リーグという人です。)ということもあってか?リズム・セクションはかなりのハイレベル。
キーボード奏者(3人程いるようです。)が、フェンダーローズやウーリッツァー、クラビ、ハモンド、ムーグシンセ等のアナログ楽器を好んで使っているので、ハイパーなのに無機質で冷たい感じはなく、随所にファンキーな局面があります。
サックスやトランペットのプレーヤー、曲によってはバイオリン等の弦楽器も入っていて、ジャズ、フュージョン、ソウル、ファンク、プログレ、ラテン、各種民族音楽、クラシック等の様々なジャンルの要素が感じられる演奏で、なかなか興味深いバンドです。
まだ店を営業していた2年程前に、あるお客さんから、スタン・ゲッツの『NOBODY ELSE BUT ME』というアルバムを薦めていただいたので、ネット検索して探してみたのですが、その時には高価な中古盤しか見つからなく、その後も何度か探してみたものの同じような情況が続いたので買いそびれていました。
ところが、先日ふと何となく検索してみたところ、安価で状態の良い中古盤を発見。 無事ゲットすることができました。

STAN GETZ-NOBODY ELSE BUT ME-CD JACKEでT

そして、ライナーノーツを読んだりして色々と調べてみたところ、このアルバム、1964年3月に録音されたものの、当時ゲッツはボサノバのアルバムが売れに売れていたため、レコード会社の意向で「ボサノバを演っていない」このアルバムのリリースは見送られて、30年経った1994年に、未発表録音盤としてリリースされたという事のようです。
録音メンバーは、ゲッツとゲイリー・バートン(vib)+ベース&ドラムという編成になっていて、とても隙間が多くて空間を感じるサウンドで、ゲッツがホットに吹く曲もあるのですが、全体的には、とても風通しが良いクールな雰囲気で、夏にピッタリなアルバムです。
この時期のこの編成での録音は、他には『GETZ AU GO GO』(10曲中6曲でアストラッド・ジルベルトが歌っているので、純粋にカルテットが聴けるのは4曲だけ)や『IN PARIS』のようなライブ物しか出ていないようで、

STAN GETZ-GETZ AU GO GO

スタジオ録音のこのアルバムは、音も良くて、ゲッツや他のメンバーの演奏も充実しているので、とても満足しております。
欲を言えば、演奏のイメージに合わせて、ジャケットのデザインを、もう少し考えてもらいたかったものです。

そして、以前の記事でも書かせていただいたように、
このカルテットが演奏しているところが、1964年のある映画で一瞬見ることができるのですが、

STAN GETZ A GILBERT 1964-2

残念ながら?ここでもバンドは、アルバム『GETZ AU GO GO』と同様、「イパネマの娘」を歌うアストラッド・ジルベルトのバックを務めているという設定になっているのでした。

STAN GETZ A GILBERT 1964 MOVIE-SGAG

まあ、このカルテットでの録音が30年間お蔵入りするほどボサノバ・ブームが凄かったということなので、仕方がないですね。
あっ、私、ボサノバも結構好きなんですよ・・・。 特に夏になると・・・。 ホントですよ・・・!
先週の日曜日、いつも聴いているFM-COCOLOのジャズ番組で、トニー・パストールという聞いたことのない人のビッグバンドの、1945年から1950年の録音が収録されているアルバムから2曲が紹介されていました。

TONY PASTOR 1945-1950-CD JACKET

DJのクリスさんの解説によると、この人は「アーティー・ショウ楽団出身で、ショウの楽団を引き継いで自身の楽団を結成し、ローズマリー・クルーニーを見出して専属歌手にし、彼女を世に送り出した人物で、当時の人気投票ではコールマン・ホーキンスやレスター・ヤング等をおさえてサックス部門の首位にもなったこともある」そうです。
番組では紹介された2曲の他にも、クリスさんがパストールについて解説している場面のバックでも彼のビッグバンドの演奏が流れていて、これがパストール自信が歌っている『ワン・ミートボール』という曲で、「ある男がレストランに入ってはみたものの、15セントしか持っていなかったので、ミートボールをひとつだけ注文したところ、ウエイターに大きな声で『"ミートボール"一丁』と言われて恥ずかしい思いをした」という内容の歌詞のコミカルな曲だったのですが、
この曲、ライ・クーダーがファースト・アルバムで歌っていて、それがとても印象的だったので、すぐにそれと分りました。

RY COODER-RY COODER

そして、ライ・クーダーのレコードの解説を読んでみると、この曲は「ライが8歳の時に両親からレコードをプレゼントされたジョッシュ・ホワイトという人のレパートリー」だということで、

JOSH WHITE

ライは、このレコードを聴いたことがきっかけでギターの虜になり、その後父親からマーチンのギターを買ってもらい自己流でギターをやり始めたのだそうです。

いや~~~、ミートボールが繋がって『つくね』になっちゃいました!!(笑)

3MEATBALLS.jpg



先日、関西を中心に活動されているピアニストI氏が来店されました。
I氏がご自宅で鳴らしておられるスピーカーと、当店のスピーカーが同じメーカーだという事もあって、オーディオ談義で盛り上がる中、
I氏が「サミー・デイヴィス・ジュニアとカーメン・マクレーのデュエット盤『BOY MEETS GIRL』を探しているのだけれど、なかなか見つからない。」とおっしゃっていたので、探してみたところ、
コンディションが良好な中古CDが見つかったので、早速ゲットしました。

SAMMY DAVIS JR CARMEN MCRAE-BOY MEETS GIRL

このアルバムの9曲目に収録されている「A FINE ROMANCE」という曲で、サミーが「TOMATO」を"トメイト"と発音して歌うのをカーメンが『それは"トマート"よ』と言ったり、次にサミーが「POTATO」を"ポタート"と発音して歌うと『それは"ポテイト"よ』と言って発音の間違いを指摘するところがあるのですが、
これは、ガーシュイン兄弟の『レッツ・コール・ザ・ホール・シングズ・オフ』という曲からの引用なんだそうです。
でも、「TOMATO」は"トメイト"が正しい発音だと思うのですが、どうでしょう?
ガーシュイン兄弟のこの曲が、何というミュージカル(映画?)のどういうシチュエイションで歌われているのかがとても気になってきました。

ところで、前回の記事で、マーヴィン・ゲイとタミー・テレルのデュエット盤をご紹介しましたが、

MARVIN GAYE TAMMI TERRELL-UNITED

ソウルとジャズの違いはあるとはいえ、
2枚続けて、デュエット盤を購入したのは初めてかも・・・・・。


5月24日の記事で、「スティーヴ・カーン(g)が、セロニアス・モンクの曲を結構たくさん取り上げている。」と書きましたが、
その時、『過去のカーンのアルバムから、モンクの曲を演奏したものを集めたコンピ盤を作ってみよう!!』と思い付きました。
こんな感じのジャケットを作って、

STEVE KHAN PLAYS THELONIOUS MONK-JACKET

内容は、こんな感じです。

STEVE KHAN PLAYS THELONIOUS MONK-CREDITS

そして、このコンピ盤を作っている内に、カーンがモンクの他に良く取り上げている"ウェイン・ショーター"や"オーネット・コールマン"のコンピ盤も作ってみたくなって、勢いで"シリーズ物"っぽく作ってしまいまいた。

STEVE KHAN PLAYS WAYNE SHORTER-JACKET

STEVE KHAN PLAYS ORNETTE COLEMAN-JACKET

こういった切り口で改めて聴いてみると、オリジナル盤の時とは又違った感じで聴けて新鮮でした。

P.S.
オーネット・コールマンは、先日惜しくも亡くなってしまいましたが、
数年前の"東京JAZZ"でも"ドタキャン"(?)していたので、その頃から体調を崩していたのでしょうね。



前回の記事で、『スティーヴ・カーンが、近作2枚の中で、以前から彼がよく取り上げて来たセロニアス・モンクの曲をラテンフィールで演奏している。』とご紹介しましたが、
カーンが、1年程前のジャズライフ誌のインタビュー記事の中で、「モンクの曲を取り上げた作品でベストの1枚」と言って、ジェリー・ゴンザレスというトランペッター(パーカッションも演奏)の『RUMBA PARA MONK』というアルバムを推薦していて、「ここで取り上げられている曲には手を出したくない。」とまで言っていたのを発見したので、早速ゲットしました。

JERRY GONZALEZ-RUMBA PARA MONK

ここでも、ほぼ全面的にモンク曲をラテンで演奏していて、なかなか良い感じです。
最近かなり暑くなって来た事もあって、只今"ヘビーローテーション"中です。
最近、『自分が持っているCDや映像について書かれた音楽雑誌の特集記事をスクラップしておこう』と思い、7年分位のバックナンバーをチェックしていたところ、スティーヴ・カーン(g)の記事に出くわし、彼の最近の2作品を買いそびれていたのを思い出しました。
そこで、早速ネットショップでチェックしたところ、発売当時よりもリーズナブルな価格になっていたり、ポイントも貯まっていたりしたので早速オーダーし、去年リリースされた『SUBTEXT』は既に到着、

STEVE KHAN-SUBTEXT

2011年にリリースされた『PARTING SHOT』は、現在取り寄せ中です。

STEVE KHAN-PARTING SHOT

スティーヴ・カーンは、その独特の雰囲気が気に入っていて、デビュー盤の『TIGHTROPE』から2007年にリリースされてグラミー賞にもノミネートされた『BORROWED TIME』jまで全ての作品を持っているのですが、

STEVE KHAN-BORROWED TIME

『BORROWED TIME』からは、カーンの独特の世界に、ラテンフレイバーも取り入れ始めていて、(もう少し前のアルバムでもその傾向の曲は少しありましたが・・・・・。)
このコンセプトが今回購入した近作の2枚にもほぼ全面的に聴くことが出来ます。
また、カーンは以前からセロニアス・モンクの曲をよく取り上げているのですが、
(オーネット・コールマンやウェイン・ショーターの曲もよく取り上げています。)
『BORROWED TIME』や今回購入した近作の2枚でもモンクの曲を演っていて、
前述した様に、ここではラテンのリズムにのせて演奏しています。
『モンクとラテン』と聞くと、『水と油』と思ってしまいますが、
カーン独特のスパイスも効いて、なかなか良い感じに仕上がっております。

P.S.
今回ご紹介したスティーヴ・カーンの近作2枚『SUBTEXT』と『PARTING SHOT』は、
何故か?国内盤と輸入盤でジャケットのデザインが違っていて、

STEVE KHAN-SUBTEXT-JAPAN VERSION

STEVE KHAN-PARTING SHOT-JAPAN VERSION

この記事の最初に載せているのが、輸入盤の方のジャケットで、私が購入したのも輸入盤の方です。
どうして、こんな事になったのか分かりませんが、出来れば止めてもらいたいものです。