Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

先日、お客さんが当日買ってこられた、オランダの『THE DIAMOND FIVE』というバンドの代表作という『BRILLIANT』というCDを聴かせていただきました。

DIAMOND FIVE-BRILLIANT

サウンドもバンド名も、イタリアの『HIGH FIVE』に似ている様に感じましたが、『DIAMOND FIVE』のこのアルバムは50年位前の作品という事なので、こちらが元祖ということになります。
そして、その時同席されていた別のお客さんいわく、「メンバーのピアニストとトランペッターが兄弟だったはず」とおっしゃるので、確認してみると、ピアニストが『CEES SLINGER』、トランペッターが『CEES SMAL』とクレジットされていました。
ということはですね、オランダでは日本と同じ様に、『ファミリーネームが先』に来るという事なんでしょうか?

でも、リタ・ライスの夫のオランダのピアニストの、この代表作『COME FLY WITH ME』には、ピアニストが『PIM JACOBS』、その弟のベーシストが『RUUD JACOBS』とクレジットされていて、『ファミリーネームが後』に来ています。
どういう事なんでしょかね~~~???

PJ-03.jpg

オランダの他のミュージシャン、例えば、アン・バートン(vo)や、ルイス・ヴァン・ダイク(p)、キャンディー・ダルファー(as)、ジェシ・ヴァン・ルーラー(g)なんかも、『ファミリーネームが後』な感じですしね~~~。
『THE DIAMOND FIVE』の場合は、たまたまファーストネームが同じ『CEES』だっただけなのかも?

そういえば、名前の読み方が未だに分からない、ハンガリーのギタリスト『GYARFAS ISTVAN』の『LIVE AT JAZZ CAFE』というアルバムでも、

GYARFAS ISTVAN TRIO-LIVE AT THE JAZZ CAFE

裏面のクレジットを見てみると名前が『ISTVAN GYARFAS』と表面と反対にクレジットされていて、どうもハンガリーでも『ファミリーネームが先』に来るのではないか?なんて思っていたのですが、

GYARFAS ISTVAN TRIO-LIVE AT THE JAZZ CAFE-B

日本人の名前をアルファベットを使って表示した場合と同じように、同じアルファベットを使っているのに、国内では、『ファミリーネームが先』に来るのが普通なのを、他の国向けに、『ファミリーネームが後』に来る様にしているのでしょうか?
よく来てくれるルフトハンザのパイロットがオランダ人なので、今度来てくれた時に訊いてみようと思います。
ちょっと、一息。
本日の『お好み焼き』です。

OKONOMIYAKI.jpg

『てっぱん』は無いので、『フライパン』で焼きました。
このあいだ、店で家内が何故か久しぶりに、マンハッタン・トランスファーの『MECCA FOR MODERN』というアルバムをかけていたのですが、このアルバムの1曲目に収録されている『ON THE BOULEVARD』という曲、1981年にアルバムがリリースされて、すぐに買って、初めて聴いた時に思った事を、また思い出しました。
それは何かというと。この曲の最初のBメロ部分で『TIGER HIDE INSIDE ALLEY CATS EYES』とアラン・ポールが歌っている(たぶん)後半の部分が、どうしても『ありがたい』と聞こえてしまうということです。
昔、『ボキャブラ天国』なる深夜のTV番組で、この類のネタを視聴者から募集して紹介いていたと思いますが、その記憶も蘇って来ました。

MANHATTAN TRANSFER-MECCA FOR MODERN

それはそうと、アラン・ポールといえば、マントラが1983年の11月に来日していた時に、当時私がよく行っていた西梅田のレコード店で、偶然アラン・ポールに遭遇したことがあって、たまたまその時最新のSJ誌(1983年12月号)を持っていて、たまたま表紙がマントラだったので、アラン・ポールにSJ誌の表紙にサインをして貰いました。

MANHATTAN TRANSFER-SJ1983-1

黄色い『12』の文字とアラン・ポールの間に書いてくれたのですが、
ボールペンで書いて貰ったので、ちょっと見えにくいので、少し角度を変えて光を反射させると、こんな感じです。

MANHATTAN TRANSFER-SJ1983-2

ところが、サインをし終わった彼が、表紙の写真の自分を指差して、『これは私だよ!!』と言ったので、『それが分かっているから、サインして貰ったんやろ!!』と心の中で突っ込み入れてました。
本人は、日本ではまだそんなに有名じゃないと思っていたのでしょうか?

なお、この時の中野サンプラザでの演奏が『BOP DOO WOPP』というアルバムに

MANHATTAN TRANSFER-BOP DOO WOPP

『ROUTE 66』、『HOW HIGH THE MOON』、『JEANNINE』等5曲が収録されていて、アラン・ポールが、曲間のお喋りで、英語で喋った後に、日本語で『私の言ってる事分かりますか?』なんて言っていて、笑いを誘っております。
今、アメリカのプロ・フットボール・リーグ『NFL』では、スーパーボウルを目指してプレイオフの真っ最中ですが、
先日、来店されたお客さんが、NFLのスーパーボウルを観戦された事があるそうで、その時のオープニング・セレモニーで、ウイントン・マルサリス(tp)がアメリカ国歌を演奏したそうです。
調べてみると、どうもそれは、1986年1月26日に、ニューオリンズのスーパードームで開催された第20回のスーパーボウルのようなので、ご当地出身のウイントン・マルサリスが起用されたのでしょうね。

そういえば、去年のメジャーリーグのワールドシリーズの試合でも、テキサス・レンジャーズを敗って優勝したサンフランシスコ・ジャイアンツのホームゲームで、御年84歳のトニー・ベネットが、1回表裏の攻防の後に、ご当地サンフランシスコと関係の深いヒット曲『霧のサンフランシスコ』を歌うシーンがあって、このゲームを録画されていたお客さんがDVDに焼いて下さったのですが、この時の解説者(たぶん武田さん)が『めちゃくちゃ上手いですね~』とフツーのコメントしてました。(笑)

TONY BENNETTE-WS2010SF-1

TONY BENNETTE-WS2010SF-2

ところで、その時、ベネットが歌っている間、ジャイアンツのエース、リンスカム投手が、ベネットの歌には全く感心がないかの様に、試合に集中して黙々とピッチング練習している姿が映し出されていて、クールで印象的だったのですが、

TONY BENNETTE-WS2010SF-3

ベネットがもう一度、セブンス・イニング・ストレッチの時に『ゴッド・ブレス・アメリカ』を歌った時には、

TONY BENNETTE-WS2010SF-4

さすがに選手達も、こんな状態でした。

TONY BENNETTE-WS2010SF-5

去年から暫くそのままになっていたのですが、店内にディスプレイしているレコード・ジャケットを更新しました。
文字が中心に、そしてリーダーの姿が右端に配置されたデザインのジャケットを2枚選びました。

まず1枚目は、バーニー・ケッセルの『TO SWING OR NOT TO SWING』

BARNEY KESSEL-TO SWING OR NOT TO SWING

白地に黒の細かい文字が並んでいますが、よく見てみると、この文字『SWING』という言葉についての辞書の解説文のようです。
『WEBSTER'S』という辞書から引用しているようなのですが、有名な辞書なようです。

そして、もう1枚は、チャーリー・ラウズの『YEAH!』

CHARLIE ROUSE-YEAH

ケッセルのジャケットとは対称的に、黒地に大きい白い『YEAH』という文字が並んでいて、その右横の感嘆符の上の部分がラウズになっています。
ラウズは、モンク・カルテットでの演奏はあまりパッとしませんが、(失礼!)ここではなかなか良い感じです。
このあいだ、ネットで別のDVDを探していた時に、偶然見つけたのが、この『CHET BAKER & STAN GETZ LIVE IN STOCKHOLM 1983』というDVD。

STAN GETZ  CHET BAKER 1983 STOCKHOLM DVD-JACKET

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-SGCB-0

チェット・ベイカーとスタン・ゲッツと言えば、ヴァーヴ・レーベルで1958年に録音された『STAN MEETS CHET』というのがありますが、

STAN GETZ  CHET BAKER 1958 STAN MEETS CHET

この1983年のストックホルムでのDVDと同じ時の音源も『LINE FOR LYONS』というCDになってリリースされているようです。

STAN GETZ  CHET BAKER 1983 LINE FOR LYONS

さて、DVDの方に話を戻しましょう。
このライブは、スタン・ゲッツのカルテットに、チェット・ベイカーがゲスト参加するという企画だったようで、最初の2曲はゲッツのカルテットだけで演奏されます。
メンバーは、ゲッツをはじめ、

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-SG

ジム・マクニーリー(p)、

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-JM

ジョージ・ムラーツ(b)、

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-GM

ヴィクター・ルイス(ds)という、なかなかのメンバーです。

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-VL

3曲目の『JUST FRIENDS』から、ベイカーがまずヴォーカルとスキャットで入って来るのですが、これがかなり痛々しい感じです。

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-CB-VO

勿論、その後トランペットも吹きますが、少しホッとします。

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-CB-TP

ところで、ゲッツとベイカーといえば、どちらも「自己中な性格」というイメージがあるので、よく共演が実現できたものだと思ってしまいますが、
この映像を見ていると、ゲッツの方が少しベイカーに気を使っているように見えます。
例えば、ベイカーがソロをとっている時に、横からじっと見つめていたり、

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-SGCB-1

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-SGCB-2

ゲッツがソロを終えて、ベイカーにソロを引き継ぐ時にベイカーの方を見て合図を送ったりしています。

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-SGCB-3

ところが、ベイカーの方はというと、一切ゲッツの方を見たりしません。
ゲッツは、『自分のカルテットにベイカーをゲストで迎えている』という立場もあって、こうなっているのかもしれませんが、
『自己中勝負』は、ベイカーの勝ちといったところでしょうか?(笑)
本日(1/13)、最近来て下さる様になった千葉からの方が来られて、ソニー・クラーク(p)の話題になったので、家内がクラークのタイム盤をかけていると、

SONNY CLARK TRIO-TIME

そのうちに『クラークは、いつ頃亡くなったのか?』という話になったのですが、その筋には「チョット、ウルサイ」家内が調べたところ、何と、今日1月13日が命日でした。

SONNY CLARK PHOTO

偶然とはいえ、「こんな事もあるのか!!」と感心しておりました。
先日、梅田で少し時間が出来たので、久しぶりに、ぶらりと中古CDを見に行きました。
何を探すともなく「ボー」っと見ていると、チェット・ベイカーの『CHET BAKER & CREW』を発見。しかも安かった(690円)ので即ゲット。

CHET BAKER  CREW

ところが、後で家内に見せると、「これ私が前に買って持ってる」とおっしゃる!!
調べてみると、やっぱり持ってました。(シュン太郎)
中古CD店って、「このCD見つけるぞ!!」と気合いを入れて行った時より、何気なくブラリと入った時の方が、探していたCDが見つかったりすることが結構あったりするのですが、今回は逆のパターンでした。
久しぶりに、やってしまいました!!
先日、いつも来ていただいているテナーサックスをされているお客さんが、スタンリー・タレンタインの『SUGAR』をリクエストされたのですが、

STANLEY TURRENTINE-SUGAR-JACKET

恥ずかしながら当店にはCDやレコードが無かったので、映像でリクエストにお応えしました。
かけたのは、以前の記事でも何回かご紹介している、デビッド・サンボーンがホストを務める『NIGHT MUSIC』というTV番組にタレンタインが出演した1989年の映像で、番組の豪華なハウス・バンドをバックに演奏しています。

STANLEY TURRENTINE-SUGAR-NM1989

タレンタインがこの曲を演奏する映像は他にも、『1987年のマウントフジJF』でのジミー・スミス&オールスターズでのものや、

STANLEY TURRENTINE-SUGAR-MF1987

『1990年のヴィレッジ・ゲイト』での彼自身のバンドでのものなんかもあるのですが、

STANLEY TURRENTINE-SUGAR-VG1990

どの演奏を見た時にも以前から思っていた事があって、リクエストに応えて『NIGHT MUSIC』の映像をかけた時にも、『その事』を思い出して、リクエストをされたお客さんにも『その事』を言ったところ、結構ウケたりしたので、ここでご紹介しましょう。

『その事』というのは、『この曲でタレンタインは、いつもテーマを吹きながら、自分でオブリガードも吹いていて、オブリガードを吹くためにテーマのフレーズがちゃんと最後まで吹けていなかったりして、何かとても窮屈そうな感じがする』という事です。
やはり『SUGAR』は、タレンタインのナンバーワン大ヒット曲ですし、オリジナル・アルバムでも同じように『その事』をしているので、原曲のイメージを壊さない様に??、無理して『ひとりでテーマ&オブリ』を演っているということなんでしょうか???
でも、やっぱり、テーマはしっかり吹いて貰いたいもんです。(笑)
本日(1/5)は今年の営業初日でしたので、今日の出来事をひとつ。
オーストラリアの若いカップルが来たのですが、
女性の方のお母さんがジャズ好きだと言っていたので、「ジャネット・サイデル知ってる?」と訊ねてみましたが、二人は知りませんでした。

JANET SEIDEL-DORIS  ME

若い人でしたから、まあ、しょうがないですね。
そうすると、その女性の方から逆に「モータウン・レーベルの『何とかジョエルズ(ファースト・ネイムが聞き取れませんでした。失礼!)』というシンガーを知っている?」と聞き返されたのですが、知っているはずもなく、「モータウンだったら、シュープリームスやマービン・ゲイ、テンプテーションズだったら知ってるけど・・・。あっ、マイケル・ジャクソンも勿論しってるよ。」などと、間抜けなレスポンスをしていると、そのやり取りを聞いていたのか?家内が「SOULIVE」のCDをかけたので、「彼らのこと知ってる?」と言ってジャケットを見せて「これが彼らのファースト・アルバムだよ。」と言うと、二人は知っている様でした。

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以上、今日の出来事でした。
あけまして、おめでとうございます。
前回の記事で、当店のホームページのアクセス・カウンターが、ラッキーなことに『11111』で年を越せたとお知らせしましたが、『年越し』といえば、いつも欠かさず見ているBS-TBSの『吉田類の酒場放浪記』という番組の特番で『年またぎ酒場放浪記』というのが12月31日から1月1日にかけての深夜にオンエアされていました。

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その中で、アメ横の近くの『槇島(まきしま)』という酒屋が取材されていました。

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この酒屋では『立ち飲み』もやっているので紹介されているのですが、その店内のシンプルなカウンターの風情が、和風な店ながら『BAR』の初期の姿を彷彿とさせている様で、とても興味深かったのです。
というのも、『BAR』というのは、『酒を売っていた店が、酒を量り売りして、その場で飲ませるようになった』のが始まりらしくて、酔っぱらった客が勝手に酒をグラスにつぐのを防止するために、酒を置いている所と、客が飲んでいる所を、棒(BAR)で仕切ったところから発展して今の『カウンター』の形式が出来たと言われているからです。

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話を番組に戻しますが、"類さん"が取材した時、ドイツからの常連さん(?)が来ていて、いつもは常連さんがオーダーした食べ物を「ちょっと、いいですか?」なんて言って、『お裾分け』をしてもらうのですが、この時は何故かこのドイツの常連さんにいきなり自分のビールを『お裾分け』して乾杯します。

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そしてその後も"類さん"は、高知の『土佐鶴』の新酒を彼らにご馳走するのです。
『土佐鶴』は"類さん"の故郷の酒なので、「どうだ、旨いだろう!!」と自慢したかったのかも?

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反応は上々で、「美味しい!!」と日本語で言っとりました。

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しかしその後、"類さん"がオーダーしたのは『粗挽きソーセージ』

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実は、これ『魚肉ソーセージ』だったのですが、

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これは、彼らに『お裾分け』していません。
"類さん"が『かじってしまった』ということもあるし、

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『魚肉ソーセージだから美味しくない』という訳では勿論ないのでしょうけれど、
ソーセージの本場のドイツ人には流石に薦められなかったのでしょうか?
番組的には試食してもらって、コメントしてもらうのも面白かったのでは?