Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

当店にも時折来店してくださるエッセイストの武部さんが最近『ウイスキー・アンド・シネマ ~ 琥珀色の名脇役たち』というエッセイ集を出版されました。

WHISKY AND CINEMA-BOOK WITH OBI

『WHISKY WORLD』というウイスキーの専門雑誌に寄稿されていた「映画にみるウイスキー模様」というエッセイを加筆・修正されたということです。
観たことがある映画もたくさん紹介されていて「あ~~~、そんなシーン、あったあった!!」とか「そんなシーンあったかな~~?」だとか、観たことのない映画でも「この映画、機会があればチョット観てみたいなあ・・・・・。」等と思いながら、本という物を殆ど読まない私にも、あっという間に楽しく読めてしまいました。
武部さんは、この他にもケルト文化やお酒や映画等をテーマにした本をたくさん出されていますが、今回と同じ様に、映画の中に出て来るお酒について書かれている『シネマティーニ ~ 銀幕のなかの洋酒たち』という本も以前出版されていて、こちらも、私でもあっという間に読めてしまいました。
先日、ポール・ニューマン主演の1982年の映画『評決(THE VERDICT)』を、家内が録画していたのを一緒に見ました。

PAUL NEWMAN-THE VERDICT-DVD JACKET

ニューマン演じる"飲んだくれ"の弁護士"フランク・ギャルビン"が、行きつけのバーで、"銘柄を指定して"オーダーするのが、アイリッシュ・ウイスキーの『ブッシュミルズ(BUSHMILLS)』です。

BUSHMILLS IRISH WHISKEY

1608年に、世界で初めて"ウイスキー蒸留免許"を取得した"ブッシュミルズ蒸留所"の主力ウイスキーです。
フランクが、自宅で『ブッシュミルズ』を飲んでいるシーンもあります。

ところで、ニューマンといえば、(以前の記事でもご紹介しましたが)1961年の映画『ハスラー(THE HUSTLER)』でも、

PAUL NEWMAN-THE HUSTLER-DVD JACKET

ニューマン演じる"エディー"が、プール・バーで必ず『JTSブラウン』というバーボンを、"銘柄を指定して"オーダーしていました。

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これって偶然でしょうか?
それとも、ニューマンとウイスキーには何か特別な縁でもあるのでしょうか?
前回の記事でご紹介した『WORDS AND MUSIC』という、ロレンツ・ハートとリチャード・ロジャースの作詞・作曲コンビを描いた1948年の映画の中で、
ミッキー・ルーニー演じるロレンツ・ハートが、ペギーという歌手ーが歌っているクラブへ行って、彼女とお酒を飲むシーンがあるのですが、

SPEAK EASY-2

ウエイターが注いでいるお酒のボトルは紙で包まれていて、

SPEAK EASY-1

二人は、お酒を"ティーカップ"で飲んでいます。

SPEAK EASY-3

これは、禁酒法時代にあった『スピーク・イージー』という闇酒場で飲んでいるという設定なんでしょうね。
ロレンツ・ハートがリチャード・ロジャースと活躍した時期(1925年~1942年)と禁酒法が施行された時期(1919年~1933年)は重なっているので、不思議ではないのですが、
あまり"隠れて飲んでいる"という緊張感は感じられません。
映画の進行上、こういう雰囲気にしたのか?、"禁酒法"といっても、そんなに厳しく取り締まられていなかったのか?、実際はどうだったのでしょうね。

ところで、"禁酒法"と言えば、この『BROOKLYN LAGER』というビール。

BROOKLYN LAGER-BOTTLE

そのラベルの上の方には『THE PRE-PROHIBITION BEER』と書いてあります。
"PROHIBITION"というのは、この場合、"禁酒法"という意味になる様で、『禁酒法以前のビール』ということの様です。

BROOKLYN LAGER-LABEL

『禁酒法以前のビール』なんて勿論飲んだことありませんが、
このビールは、"フルーティー"で、"適度な苦み"もあり、"後味がスッキリ"していて、"香りも楽しめる"という出来映えで、私はとても気に入っていて、当店の"一押し"にしております。
以前の記事でも書きましたが、
現在NHKのBS-2で放映中の「スタートレック・宇宙大作戦」を毎週欠かさず観ております。
先日第43話が放映されたのですが、ストーリーを要約すると以下のとおりです。

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3年前に農業開拓民が移住した星に動物を死滅させる危険な光線(植物には影響がないという設定になっています。)が降り注いでいることが判明したため、エンタープライズ号が調査に向かうのですが、
その星に着いてみると、死んでいると思っていた開拓民が元気に幸せそうに生活しているのです。
しかし、人間以外の家畜や犬等の動物は一切見かけません。
不思議に思ったカーク船長を始めとする上陸班が調査を続けていると新たな事実が.....

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この星には、この危険な光線を好む不思議な植物が繁殖していて、この植物が放つ胞子を人間が吸い込むと「怪我や病気が治って光線の影響も受けなくなり、穏やかで平和な気持ちになって、この星を楽園だと思い込んでしまい、この星を離れたくなくなってしまう。」という事実が判明したのです。
しかし時遅く、エンタープライズの乗組員もカーク船長以外の全員がこの胞子を吸い込んでしまい、この星を離れたくなくなってしまうのでした。
でも最後には「激しい感情が沸きあがると、この胞子の影響が消えて正常な精神状態に戻る。」ということが判り、全員正常に戻って、この星を離れ、一件落着となるわけです。

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ところで、この胞子の影響をまだ受けている時に、主要出演者の一人のドクター・マッコイが野原に座ってのんきにミントジュレップを飲んでいるシーンが出て来ます。
ミントジュレップを作るにはバーボンが必要です。
バーボンは、トウモロコシとライ麦(小麦の場合もあります。)と大麦麦芽があれば作れるので不思議ではないのですが、移住してから3年という設定なので、樽熟成の短い、かなり若いバーボンで作ったミントジュレップということになります。

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それにしても、ケンタッキー・ダービーで飲まれるというミントジュレップ、やはり野外で飲むのが似合うカクテルということでこのシーンに選ばれたのでしょうか?

レイ・チャールズの生涯を映画化した「レイ」。

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2004年のアカデミー賞で主演男優賞等を受賞しました。

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この作品の中で、ジェイミー・フォックス演じるレイ・チャールズは
デラ・ビーという女性と結婚して二人の間に子供も生まれるのですが、
レイは、バック・コーラスの女性と不倫してしまうのです。

その女性がホテルの部屋からレイの自宅に電話をかけてくるシーンがあります。

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彼女が「ジンも買ってあるから、部屋に来てほしい。」と頼みますが、

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レイに迷惑そうに断られて、


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そのジンを自棄飲みします。

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ここでこの女性が用意したジンが、オランダの「ボルス」というメーカーの「ジュネヴァ」なのですが、「ロンドン・ドライ・ジン」ではないところがなかなかシブイです。
でも、「ボルス」ではなく「ノールド」のジュネヴァにしていれば、もっとシブ~~~イ感じになったのではと思うのですが。

(注)オランダはジン発祥の地で、今でも伝統の製法で造られているものが多く、ジュネヴァと呼ばれています。オランダ国内では、イェネーフェル(GENEVER)とかイェネーファ(GENEVA)と呼ばれているそうです。
先日、NBA(全米プロバスケットボール協会/ナショナル・バスケットボール・アソシエイション)のオールスター・ゲームがBSでオンエアされたので見ました。
今年はニューオリンズで開催されたので、ハーフタイム・ショーはニューオリンズ・ミュージックのショーでした。

ハリー・コニック・ジュニアが司会役でピアノも弾き、

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他には、ブランフォードやウイントンの父親のエリス・マリサリス、

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今やニューオリンズ・ミュージック界のドン的存在のアラン・トゥーサン、

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ドクター・ジョン等が出演していました。

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ここで、使われているピアノがアップライトなんですが、

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「ニューオリンズでは、音楽が日常生活に密着した身近なもの」
ということを表現するために、あえてグランドではなく、アップライトにしたのでしょうか?
それとも、ピアノが6台も並んでいたので、予算の関係でしょうか?
でもやはり、バーボン・ストリートの酒場の雰囲気を出したかったんでしょうね。

ところで、NBAといえば、マイケル・ジョーダンと一緒にシカゴ・ブルズの黄金期を築いたスコッティー・ピペン。

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カーメン・マクレーに似ているなあ~~~と思うのですが、
どうでしょう?
去年の12月15日にアップした記事「純スコ~ジョン・スコ?」の中で書いていた
酢昆布「純スコ」を作っておられる「都水産」の社長さんが、このブログか当店のホームページの「JAZZ新聞」を見ておられたようで、昨日お手紙をいただだいてしまいました。
やはり、音楽がお好きな方のようで、ハリー・ジェイムズやエリントンを聴いておられたようです。(ハリー・ジェイムズの記事も書いておりますので、よろしければ御覧下さい。)
とても喜んでいただいたようで、お手紙の他に各種の酢昆布まで同梱していただき、恐縮いたしております。

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とり急ぎ、この場をかりてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
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当店の「JAZZ新聞」でも取り上げていますが、某食品会社が「1918年当時の酢昆布を再現した」というこの「純スコ」。

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ジョン・スコ(ジョン・スコフィールド)を意識してネーミングしたのでしょうか?
どうでもいい事なんですけど、気になります。
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先日、ルフトハンザ航空のパイロットというドイツ人の方が土曜日に当店に来てくたのですが、意気投合してしまい、日曜日を挟んで、月曜日にも約束どおり来てくれました。(ドイツ人は日本人と似ていて律儀なのでしょうか?)
というのも、実は私は、フランク・ザッパの大ファンなのですが、彼は、ザッパのブートまでコンプリートにコレクションしていると言うのです。
でも、ぜんぜん「お宅な」感じではなく、とてもオープンな感じで、ナイス・ガイで、すっかり盛り上がってしまいました。
彼は、ザッパだけではなく、ジャズにもとても詳しくて、マル・ウォルドロンの「4 to 1」という日本録音のアルバムを探しているそうです。
それはともかく、「ザッパ」ネタで外国人と盛り上がれるなんて思ってもみませんでした。
ジョー・ザビヌルが、亡くなったそうです。

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突然のことで、びっくりしました。
先日、神戸大学の軽音楽部の学生さんが、「ライブのチラシを置かせてもらえませんか?」と言って来たのですが、このデザインがなかなかいい感じなんです。

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ライブは、9月15日(土)17時から、大阪梅田の「amホール」で開催されます。
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ネットオークションで1980年代にリリースされたCDを落札して、手元に届いた時なんかに思うことなんですけど.....。
当時のCDは「重い」んです。
LPレコードの重量盤みたいですが、CD盤本体が重いのではなくて、プラケースが重いんです。
勿論、重量盤LPレコードと違って音質には何の関係もないのですが、何となく「いい感じ」なんです。
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当店が入居しているビル一階前の置き看板をシンプルに一新しました。
開店以来約6年、色々と考えて変えてきましたが、このシンプルなパターンで当面行くと思います。
今後ともお引き立てよろしくお願いいたします。