Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

10月25日の記事でご紹介した『THE MAN I LOVE』というガーシュインの曲をタイトルにした1947年の映画のビデオを貸して下さった方が、先日また『GIRL CRAZY』という1943年の映画を貸して下さいました。

GIRL CRAZY-TITLE

この映画は1930年代の同名ミュージカルを映画化したものということのようで、主演がミッキー・ルーニーとジュディー・ガーランドで、

GIRL CRAZY-TITLE-MRJG

GIRL CRAZY-JGMR

トミー・ドーシー・オーケストラも出演しています。

GIRL CRAZY-TITLE-TDO

GIRL CRAZY-TD-1

音楽を担当しているのは、ここでもまたまたガーシュインです。

GIRL CRAZY-TITLE-GGIG

映画の冒頭では、トミー・ドーシー・オーケストラをバックにジューン・アリソンという歌手が『TREAT ME ROUGH』という曲を唄っていたり、

GIRL CRAZY-TDO

GIRL CRAZY-JA

ジュディー・ガーランドは、『EMBRACEABLE YOU』や

GIRL CRAZY-JG-EMBRASCIABLE

『BUT NOT FOR ME』を唄っていたり、

GIRL CRAZY-JG-BUT NOT

ラスト・シーンではトミー・ドーシー・オーケストラやミッキー・ルーニー達と『I GOT RHYTHM』を唄って踊っているのですが、珍しいことに、この曲をヴァース(前歌)から唄っていて興味深いです。

GIRL CRAZY-JG-I GOT RHYTHM

トミー・ドーシー・オーケストラも『FASCINATING RHYTHM』を演奏していて、

GIRL CRAZY-TDO-FASCINATING

曲の後半ではミッキー・ルーニーが達者なピアノを弾いて共演しています。

GIRL CRAZY-MR-FASCINATING

ところで、この映像を店でかけていて、トミー・ドーシー・オーケストラが『FASCINATINHG RHYTHM』を演奏するシーンで、当店常連さんのピアニストM氏が「第3期ディープ・パープルの代表曲『BURN』の出だしのギター・リフがこのガーシュインの曲のテーマ部分に似ているのを知ってます?」と教えて下さいました。

DEEP PURPLE-BURN

リフを思い浮かべてみると、なるほど似てます!!!
こんな事ってよくあるんでしょうけど、この意外性には、かなり驚きました。
さて今回は、1969年11月2日、デンマークはコペンハーゲンのチボリ・ガーデンでのデューク・エリントン・オーケストラの映像です。

エントンをはじめ、

DUKE ELLINGTON 1969-DE

『TAKE THE "A" TRAIN』でフィーチャーされるクーティー・ウイリアムス(tp)、

DUKE ELLINGTON 1969-CW

『EL GATO』でフィーチャーされるキャット・アンダーソン(tp)、

DUKE ELLINGTON 1969-CA

『BLACK BUTTERFLY』、『THINGS AIN'T WHAT THEY USED BE』、『DRAG』でフィーチャーされるジョニー・ホッジス(as)、

DUKE ELLINGTON 1969-JH

『UP JUMP』でフィーチャーされるポール・ゴンザルベス(ts)、

DUKE ELLINGTON 1969-PG

『4:30PM BLUES』でフィーチャーされるラッセル・プロコープ(as&cl)、

DUKE ELLINGTON 1969-RP

『LA PLUS BELLE AFRICAINE』でフィーチャーされるハリー・カーネイ(bs&cl)等、オールスター・メンバーが揃っています。

DUKE ELLINGTON 1969-HC

それに加えて、1969~70年にかけての数ヶ月の間、デューク・エリントン楽団に在籍していたオルガン奏者ワイルド・ビル・デイビスが『SATIN DOLL』でフィーチャーされています。

DUKE ELLINGTON 1969-WBD-1

このジミー・スミスにも影響を与えたという、『オルガン・トリオ』の先駆者の映像は貴重ではないでしょうか。

DUKE ELLINGTON 1969-WBD-2

デイビス以前にも、カウント・ベイシーやファッツ・ウォーラー等がオルガンを使っていたようですが、『オルガン・トリオ』というフォーマットで演奏したのはデイビスが最初だということです。
1970年1月には、エリントン楽団と来日もしているそうです。




前回の記事で、ミシェル・カミロのライブ・アルバム『CARIBE』のパッケージについて、少し書きましたが、ジャズ批評の158号(最新号)の中で、ラズウェル細木さんが、『CD甘いかしょっぱいか』と題して書かれています。

JAZZ HIHYO-158

その中で、CDのパッケージについて普段から感じている事がいくつか書かれていて、私も同じように普段から思っていた事がいくつもあって『やっぱり、みんなそう思っているんだなあ~~~』と興味深く読みました。

例えば、
『プラケースのラッピングが、うまく破れない』だとか、
『プラケースの中央のディスクを固定している丸い部分は、時々、押してディスクを外そうとしても固くてなかなかディスクが外れなくて、無理に押すと、放射状のツメが折れたりする』だとか、
『プラケースのライナーは出し入れがしにくくて、ライナーがちゃんと収まっていないと、ライナーにケースの上下に付いているライナーを固定するためのツメの跡が付いてしまうことがある』だとか、
『プラケースの厚みは、もう少し薄くできるのては?』だとか、
『デジパックの外付けになっているライナーは、収納する所が無い場合があって、どうすればいいの?』なんて事が書かれています。

私にも付け加えさせてもらえるなら、
『プラケースの中央のディスクを固定している丸い部分の放射状のツメは、最初から折れていて、ディスクが外れてしまっていて、ディスクに傷が付いてしまっている時があったりするので、買う前にケースを振って確認すると良い』だとか、
『デジパックの中央のディスクを固定している丸い部分は、最初から放射状のツメが折れていたり、ディスクを外そうとして無理に押して折れたりすると、プラケースのようにスペアのケースと交換するという訳には行かないので、どうしたらいいの?』なんて言いたいです。

ところで、話は急に変わりますが、
昨日(11/14)、当店にも時々いらっしゃるクリスさんがディスクジョツキーをされている『FMひらかた』の『Chris's Music Box』という番組に夫婦で生出演させていただきました。
クリスさんのリードで、なんとか無事に終えることができてホッとしておりますが、もし聴かれていた方がおられたら、ご来店の際に、どんな感じだったか教えていただければありがたいです。
番組を収録したMDをいただいたのですが、怖くて聴き返す気にはなれませんし、MDを再生する環境もありません。(笑)
10月21日~26日に東京ブルーノート、10月29日には名古屋ブルーノートで公演をしたミシェル・カミロのビッグバンド。
またもや大阪には来ないのかと思っていたら、27日に森ノ宮のビロティ・ホールという所で公演がありました。
当日の夜には当店にもライブを聴きに行かれた帰りの方が来られたりしました。
この公演にタイミングを合わせたように『CARIBE』というCDとDVDをセットにしたアルバムがリリースされたのですが、

MICHEL CAMILO-CARIBE-CDDVD

このアルバム、最新のレコーディングということではなくて、カミロが1994年に『ONE MORE ONCE』というビッグバンドのアルバムをリリースして、

MICHEL CAMILO-ONE MORE ONCE

同年にそのビッグバンド(CDとは一部メンバーが違っていますが)を率いて祖国ドミニカに凱旋帰国公演した時のライブ映像と同内容のCDが収録されています。

MICHEL CAMILO-CARIBE-BIGBAND

メンバーは、カミロをはじめ、

MICHEL CAMILO-CARIBE-MC

リズム・セクションが、アンソニー・ジャクソン(b)と

MICHEL CAMILO-CARIBE-AJ

クリフ・アーモンド(ds)という強力な布陣。

MICHEL CAMILO-CARIBE-CA

トランペットには、ジョン・ファディスや元OTB(懐かしい~~~!!)のマイケル・モスマン。サックス陣には、クリス・ハンター、ルー・マリーニや、こちらも元OTBのラルフ・ボウエン、それにクリスクロス・レーベルのアルバムでよく名前を見かけるゲイリー・スマリアン等と充実したメンバーになっています。
そして、DVDには『CARIBE』のコンボの演奏もボーナス・トラックで収録されていて、そのバンドには、パキート・デ・リベラ(as)も入っていて楽しめます。

MICHEL CAMILO-CARIBE-PDR

そんなこんなで、内容はとても良いのですが、パッケージのサイズが少し変わっていて、幅は普通のCDと変わらないのですが、

MICHEL CAMILO-CARIBE-JACKET-1

高さが2cm程高くなっていて、他のCDと一緒に収納するのに不便ですし、

MICHEL CAMILO-CARIBE-JACKET-2

拡げると、こんな感じになっていて、

MICHEL CAMILO-CARIBE-JACKET-3

ディスクの出し入れも面倒ですし、付属している日本語の解説を収納する場所もなくて、

MICHEL CAMILO-CARIBE-JACKET-4

どうして、こんなパッケージにしてしまうのか理解に苦しみます。
デザインを最優先にしたということなんでしょうか?
もっとユーザーの立場になって考えて貰いたいものです。
前々回の記事に続いて、今回も先頃NHK-BSで放映された、今年の東京ジャズから、クリス・ミン・ドーキー率いる『NO MADS』というバンドの映像をご紹介しましょう。
このバンド、今はあまり名前を聞かなくなった(?)『フュージョンの脇役達』が揃っていて、なかなか面白い演奏をしているのですが、1曲だけしか放映されなくて残念でした。

CHRIS MINH DOKY-2010

ドーキー(b)以外のメンバーは、キーボードがジョージ・ウィッティー。

GEORGE WHITTY-2010

この人、ブレッカー・ブラザーズなんかで演ってました。
1992年のマウント富士JF出演時のブレッカー・ブラザーズに参加していた映像からの画像が下の2枚です。

GEORGE WHITTY-1992-KEYBOARD

GEORGE WHITTY-1992-UP

ギターは、ディーン・ブラウン。

DEAN BROWN-2010

この人は、デビッド・サンボーンなんかと演ってましたよね。
下の画像は、1992年のライブ・アンダー・ザ・スカイで、マーカス・ミラー・プロジェクトの一員として演奏している映像からです。

DEAN BROWN-1992

そして、ドラムはトム・ブレックライン。

TOM BRECHTLEIN-2010

チック・コリアなんかと演っていました。
画像は、1987年のチックの教則ビデオに参加している映像からです。

TOM BRECHTLEIN-1987

そして、もう一人、今年の東京ジャズの『久しぶりの脇役達』番外編としてご紹介しましょう。
アル・ジャロウのバンドに参加していた、ラリー・ウイリアムス(key)です。

LARRY WILLIAMS-2010

この人は、シーウインドのオリジナル・メンバーで、リー・リトナーなんかとも演ってました。
下の2枚の画像は、1985年に、リー・リトナー&デイブ・グルーシン・バンドのスタジオ・ライブに参加した時の映像からです。

LARRY WILLIAMS-1985-KEYBOARD

LARRY WILLIAMS-1985

『あまり変わっていない人』や『どことなく面影が残っている人』もいれば、『言われないと分からなくなってしまっている人』もおります。(笑)