Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

先日、別のアルバムを探す目的で入った中古レコード店で目的のアルバムが見つからなかったので、ついでに何気なくマル・ウォルドロンのコーナーを見てみると、何とずっと探していたこのアルバムがそこに!!
ジャケットの状態はそこそこだったので、恐る恐る盤のコンディション表示に目をやると「新品同様」!!
一応、中身を確認させてもらうと表示のとおり「新品同様」でした。
価格も「長らく廃盤状態」にもかかわらず格安だったので迷わず即ゲットしました。
実はこのアルバム、以前このブログの記事で書いた「フランク・ザッパのネタで盛り上がった」ドイツ人パイロットが最初に当店に来店した時に「ずっと探している」と言っていたので「探してみて見つかったら買っておく」と約束していたものなんです。
これで、ようやく約束が果たせたというわけです。
しかし、一生懸命入れ込んで探している時には、なかなか見つからないものが、こういう時に遭遇するというのはありがちな事ですネェ~。

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このアルバム1971年に来日した際のスイング・ジャーナル誌の企画コンサートのライブ・アルバムで、東京のヤマハ・ホールで3月2日と3日に収録されています。
マルが日本のミュージシャンと「カルテット」「ピアノ・トリオ」「ピアノ・デュオ」それに「マルのソロ・ピアノ」という4種のフォーマットで演奏しているので「4to1」というタイトルになっているようです。
共演の日本のミュージシャンは、峰厚介(as)、鈴木勲(b)、中村敬幸(ds)、菊地雅章(p)というメンバーのクレジットなのですが、峰さんのアルトはソプラノみたいに聴こえます。
ラムゼイ・ルイスの1977年の「テキーラ・モッキンバード」というこのアルバム。
現在CDは入手が難しいようで、ネットオークションやアマゾンの中古市場でも高値が付いているようです。

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モキンバードというのは、メキシコ等に生息する鳥で、他の鳥の鳴き声を真似るところから「マネシツグミ」という和名が付けられているようです。

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でも、このアルバムでは、「テキーラ」が前に付いているので、メキシコのお酒テキーラとライムと「クレーム・ド・メント」というグリーン・ペパーミント・リキュールを使った「モッキンバード」というカクテルもイメージしていると思われます。
ジャケットの絵の色使いもそれ風ですしネ。

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そして、モッキンバードといえば、この映画。
グレゴリー・ペック主演の1962年の作品「アラバマ物語」です。
この映画、原題が「To Kill A Mockingbird」と言います。
「マネシツグミ」は、アメリカ南部にも生息しているそうです。

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この映画、グレゴリー・ペック演じる弁護士アティカス・フィンチの娘スカウト(メアリー・バダムが演じています。)が何とも「いい感じ」なんです。

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それもそのはず。
この映画の原作小説(同名)は、作者(女性)の子供時代の出来事がベースになっているとの事。
つまり、スカウトは、作者自身(ハーパー・リー)ということなんです。
こんなお酒を見つけました。その名も「ジャズ・ウォッカ」
御覧の通り、ボトルがトランペットの形になっています。

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中身は、ポーランドの「ベルヴェデール」というウォッカが入っているそうです。
しかも、「ベルヴェデール」より安かったので、つい買ってしまいました。

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開けてしまうのが何となくもったいなくて、まだテイスティングしていませんが、この「ベルヴェデール」というウォッカは4回蒸留しているので、「ピュアでクリスタル」な味わいかと思いきや、以外と「クリーミー」なんだそうです。
このウォッカでカクテルを創ってポーランドのトラッペッターの名前でも付けようかと思いましたが、そんな人思いつきません。

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ダスコ・ゴイコビッチは旧ユーゴスラビアですしネェ.....
こちらは、「MJQ」が1984年に「笑っていいとも」に出演した時の模様です。

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ここでも、タモリさんがジョン・ルイスやパーシー・ヒース

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コニー・ケイやミルト・ジャクソンと「チュニジアの夜」を演奏しています。

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テーマ演奏後のブレークに続いて、タモリさんがトランペットでリードしてアドリブ・ソロに入って行くのですが、横で聴いていたミルト・ジャクソンが「なかなかやるじゃないか」てな感じでニコニコ笑っています。

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その後、ミルト・ジャクソン ~ ジョン・ルイスの順でアドリブ・ソロを演って

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テーマに戻ってブレークした後、タモリさんが無伴奏でトランペット・ソロをしてからエンディングの「ジャーン」で演奏が終わるわけですが、

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演奏が終わるとタモリさんは、MJQの面々と「握手」ではなく、「最敬礼」しています。

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名門コンボ「MJQ」と演奏できた事に敬意を表したといったところでしょうか。
なお、この映像も当店の常連さんでピアニストのM氏から提供していただきました。
リッチー・コールが1981年の来日時に「笑っていいとも」の第300回に出演した時の映像です。
ここで、タモリさんと「バグス・グルーヴ」を演奏するのですが、
テーマを演った後、タモリさん~リッチー・コールの順で (この順番でないとマズイでしょう。でもタモリさんは、かなりしっかり吹いてます。) 各々2コーラスのアドリブ・ソロを演奏し、

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その後、二人がハチャメチャなスキャツト合戦を演じてくれます。

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トランペット・ソロの時は、緊張ぎみだったタモリさんも、スキャツトでは、ここぞとばかりの快(怪?)演で暴れまくってます。

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それに負けじとリッチー・コールも本領発揮!!!

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そして演奏が終わると、お互いをたたえ合う握手で締めくくりです。

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リッチー・コールは、タモリさんが宣伝部長を務めるクラブ「J」にもよく現れていたそうで、よほど気が合ったのでしょう。

他の番組に出演した時には、アイマスクをして「私は見えなくても吹けるんだよ」と悪のりギャグではしゃいでいたのを覚えてます。

この来日時の読売ホールでのライブを収録したアルバムが「TOKTO MADNESS」です。
タモリさんは、読売ホールのライブにも飛び入りして、リッチー・コールとスキャット合戦を演じたそうです。

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去年の8月には、久しぶりに来日して全国のジャズ・クラブを回っていましたが、昔のままのイケイケの演奏だったのでしょうか?
それとも、少しは落ち着いた感じになっていたのでしょうか?
どなたか聴きに行った方がおられたら、ご来店の際に教えていただければありがたいです。

なお、このソースを提供していただいたのは、当店の常連さんで、ピアニストのM氏です。
ありがとうございました。