Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

先日、NHKのBS2で、神戸出身でニューヨーク在住のギタリスト井上智さんのライブの模様やインタビュー等がオンエアされました。

SATOSHI INOUE-1

ライブは、ニューヨークにある『THE NEW SCHOOL FOR JAZZ AND CONTEMPORARY MUSIC』という学校内のステージで収録されているようです。

SATOSHI INOUE-NEW SCHOOL-1

この学校、その名前とは逆に歴史は案外古くて、1919年に芸術大学として創設されたそうで、その後1986年に『JAZZ AND CONTEMPORARY MUSIC』学科が開設されたということだそうです。
卒業生には、ロイ・ハーグローブやブラッド・メルドーなんかがいるそうです。

SATOSHI INOUE-NEW SCHOOL-2

井上さんも、この学校の卒業生で、1994年からは、ここで講師をして後輩の指導もしているそうです。

さて、ライブの方ですが、井上さんをはじめ、

SATOSHI INOUE-2

ピアノに、百々徹(どどとおる)

SATOSHI INOUE-DODO

ベースは、リーダーと同じく関西出身の植田典子

SATOSHI INOUE-UEDA

ドラムは、高橋信之介

SATOSHI INOUE-TAKAHASHI

というニューヨーク在住の日本人で固めています。

そして、井上さんが、この学校在学中に教えて貰っていた師匠と仰ぐ巨匠ジム・ホールがゲストで登場して、デュオでの演奏も披露してくれるのですが、曲間で、ジム・ホールが井上さんに『いい演奏だったよ』と言うと、井上さんが『あなたから学んだんですよ』というシーンは、ちょっとジ~~~ンと来ます。

SATOSHI INOUE-JIM HALL

井上さんは、インタビューで『ジム・ホールは、音があまり大きくないのですが、オーディエンスは、かえって、その音をよく聴き取ろうとして聴き入ってしまうんですよ。あれは、凄い技だと思います(笑)』なんて、面白いコメントもしています。

それにしても、井上さんが使っているギターが、とても気になるんですよね。
ボディーが凄くアンティークで使い込まれた感じなのに、ピックガードやテールピースがとても現代的なんです。
カスタム・メイドなんでしょうけども、何処のメーカーなんでしょう?
もしかして『エイブ・リブレ』?
以前の記事でもご紹介したことがある、ディープ・パープルが2006年の第40回モントルー・ジャズ・フェスティバルの最終日に大トリで出演した時の映像なんですが、
前回は、BS-JAPANで2曲のみのオンエアだったのが、この間、BSフジでこの時のライブをフル・スケールで収録したと思われるヴァージョンがオンエアされました。

イアン・ギラン(vo)、ロジャー・グローバー(b)、イアン・ペイス(ds)というオリジナル・メンバーにスティーブ・モース(g)とドン・エアリー(key)という2人を加えた布陣です。

DEEP PURPLE 2006-1

前回のオンエアでも、モントルーJFの裏テーマ曲と言われている『SMOKE ON THE WATER』をジャズ風にアレンジして演奏したりしているシーンで楽しませてくれましたが、今回のフル・スケール・ヴァージョンでも色々と楽しめる(?)シーンがあります。

まず最初にご紹介するのは、ギタリストのスティーブ・モースがフィーチャーされるシーンで、

DEEP PURPLE 2006-2

何とライバル・バンドだったレッド・ツェッペリンの『WHOLE LOTTA LOVE』を演奏してしまうシーンです。(ジミ・ヘンドリクスの『VOODOO CHILD』も演ってます。) さすがにイアン・ギランは歌っていなくて、インストで演奏していますが、ちょっとビックリします。スティーブ・モースの趣味で選曲したということなんでしょうけど、今だから出来るといったところでしょうか?

そして次にご紹介するのは、『TOO MUCH FUN』という曲で、フェスティバルの主宰者であるクロード・ノブスがステージに呼ばれて、

DEEP PURPLE 2006-3

イアン・ギランとブルースハープの共演をしてしまうシーンです。

DEEP PURPLE 2006-4

第40回目という記念回ということなので、無礼講といったところなんでしょうね。

そして最後にご紹介すのは、『HUSH』を演奏する時に、彼らのプロデューサーだというマイケル・ブラッドフォードというデトロイト出身の黒人男性をステージに呼び寄せて、彼にギターを弾かせて共演させるシーンなんですが、イアン・ギランが、まず彼のことを本名で紹介した後に『またの名をリッチー・モアブラック』なんて紹介してしまうんです。

DEEP PURPLE 2006-5

これは勿論、オリジナル・メンバーのギタリストである『リッチー・ブラックモア』を文字っている訳なんですが、微妙で意味深な事を言うもんです。直前にスティーブ・モースに「彼はモアブラックだ」と言われた様なフシはあるのですが、それにしても、年を取っても本領発揮のイアン・ギランです。(笑)




先週の藤岡さんの個展に引き続き、今週開催されている『中平穂積』さんの写真展に行ってきました。
初日に伺ったので、中平さんもギャラリーにおられて、久しぶりにお会いすることが出来ました。

NAKADAIRA-PHOTO-1.jpg

ハンク・ジョーンズやロイ・ヘインズの比較的最近の写真も展示されていて、まだまだ現役バリバリで活躍されているのに感心した次第です。
ところで、この写真展『JAZZ GIANTS』と題されていますが、

HOZUMI NAKADAIRA SHASHINTEN 2010-1

中平さんは、「大阪で開催する時は、『JAZZ TIGERS』にしないといけなかったかな?」な~~んておっしゃってました。(笑)
この間、お盆の真っ直中に、某所をふらふらと歩いていると、こんな物に出くわしました。

RED POST

今時、大阪に、こんなポストがまだ残ってるんですね~~~。
しかも、現役のようです。
つい、立ち止まって見入ってしまいました。
お盆のチョツト非日常な雰囲気の中、一瞬タイムスリップしてしまいました。

P.S. この郵便ポスト、正式名称は『郵便差出箱1号丸型』と言うそうです。
以前、当ブログでセロニアス・モンクをモチーフにした『BROTHER THELONIOUS』というビールを取り上げたことがありますが、

BROTHER THELONIOUS-BEER-BOTLE

この度、このビールを出している『NORTH COAST BREWING』という会社が、モンクの息子T.S.モンクらが1986年に創設した『THELONIOUS MONK INSTITUTE OF JAZZ』(以下『TMIJ』)という『モンク・コンペティション』なんかも主宰している非営利教育団体の協力を得て、

BROTHER THELONIOUS-INSTITUTE-FLYER

何と、CDをリリースしてしまいました!!

BROTHER THELONIOUS-JACKET-OMOTE

BROTHER THELONIOUS-DISC

『THE BROTHER THELONIOUS QUINTET』というビールの名前をそのまま付けたバンドは、『TMIJ』の卒業生の若いメンバーで固められています。
演奏している曲は、勿論モンクのオリジナル・ナンバー中心の10曲。

BROTHER THELONIOUS-JACKET-URA

それにしても、このビール会社、よほどのモンク・フリークらしく、このビールのフライヤーのコピーにまでアルバム「CRISS CROSS」に収録されている『THINK 0F ONE』や、

THELONIOUS MONK-CRISS CROSS

「UNDERGROUND」に収録されている『RAISE FOUR』

Monk-Underground.jpg

なんていうモンクの曲名を使っていたりなんかして、凝りに凝ってます!!!!

BROTHER THELONIOUS-BEER-FLYER

このビールの売り上げの一部は、『TMIJ』に寄付されているそうです。
前々々回の記事でご紹介した『藤岡宇央』さんの個展に行ってきました。

TAKAO FUJIOKA KOTEN 2010-0

ホワイティーな心地よい空間に、大小80点程の『ジャズの絵』が整然とセンス良く展示されていました。

TAKAO FUJIOKA KOTEN 2010-1

入り口右側から左の方へPANして行くと、こんな感じになります。

TAKAO FUJIOKA KOTEN 2010-2

TAKAO FUJIOKA KOTEN 2010-3

TAKAO FUJIOKA KOTEN 2010-4

TAKAO FUJIOKA KOTEN 2010-5

藤岡さんの作品は、ひと目見て、それと分かる個性と統一感がありますが、その中に1点だけ、今までと違う印象の作品があって、少し新鮮な感じもしました。
藤岡さんの今後の新しい方向が示されているのかも?
個展を見に行って、その作品を探してみるのも楽しいのでは?
ぜひ、トライしてみて下さい。
この間リリースされたジェフ・ローバーの『NOW IS THE TIME』という最新盤。久々の『JEFF LORBER FUSION』名義のアルバムです。それに初期の『JEFF LORBER FUSION』の3枚のアルバムの中から5曲が再演されているんです。

JLF-NOW IS THE TIME

1stの『THE JEFF LORBER FUSION』からは「CHINESE MEDICINAL HERBS」

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2ndの『SOFT SPACE』からは「CURTAINS」と「BLACK ICE」

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3rdの『WATER SIGN』からは「RAIN DANCE」と「WATER SIGN」が取り上げられています。

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それに、ウエザー・リポートの「MYSTERIOUS TRAVELLER」をカバーしたりもしていて、なかなか興味深い内容です。

WR-MYSTERIOUS TRAVELLER

サウンド的には、初期の『JEFF LORBER FUSION』に較べると、ヴォイス風なヴォーカルが入っている曲なんかもあったりして、軽めに仕上がっているのですが、適度にファンク風味を効かせる等してあって、嫌みのないコクの演出が絶妙です。
メンバーは、ローバー(key)をはじめとして、エリック・マリエンサル(sax)、ポール・ジャクソンJr.(g)、ジミー・ハスリップ(b)、ヴィニー・カリウタ(ds)を中心に、曲によっては、ランディー・ブレッカー(flh)、トニー・メイデン(g)、デイブ・ウエックル(ds)なんかが起用されていて、なかなか強力です。
そして、曲によっては『BLOOD SWEAT & TEARS HORN SECTION』なんていう懐かしい名前がクレジットされているではありませんか!!
勿論、オリジナル・メンバーは一人も残っていませんが、まだBS&Tが活動していたとは驚きです!!!!
先日、店に出勤する時の電車での事。
電車に乗り込んで座ったところ、隣に座っていた男性の外国の方が、もう一人の女性の外国の方に日本語を熱心に教えていました。
英語と日本語を交互に喋って教えていたのですが、『これって第三者として聞いていると、以外に英語の勉強になってしまうよなあ~~~。』と新しい発見をした様な気持ちでした。
この時、向かい側の席にも男性と女性の外国の方が二人ずつ座っていたので、てっきり隣の二人と同じグループで行動しているものと思っていたのですが、電車が梅田駅に到着して、私が今まさに降りようと、開いた扉に向かった時、向かいの席の4人の内の一人の男性が、隣の席の二人に向かって『すみません。あなたは、どこの国ですか?』と何と日本語で訊ねたのでした。
『えっ、同じグループじゃなかったの!? それに、こんな時は普通、日本語じゃなくて英語でしょ!!!』
隣の男性が女性に日本語を教えていたので、敢えて日本語で喋りかけたのでしょうか?
その後、隣の席の二人が、その質問に日本語で答えるのか?英語で答えるのか?興味津々だったのですが、電車に乗っているわけにもいかず、後ろ髪を引かれる思いで、未確認のまま電車を降りたのでした。
ああ~~~、気になる!!!!

ところで、今回、画像がなくて寂しいので、当店内の様子の写真と店の案内をチャッカリ付けときました。

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2009年4月に創刊した『WAY OUT WEST』という関西ジャズシーンの情報誌。
2009年9月号から、その片隅で、ジャズの映像を紹介する記事を書かせていただいておりまして、2010年8月号で12回目となり、1年が経ちました。

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当ブログの記事を再編集したりして、こんな感じで書いております。(下の記事は、2010年3月号の記事です。)

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『WAY OUT WEST』は、関西のジャズ・スポットやCDショップ等に『TAKE FREE』で置いておられますので、まだ読んだことがない方は、ぜひ一度手にとって読んでみられてはどうでしょうか。

ところで、この『WAY OUT WEST』を発行されている藤岡宇央(ふじおかたかお)さんが、8月にジャズ・ミュージシャンを描いた絵の個展を開催されることとなり、楽しみにしております。
今までにも何回か開催されているのですが、今回は、新宿『DUG』のオーナーで写真家の中平穂積(なかだいらほづみ)さんの写真展も同会場で連続して開催されます。
中平さんの写真展は、大阪では初めて開催されるということなので、こちらも楽しみです。

JAZZ PORTRAIT-POSTER

中平さんは、当店にも2度来店されていて、『JAZZ GIANTS 1961-2002』という写真集も後日送っていただきました。
写真展に行って、もう一度お目にかかりたいと思っております。

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藤岡さんの個展(8/10~8/15)と、中平さんの写真展(8/17~8/22)は、大阪市北区堂山町15-17 ACTⅢビル 1階の『ワイアートギャラリー』(電話06-6311-5380)で開催(11時~19時)されます。