Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

1978年にMPSレーベルからリリースされた『TRILOGUE』というライブ・アルバム。
1976年のベルリン・ジャズ・デイズのステージを収録したものです。
ウェザー・リポートに加入した直後のジャコ・パストリアスがフィーチャーされているので、リリースされた当時話題になったと思います。

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ところが、最近このライブから34年経って、映像版がリリースされたんです。
それも、CD(レコード)に収録されていなかった2曲が追加収録されているんです。

JACO-TRILOGUE-DVD JACKET

ドイツのトロンボーン奏者、アルベルト・マンゲルスドルフと

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ウエザー・リポートの先輩メンバーで、初代ドラマーのアルフォンス・ムザーンとの変則トリオ編成なんですが、

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やはり、フィラデルフィア・フィリーズのベースボール・キャップをかぶった初々しいジャコのベース・ソロに食い入る様に見入ってしまいます。

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こんな映像が残っていたなんて!!!!
これから、こんな未発表映像が、まだまだリリースされるのでは?と期待してしまいますねぇ~~~。

今回も、前回に引き続き『JAZZ SCENE USA』というTV番組からの映像をご紹介しましょう。
前回の記事でご紹介したシェリー・マンのバンドと並んで、ウエスト・コースト・ジャズを代表するショーティー・ロジャース(tp,flh)のバンドが1962年に番組に出演した時の映像です。

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メンバーの内、名前が知られたプレーヤーは、
ピアノの、ルー・リーヴィー、

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ドラムの、ラリー・バンカー、

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そして、ベースには何と若き日のゲーリー・ピーコックが参加しています。
ピーコックは既にこの時、彼らしいベース・ソロを聴かせてくれています。

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そして、このバンドの名前も、前回記事のシェリー・マンのバンド同様、洒落が効いていて、『SHORTY ROGERS & HIS GIANTS』となっています。
ロジャースは、そのステージネームの『SHORTY』のとおり、小柄な人だったので、『他のメンバーが巨人に見える』といったところでしょうか・・・・・。
西海岸のリーダーは、洒落がお好きなようです。

今回は、ウエスト・コースト・ジャズを代表するドラマー、シェリー・マンのグループが1962年に『JAZZ SCENE USA』というTV番組に出演した時の映像をご紹介しましょう。

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この時のメンバーは、まずトランペットに、コンテ・カンドリ、

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テナー・サックスが、リッチー・カミューカ、

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ピアノが、ラス・フリーマン、

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そして、ベースが、モンティー・バドウィグと、ウエスト・コースト・ジャズを代表するバンドだけあって充実しています。

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そして、このバンド名が『SHELLY MANNE & HIS MEN』なんですが、これはシェリー・マンのファミリー・ネーム『MANNE』を『MAN』と読み替えて、彼以外のメンバーをその複数型の『MEN』にした『言葉のお遊び』だと思うのですが、
シェリー・マンの場合、自らが経営していたジャズ・クラブの名前も、このお遊びをしていて、普通なら『SHELLY MANNE'S HALL』とするところを、『SHELLY'S MANNE・HOLE』にしていて、

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店名のロゴの中央に、マンホールの絵を入れてしまうという念の入れようです。

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このセンスは、『西海岸の陽気なジョーク好き』という事なんでしょうけれど、ジョークと言えば、当店の某常連さんによると、シェリー・マンはどう見ても上方落語の重鎮『桂米朝』さんに似ているとおっしゃるのですが、いかがでしょうか?

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ウ~~~ム、そう言われると、確かに似てます!!!


6月になったので、店内にディスプレイしているレコード・ジャケットを更新しました。
もうすぐ南アフリカでワールドカップが始まるので、サッカーに因んだ???ジャケットにしてみました。

まずは、ボブ・ジェイムスの『HEADS』。

BOB JAMES-HEADS

5セント硬貨(旧硬貨)の表(オモテ)面のジャケットです。(ジャケットの裏側は、バッファローがデザインされたコインの裏面になっています。)
硬貨の表(オモテ)面のことを英語では確か『HEAD』と言ったと思う???ので、このジャケットで、このアルバム・タイトルになっているのでしょうか?
それとも、この硬貨をそのデザインから、『インディアン・ヘッド・ニッケル(別名バッファロー・ニッケル)』と呼ばれていたり、このデザインの前は、自由の女神の顔になっていて、『リバティー・ヘッド・ニッケル』と呼ばれているので、このアルバム・タイトルになったのかもしれません。
(因みに、現在の5セント硬貨は、トマス・ジェファーソンがデザインされているようです。)

そして、これは彼の5枚目のアルバムになるので、5セント硬貨にしたのでしょう。

ボブ・ジェイムスは、このパターンを良く使っていて、次の6枚目が『TOUCHDOWN』というタイトルなんですが、アメリカン・フットボールで『TOUCHDOWN』すると得点が6点なので、このタイトルにしたんだと思いますし、

BOB JAMES-TOUCHDOWN

前々回の記事でもご紹介した『LUCKY SEVEN』(野球の7イニングス目の事)は7枚目のアルバムです。
あちらでは『7星のてんとう虫』が、『4つ葉のクローバー』みたいに、幸運の象徴になっているのでしょうか?????

BOB JAMES-LS

さて、そろそろ話をサッカーとの関係に戻しますが、
サッカーの試合開始前には、『コイントス』をして、勝った方のチームが、攻める方向(エンド)を選んで、負けた方のチームがキックオフをしますよね。確か?
ということで、このレコード・ジャケットを選びました。

そして、もう1枚は、トミー・フラナガン率いるザ・スーパー・ジャズ・トリオの『THE STANDARD』です。

SUPER JAZZ TRIO-THE STANDARD

サッカーで、1試合で1人の選手が3得点することを『ハットトリック』と言いますよね。
3得点の『3』とハットトリックの『ハット』をかけて、このレコード・ジャケットにしました。
でも、このタイプの帽子だと『ハット』ではなくて『キャップ』になるのかも?
でも、まあ、大目に見てやってください。