Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

最近、マイク・マイニエリ(vib)を中心とする『L'IMAGE(リマージュ)』というバンドのアルバムがリリースされました。
メンバーはマイニエリをはじめとして、ウォーレン・バーンハート(key)、デビッド・スピノザ(g)、スティーブ・ガッド(ds)、トニー・レビン(b)。

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マイニエリが中心となって1972年にリリースされた『WHITE ELEPHANT』と

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1977年にリリースされたマイニエリのアルバム『LOVE PLAY』。

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この2枚のアルバムの間に、マイニエリが中心になって活動していたバンドが『L'IMAGE』だったということなのですが、
当時はレコーディングのオファーはあったものの、メンバーのスケジュールが多忙になってきて、レコーディングは実現しなかったという経緯があって、
今回30数年たってようやく昔のメンバーでレコーディングが実現したということだそうです。

ところが、このメンバーによる当時の映像が残っていたんです!!!
1977年12月17日、ニューヨークのロチェスターでのライブ映像です。

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『LOVE PLAY』にも、このメンバーで吹き込まれた曲があるので、この時期までバンドはなんとか続いていたのではないでしょうか。

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モノクロで収録されていて、あまりクリアな映像ではありませんが、とても貴重なものだと思います。

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この後、メンバーが少し入れ替わって、1978年のモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演した『ARISTA ALL STARS』や

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その後、日本に来た『NEW YORK ALL STARS』へと繋がっていったのでしょう。

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やはり、マイク・マイニエリはニューヨークのフュージョン・シーンの最重要人物だったことは間違い無いでしょう。

P.S.
『L'IMAGE』のジャケットの右下にある『2.0』という数字。
どういう意味があるのでしょうか?
気になります。

さて、前回に続いて『レイ・チャールズ繋がり』ということなのですが、
今回はとても貴重なランバート・ヘンドリックス&ロスの1958年の映像です。

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メンバーは写真左から、デイブ・ランバート、アニー・ロス、ジョン・ヘンドリックスです。

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ここで彼らは、『EVERYDAY』という曲を歌っているのですが、曲の途中に『RAY'S ROCKHOUSE』という曲の一部を挟み込んで歌っています。

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この『RAY'S ROCKHOUSE』という曲、メンバーの一人でもあるジョン・ヘンドリックスがレイ・チャールズと共作したもので、後にマンハッタン・トランスファーも『VOCALESE』という1985年にリリースしたアルバムに収録しています。
このアルバムで、ヘンドリックスはヴォーカリーズ化した曲の歌詞も提供しています。

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なお、『EVERYDAY』という曲は、1957年にリリースされた『SING A SONG 0F BASIE』という
アルバムに収録されています。

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今回ご紹介する映像は、1988年から1990年にかけてアメリカで放送されたテレビ番組『ナイト・ミュージック』からです。
この番組は、デビット・サンボーンがホストを務めていて、様々なジャンルのミュージシャンをゲストに迎えて演奏やトークをするというものなのですが、ハウス・バンドが豪華で、サンボーンをはじめ、マーカス・ミラー、ハイラム・ブロック、オマー・ハキム、フィリップ・セス、ドン・アライアス、ロベン・フォード、トム・バーニー、ジョージ・デューク等が入れ替わり立ち替わりバック・バンドを務めています。

さて、最初にご紹介するのは、この人、スタンリー・タレンタインです。

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ここで、タレンタインは彼の代表曲『SUGAR』を演ってます。

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この曲は、ご存じのとおり1970年にリリースされた同名のこのアルバムに収録されてますよね。

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そして次に登場するのが、デビッド・ファットヘッド・ニューマン。
今年になって惜しくも亡くなってしまいました。

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ここでニューマンは『MAKIN’ WHOOPEE』というスタンダードを演っているのですが、これがサブトーンの効いたトーンで、吹きすぎない抑えた演奏で素晴らしいんです。

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そして、ここではマーカス・ミラーが何とウッド・ベースを弾いてます。

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この曲は、1986年リリースの『HEADS UP』というアルバムに収録されてます。

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そして、今回ご紹介する最後の人はハンク・クロフォード。
この人も今年になって亡くなってしまいました。

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この人、日本ではあまり評価されていないようですが、アメリカでの評価は高いようです。
サンボーンも『目標にしていたプレーヤー』と言っております。

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バックで演奏しているハイラム・ブロックも惜しくも昨年亡くなってしまいました

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彼はここで、『DON'T CRY BABY』他1曲を演奏してますが、サンボーンも「気に入っている」という1961年リリースの『FROM THE HEART』というアルバムに収録されております。

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ところで、今回ご紹介した3人、キャリアの初期にレイ・チャールズのバンドにいたという点で共通しているんです。
演奏スタイルを考えてみると「なるほど」と思えてしまいますが、
やはり「あちら」では、ジャズとブルース、R&B、ソウル、ファンク等はボーダーレスで繋がっているんだなと再認識しました。

4月になりました。
新入生、新入社員が目に付くシーズンです。
そこで、当店にディスプレイしているレコード・ジャケットも『私のジャズ入門アルバム』にしてみました。
当時2千数百円していたLPレコードなのですが、この時ビクターから初めて『プレスティッジの1100円盤』という廉価盤シリーズが発売され、当時レコード店でバイトしていて、ジャズに興味を持ち始めていた私は、店に来るジャズ好きの常連さんのアドバイスに素直従って
ジョージ・ウォーリントンの『THE NEW YORK SCENE』と

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ジョン・コルトレーンの初リーダー作『COLTRANE』を購入したのでした。

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この時、マイルス・デイビスの『QUINTET / SEXTET』も買いました。

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