Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

ブルー・ノート東京に2008年8月末から9月初旬に出演した『スティーブ・ガッド&フレンズ』の映像です。

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メンバーは、スティーブ・ガッド(ds)、ロニー・キューバ(bs)、ジョーイ・デフランセスコ(org)、ポール・ボーレンバック(g)というオルガン・トリオ+バリトン・サックスという編成で、ガッド・ギャングの発展型といったところでしょうか。
ガッドは、昔リチャード・ティーと二人だけで演った『TAKE THE "A" TRAIN』の様なプレイをデフランセスコと二人で『CARAVAN』で再現したりしています。

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ギターのポール・ボーレンバックはジョーイ・デフランセスコと一緒に演っている人のようです。

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ところで、ここで少し変わった事をしている曲があって、
『JUST SQUEEZE ME』というスタンダードでジョーイ・デフランセスコがトランペットを吹きながら自らハモンドB3でバッキングを付けるというシーンがあります。

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ゆったりとしたテンポで演奏しているので、特に難しい演奏をしているという事ではなく、『ご愛嬌』といった風情の演奏です。
しかし、ガッドの足下を注意して見ていると、高速フットワークをしたいのか、『ツインペダル』を使っているのです。

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でも収録されている曲には、そんな高速フットワークのシーンは無くて、いつもの感じのドラム・ソロや、いつもの感じの「曲の最後にドラムを叩きまくる良くあるパターン」の時に使っているようで、必要性を感じません。
それに、このバンドで、そんな高速フットワークなプレイは必要ないですしねェ.....。


今回は、『こんな映像あったのか!!!』とビックリのジョージ・ガーシュインです。

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後ろにオーケストラのメンバーらしき人がいるのですが、
一人で『I GOT RHYTHM』を演奏しています。

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演奏時間は1分有るか無いかという短いものですが、
動くジョージ・ガーシュインが観られるのですから文句は言えません。
ところが、この映像に『GEORGE GERSHWIN 1943』というクレジットが入って来るんです。

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ガーシュインは1937年に亡くなったはずなので、このクレジットが間違っているのだとは思うのですが、何だか、この映像に対する信頼感がチョット揺らいでおります。
以前にもご紹介した『NIGHT MUSIC』といテレビ番組。
ホストがデビッド・サンボーンで、ハウス・バンドがマーカス・ミラー、ハイラム・ブロック、オマー・ハキム、フィリップ・セス等凄いメンバーなのですが、
今回ご紹介する回は、ゲストも豪華すぎます。
まず、ゲスト・プロデューサーがトミー・リピューマなんです!!!

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そして、パティ・オースチン、

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ジョー・サンプル、

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ドナルド・フェイゲン、

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アール・クルーというゲスト・ミュージシャン達。
アール・クルーは、『DR. MACUMBA』というオリジナル曲を演奏するのですが、サンボーンとのトークの後、カウントも合図も何もせずに、いきなり曲を始めてしまうのです。
リハーサルはしているのでしょうが、『さすが超一流メンバーのハウス・バンド』と唸ってしまいました。

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それから、パティ・オースチンがジョー・サンプルと共演して『WHEN THE WORLD TURNS BLUE』という曲を歌うのですが、この曲、原曲はジョー・サンプルの代表曲『MELODIES OF LOVE』のようで、歌詞を付けて曲名を変えたようです。
こういう事はたまにあるようで、例えば、サラ・ヴォーンが『A NIGHT IN TUNISIA』に歌詞を付けて『INTERLUDE』として歌っていたりします。

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そして、番組の最後にドナルド・フェイゲンの『IGY』を演奏するのですが、
ドナルド・フェイゲンが歌うのかと思いきや、パティ・オースチンが歌ってしまい、ドナルド・フェイゲンは終始バッキハングに徹しています。

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ドナルド・フェイゲンはこのシーンだけでなく、番組の最初から最後までこの状態で、前面に出てくる事はありません。

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何故こんな勿体ないことするのでしょうか?
レコード・セールス的にも、このメンバーの中で一番ビッグだと思うのですが、
トミー・リピューマの圧力(笑)なんでしょうか?
店内にディスプレイしているレコードジャケットを更新しました。
テーマは、5月の『五月晴れ』に因んで『青空』にしました。

まず1枚目はソニー・クリスの『OUT OF NOWHERE』

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そしてもう1枚はリー・リトナーの『ON THE LINE』です。

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澄み切った青空が気持ちいいですね~~~。

ところで、リー・リトナーは、ギターをジャケットのデザインに使うことが他にもあって、
ギブソンES335をクジラ(?)に見立てた『CAPTAIN FINGERS』や

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釣り上げたカジキマグロ(?)に見立てた『THE CAPTAIN'S JOURNEY』があります。

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どちらのアルバムにも『CAPTAIN』という単語が付いているところから察するに、クルージングや釣りの趣味があるのでしょうか?