Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

先頃、当店にスペインからのお客さんが二人来店されました。
その内の一人の女性は、スペインのアンダルシア地方でジャズ・クラブを経営しているということで、名刺をくれました。
アンダルシア地方と言うと『アランフェス交響曲』『アルハンブラ宮殿』『フラメンコ』『闘牛』『シェリー酒(ヘレスという所で造られています。)』といった様なイメージが浮かびます。
ところで、このお二人は英語が殆ど喋れなかったので(もちろん日本語は全く喋れません。)スペイン語で喋りかけられて殆ど何を言っているのか分からず、後で名刺を見ても、何が書いてあるのか分からないという始末で、ホームページにアクセスしても繋がらないといった状態だったのですが、その後間もなく、いつも大阪に来たら店に寄ってくれるドイツ人パイロットが来店したので、名刺を見せてみたら、少しスペイン語が分かるらしくて、いろいろ教えてくれました。
そしてその後、自分でも辞書等で色々と調べてみました。

SPAIN-JAZZ-1.jpg

上の画像が名刺の表なのですが、まず、このジャズ・クラブの店名『EL LOCO DE LA RIBERA』というは、どうも『岸(堤)に立つクレイジーな男』と言う様な意味のようで、『サンタ・マリア』という港の近くにあるようです。
『私はクレイジーな船乗りで、いつも自分の魂の大陸を見つけている。』なんて言う良く分からない文章が書かれていたり、

SPAIN-JAZZ-2.jpg

名刺の裏の地図を見ると、店の近くに『王室の艦隊』という広場や『海産物』という名の付いた通りや『蒸気船ドック』という所があったりして、どうも船や港や海といった事にまつわる趣の店のようなのですが、(スペインと言えば『無敵艦隊』なんていうイメージもありますしねぇ。)何故かロゴ・マークは牛になっていて『闘牛』のイメージもあったりして、何だか『ごった煮状態』で、今一つコンセプトが何なのか良く分からない状態です。
まあ~~とりあえず、どうでもいいっか!!!
良く言われることですが、
ミュージシャンによっては『サイドマンとして参加している時は良い演奏をするのに、リーダーになるとそれ程でもない』ということってありますよね。
サイドマンとして参加すると、一人のミュージシャンとして気軽にのびのびと演奏できるのに、リーダーだと全体の事を考えたり、意気込んでしまって力が入り過ぎるということもあるのでしょか。
例えば、私的にはコルトレーンの「BLUE TRAIN」でのリー・モーガンや(モーガンはリーダー作でも良い演奏はありますが・・・・・)

JOHN COLTRANE-BT

ペッパーの「MEETS THE RHYTHM SECTION」でのフィリー・ジョー・ジョーンズなんかがその典型的な例で、

ART PEPEER-MTRS

この時の演奏は、イマジネーションが豊かなうえにオーバー・プレイになっていなくて、彼らのベスト・プレイなのではないかと思ったりもしております。

そして映像版の『サイドマンで本領発揮』の一つとして、1985年のモントリオール・ジャズ・フェスティバルに出演したマイルス・デイビス・バンドのジョン・スコフィールドをご紹介しましょう。

JOHN SCO-1985-1

勿論ジョンスコはリーダー作にも良い演奏はあるのですが、ここでは「マイルス・マジック」というのもあるのかもしれませんが、例の『ウネウネ系』のソロは凄まじくて、『解き放たれた野獣』の様なプリミティブなパワーを発散して暴れ回ってます。

JOHN SCO-1985-2

JOHN SCO-1985-3

『ここまでサイドマンが目立ってしまっていいの!?』って感じで、マイルスの心境はどうだったのでしょうか?
前々回の記事でご紹介したマイルス・デイビスが『NIGHT MUSIC』というテレビ番組に出演した時の映像なんですけれど・・・・・。マイルス・バンドのケニー・ギャレットが変なサックスを吹いているんです!!!

KG1989-1.jpg

音色はアルト・サックスなんですが、曲がってなくて、ソプラノみたいに『まっすぐ』なんです。

KG1989-2.jpg

ローランド・カークが使っていた『ストリッチ』みたいです!!!

RK-STRICH.jpg

今時(と言っても20年前ですが)こんな楽器あるんでしょうか?
ソプラノの『曲がってる』のは見たことありますが、アルトの『まっすぐ』なのは見たことありません。
『カスタム・メイド』っていうことなんでしょうか?
それとも『ストリッチ』なんでしょうか?

P.S. ケニー・ギャレットって『日本語ペラペラ』だそうです。
9月になったので、店内にディスプレイしているレコード・ジャケットも更新しました。
今回は、『鍵盤系ジャケット』で夏から秋への季節の移ろいを表現してみました。

ソニー・クラークの『SONNY CLARK TRIO』と

SONNY CLARK TRIO

ケニー・バロンの『IMO LIVE』です。 このジャケットは2回目の登場です。

KB-IL.jpg

ケニー・バロンのアルバムは、1982年に東京の『いもはうす』というところで収録されたライブ・アルバムで、バロンの他は、バスター・ウイリアムス(b)、ベン・ライリー(ds)というメンバーです。
『いもはうす』で収録されたので『IMO LIVE』というタイトルになったということで、決して演奏内容が『イモ(死語!?)』だということではありませんので、・・・・・念のため。