Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

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アラン・エバンス(ds)とニール・エバンス(org)のエバンス兄弟にギターのエリック・クラズノーが加わったオルガン・トリオ・ジャム・バンド「ソウライブ」の2000年ニューヨークでのライブ映像です。

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2曲目でアイズレー・ブラザーズの「イッツ・ユア・シング」を演奏します。
この曲では、ゲストにギターのチャーリー・ハンターという人が加わるのですが、この人の弾いているギターがチョットお目にかかれない不思議な代物なんです。

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弦が8本あって、上の2本がベースになっていて、そのためかフレットが並行に並んでいなくて扇状になっているんです。

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なぜ、わざわざこんなものを作ったのか不思議でたまりません。
こんな楽器がどうして必要なんでしょうか?
先日、神戸大学の軽音楽部の学生さんが、「ライブのチラシを置かせてもらえませんか?」と言って来たのですが、このデザインがなかなかいい感じなんです。

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ライブは、9月15日(土)17時から、大阪梅田の「amホール」で開催されます。
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このコンサートには、スティービー・ワンダーも出演していて、「エブリデイ・アイ・ハヴ・ザ・ブルース」を歌っているのですが、
この曲に続いてメドレーでジョン・コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」を演奏。
ここで、ピアノ・ソロを披露するというレアなシーンがあります。
しかし、ソロの内容は「ご愛嬌」といったところです。
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ビリー・シーンの少し後に登場するのは、ジミー・ジョンソン。
いつものプレイ・スタイル同様、ここでも派手なことはしないのですが、とてもセンスの良い「音楽的」なソロをしていて好感が持てます。
裏ベスト・パーフォーマンス賞を差し上げましょう。

その他、
テクニックを見せつけるバーニー・ブルネル。

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何故か、ディストーションをかけてギターのようなトーンでプレイするブライアン・ブロンバーグ。

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スタンリー・クラークとチョッパーの応酬をするマーカス・ミラー

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「観どころ・聴きどころ」満載のベース・バトルです。
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さて中頃でソロをとるのが、これもまたロック・バンドのベーシスト。
「ミスター・ビッグ」のビリー・シーンです。
ビリーは、「ナイアシン」というプログレ風フュージョン・バンドでもデニス・チェンバース等と演ってます。
ナイアシンでは、かなり歪んだトーンで演っているのですが、ここではかなり歪みを押さえたトーンです。
でもプレイ自体は、エレベのボディーを両手で前へ押し出して、ギターのアーミングのような効果を出す等ワイルドでダイナミックな演奏で相当「カッコイイ~~~!!!」です。
このベース・バトルのベスト・パーフォーマンスと言って良いでしょう。

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8~9年程前に大阪ブルーノートにナイアシンで来た時に聴きに行きましたが、「演奏することが好きでたまらない」という感じが全身からあふれていて、とてもいい感じの人でした。
ステージの最前列で声をかけまくっていたのですが、演奏を終えてステージを降りて来たときに私の肩をポンポンと叩いてくれて、とても嬉しかったことを覚えております。
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2002年10月24日、ハリウッドの「ミュージシャンズ・インスティテュート」で開催されたコンサートで、スタンリー・クラークが豪華なゲストと共演するという企画のライブです。
最後にスタンリー・クラークと10人のベーシストが「スクール・デイズ」でベース・ソロのバトルを繰り広げるという凄いシーンがあります。

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スタンリー・クラークのソロに続いてソロをするのが、ロック・バンド「レッド・ホット・チリペッパーズ(略して"レッチリ")」のフリー。
レッチリでのプレイからは考えられないような控えめなプレーで拍子抜けします。
シャイな人なんでしょう。

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実は、このコンサートの直後にレッチリの日本公演があって、大阪城ホールでの公演の前日にフリーが当店にフラリと現れてビックリしたのですが、その時もとても大人しい人でした。
息子がレッチリのファンだったのでサインをして貰ったのですが、壁にかけてあるエリック・ドルフィーの写真を見て「 Listen To Eric Dolphy Like Your Dad 」と粋なフレーズを書いてくれました。
その直前の映像ということで、身近な感じがしてしまいます。
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メル・トーメが六本木の"グッド・デイ・クラブ"に1990年12月29日に出演した時の映像です。
最初に「SING FOR YOUR SUPPER」と言う曲を歌うのですが、曲の途中でベニー・グッドマンの「SING SING SING」とカーペンターズの「SING」を「SING」繋がりで引用して歌います。
「なかなか粋な事をするなあ。」と思っていると、曲の最後の部分では、ガレスピーの「マンテカ」を引用して「あらら、何のこっちゃ」という感じです。
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当ブログでもCDを紹介して、5月27日に大阪のリサイタルホールで公演をしたスウェーデンのアカペラ・グループ「ザ・リアル・グループ」。
先日、NHKのBS2でスタジオとホールでのライブがオンエアされました。
CDで聴いたイメージよりも幅広いジャンルをこなしていてビックリ!!
ライブでCD以上のパーフォーマンスができるのは実力のある証拠。
結成23年で、レパートリーはグループとしては驚異の200曲以上。
「カウント・ベイシー・メドレー」なんかもやっていて、かなりいいです。
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「イン・ア・サイレント・ウエイ」では、ジョー・ザヴィヌルとウエイン・ショーターが登場します。
曲の冒頭の導入部でジョー・ザヴヌルがシンセサイザーでミステリアスなフレーズを弾くと、間髪入れずマイルスがトランペットに付いている小さなマイクにフッと息を吹きかけて、「ボッ」というようなノイズを出して絡んで行きます。 「恐るべ~~~し!!!!!!マイルス」です。
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同じく「ウォーターメロン・マン」では、フロントがケニー・ギャレット(as)とビル・エバンス(ss)の二人なのですが、ビル・エバンスがアドリブをさせてもらえずに演奏が終わってしまいます。
その結果、バック・ステージに引き上げる時のビル・エバンスの表情は上の写真のとおり「ブスッ」としております。
お気の毒さまです。
ちなみに、この時の演奏の模様は、日本以外にヨーロッパでもオン・エアーされているのですが、編集に微妙に違いがあって、この「ブスッ」とした表情をとらえているのは、日本でオン・エアーされたバージョンでしか見ることができません。(マニアックでスミマセン。)
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「ウォーターメロン・マン」では、ハービー・ハンコックがショルダー・キーボードでマイルスのミュート・トランペットをシミュレートしたような音色を使ってマイルスの本物のミュート・トランペットと掛け合いを演じます。
リラックスしていて、とても楽しそうです。
1960年代にマイルスのクインテットにいた時には、とてもこんな雰囲気では演奏できなかったでしょう。
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マイルス・デイビスのいわゆる『同窓会セッション』と呼ばれている1991年7月10日のパリでのライブで、2日前の7月8日にモントルー・ジャズ・フェスティバルでギル・エバンスとのレコーディングを再演したライブとともに、「マイルスが初めて過去を振り返った。」と言われているものです。
マイルスは、この約3ケ月後の9月28日に帰らぬ人となってしまいます。
「ウォーターメロン・マン」「オール・ブルース」「イン・ア・サイレント・ウェイ」「ジャン・ピエール」等を演奏しており、ウエイン・ショーター、ジョー・ザヴィヌル、ハービー・ハンコック、チック・コリア、デイブ・ホランド、アル・フォスター、ジョン・マクラフリン、ジョン・スコフィールド、スティーブ・グロスマン、ビル・エバンス(sax)、ダリル・ジョーンズ等の過去のマイルス・グループの錚々たるメンバーが出演しています。