Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

以前の記事でも少しご紹介した『去年から来られる様になった、1940年代以前のジャズにとても詳しい方』が、この間も来られて、ユービー・ブレイク(p)の話題になったので、『動くユービー・ブレイク』をお見せしたところ、とても喜んでいただきました。

ONS-EUBIE BLAKE-1

その映像というのは、1981年1月20日に、カールギー・ホールで開催された『AN EVENING OF ALL STARS』と題されたコンサートを収録した

ONS-CARNEGIE HALL

『ONE NIGHT STAND ~ A KEYBOARD EVENT』というタイトルの映像ソフトで、

ONS-TITLE.jpg

ユービー・ブレイクの他にも、ハービー・ハンコック、ケニー・バロン、ローランド・ハナ、ジョージ・デューク、ボブ・ジェイムズ、ロドニー・フランクリンといった6人のピアニストや、チャールズ・アーランド(org)、ボビー・ハッチャーソン(vib)、ヒューバート・ロウズ(fl)、アーサー・ブライス(as)、ロンカーター(b)、スタンリー・クラーク(b)、バディー・ウイリアムス(ds)といった錚々たるメンバーが競演しています。

ステージに6台のピアノを並べて、上記の6人のピアニストが共演する超豪華なシーンがあったり、
ボビー・ハッチャーソンがケニー・バロンと共演して『マリンバ』を演奏する珍しいシーンがあったりしますが、

ONS-BOBBY HUTCHERSON

このコンサートの目玉は、やはり何と言っても、ユービー・ブレイクの演奏でしょう。
ブレイクは、1883年2月7日生まれのラグタイム・ピアニストで、『MEMORIES OF YOU』の作曲者としても知られていて、ここでもこの曲を演奏しています。
このコンサートの翌月には98歳になるのですが、演奏の途中で大きな声でかけ声を出したり、ステージに登場する時も自分で歩いて出てきたりして、とても元気そうなのですが、残念ながら、この翌々年(1983年2月12日)に100歳で亡くなっいます。

ONS-EUBIE BLAKE-2

ブレイクが登場する時、司会者が『NATIONAL TREASURE』と言って紹介しているのが印象的です。

ONS-EUBIE BLAKE-3
以前の記事で、吹田市(大阪府)のマンホールに、最近NHKのTVドラマにもなった、岡本太郎さんの『太陽の塔』がデザインされているとご紹介した事がありますが、
最近、私の実家の枚方市(大阪府)のマンホールに『菊』と『くらわんか舟』がデザインされている事に気付きました。

HIRAKATA MANHOLE-2

こんなのも、あるみたいです。

HIRAKATA MANHOLE-1

HIRAKATA MANHOLE-3

『菊』は、私が幼い頃から『枚方パーク』で開催されていて、数年前になくなってしまった『菊人形』や『菊の品評会のような展示』からデザインしたのでしょうし、

HIRAKATA-KIKUNINGYO.jpg

HIRAKATA-KIKUNINGYO-KIKU.jpg

『くらわんか舟』は、"東海道五十三次"の続きの56番目の宿場『枚方宿』の淀川で、"三十石舟"の旅客に『くらわんか(食べるか?)』と乱暴な言い方をして食べ物や酒を売っていたという小舟の様子を描いた"安藤広重"の絵をデザインしたのでしょうね。

HIROSHIGE-KURAWANKA FUNE

ところで、マンホールのデザインに気が付いたということは、下を向いて歩いていたということですか?・・・・・。
いかん、いかん!! 前を向いて歩いて行かないと!!
先日リリースされた、タワー・オブ・パワーの結成40周年記念ライブのDVDを早速ゲットしました。
2008年10月18日に、あのビル・グラハムが運営していたサンフランシスコの『フィルモア・オーディトリアム』で開催されたライブです。

TOP 40TH ANNIVERSARY-DVD JACKET

『フィルモア』ってまだ残ってたんですね!!!

FILLMORE AUDITORIUM

そういえば、ボブ・ディラン、ジョニ・ミッチェル、ジェームス・テイラー、キャロル・キング、ニール・ヤング、リンダ・ロンシュタット、イーグルス等数え切れないシンガー・ソングライターやウエストコースト系ミュージシャンの登竜門的なロサンゼルスの老舗ライブ・ハウス『トルバドール』も残っていて、2007年に、ジェームス・テイラーとキャロル・キングがリユニオン・ライブを演っていましたね。

TROUBADOUR-FC2.jpg

そろそろ、話をタワー・オブ・パワー(TOP)に戻しましょう。
このDVDのボーナス映像でリーダーのエミリオ・カスティーヨが言っているのですが、
結成当時、サンフランシスコを拠点にしていたミュージシャンは大勢いたので、自分たちは、当時はまだ拠点にしていたミュージシャンがいなかった『オークランド』をホームグラウンドにする事にしたそうです。

TOPは、核になっているメンバー以外のメンバー・チェンジが頻繁なバンドですが、このライブでは、いままでに参加したメンバーが多数集まっていて、とても楽しめます。
結成時のオリジナル・メンバーからは、現在も核メンバーとして活動している、エミリオ・カスティーヨ(ts&vo)、

TOP 40TH-EC

スティーブン"ドック"クプカ(bs)、

TOP 40TH-SDK

フランシス"ロッコ"プレスティア(b)、

TOP 40TH-FRP

デビッド・ガリバルディ(ds)をはじめ、

TOP 40TH-DG

グレッグ・アダムス(tp)、

TOP 40TH-GA

ミック・ジレット(tp&tb)、

TOP 40TH-MG

この後亡くなってしまうスキップ・メスキート(ts)。

TOP 40TH-SM

1970年代前半の最盛期のメンバーからも、チェスター・トンプソン(org)、

TOP 40TH-CT

レニー・ピケット(ts)、

TOP 40TH-LP

ブルース・コンテ(g)等が参加しているのが嬉しいですね。(ブルースはフィリピンから来たそうです!!!)

TOP 40TH-BC

そのうえ、ゲスト・ヴォーカルで『サム&デイブ』のサム・ムーアまで2曲で歌ってます。

TOP 40TH-SAM MOORE

ところで、リーダーのエミリオ・カスティーヨが、ボーナス映像の、打ち上げの乾杯でのスピーチと思われるシーンで『俺は最高のプレイヤーじゃないけど、最高のプレイヤーを扱うのが上手いんだ!!』という様な事を言っているところがあるのですが、自分自身を客観的に分析していてスマートな人だなあ~~~と感心しました。(歌は結構イケてると思いますよ。)
TOPを40年間牽引して来られた秘密を垣間見たような気がしました。
東北関東大震災から10日、これからまだまだ大変だとは思いますが、いつまでも下を向いていても、何も良い方向に行かないと思いますし、全然更新していないにもかかわらず、アクセスして下さる方もおられますので、そろそろ更新を始めて行こうと思います。
よろしくお願いいたします。
某ジャズ雑誌の最新号の広告ページで、スコット・ハミルトンのライブ盤CDにDVDが付いているのを見つけてゲットしました。

SCOTT HAMILTON-LIVE AT NEFERTITI

このCD+DVD、実は1年程前にリリースされていた様なのですが、見逃してました。(アブナイ、アブナイ)
2007年12月7日に、スウェーデンの『GOTHENBURG』という町にある『NEFERTITI』というジャズクラブでのライブが収録されていて、

SCANDINAVIAN FIVE 2007-SCOTT HAMILTON

バックを固めているのが北欧のミュージシャン達なので、『SCANDINAVIAN FIVE』というバンド名にしているのでしょうね。

JAN LUNDGREN(p)、ULF WAKENIUS(g)という名の知れたスウェーデン勢と

SCANDINAVIAN FIVE 2007-JAN LUNDGREN

SCANDINAVIAN FIVE 2007-ULF WAKENIUS

JESPER BODILSEN(b)、KRISTIAN LETH(ds)というあまり知られていないデンマーク勢の組み合わせになっていて、特にウルフは『地元「GOTHENBURG」出身だ』とボーナス映像のインタビューで言っていて、そのせいか?もう一つのボーナス映像で『SMILE』をソロで演奏するシーンも収録されています。

『SMILE』のソロは、『TOKYO BLUE』というアルバムにもアコギのソロで収録されていますが、

ULF WAKENIUS-TOKYO BLUE

こちらはエレクトリック・ヴァージョンになっています。

ところで、ウルフ・ワケニアスが愛用しているギターは、日本の"アリア"製だという話は良く知られていて、このライブでも最初から最後までこのギターを使っているのですが、

SCANDINAVIAN FIVE 2007-ARIA GUITAR

よく見てみると、ヤン・ラングレンが弾くピアノが"ヤマハ"だったり、

SCANDINAVIAN FIVE 2007-YAMAHA PIANO

デンマークのドラマーが叩くドラムセットが"パール"だったりと、

SCANDINAVIAN FIVE 2007-PEARL DRUM

日本製楽器のオンパレードなんです!!!
まあ、良くある事なんでしょうけれど、スウェーデンのジャズ・クラブで、5人中3人が日本製の楽器を使っているとは、日本のメーカーも頑張ってるもんです!!!???

ところで、このライブの21年前、1986年9月28日に『富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル』に出演したハミルトンは、こんなでした。

SH1986.jpg
3月になったので、店内にディスプレイしているレコード・ジャケットを更新しました。
今回は、『ビルの地下への出入り口に、ミュージシャンがたたずんでいるジャケット』にしてみました。

ブッカー・アービンの『GROOVIN' HIGH』と、

BOOKER ERVIN-GROOVIN HIGH

ロッキー・ボイドの『EASE IT』にしました。

ROCKY BOYD-EASE IT

『EASE IT』は、『JAZZ TIME』というレーベルからリリースされているのですが、レコーディングに参加しているケニー・ドーハムの方が知名度があったせいか?、何故か、ジャケットの左側には、日本盤のLPレコードによく付いていた『帯』の様に見えるものがデザインされていて、その上の方にドーハムの写真が印刷されていたりしていますし、

『MUSE』レーベルからは、『同内容、同タイトル、ジャット違い』のアルバムが、『ドーハム名義』でリリースされていたります。

KENNY DORHAM-EASE IT

よく似た感じのデザインで、ハリー・ハリスの『BREAKIN' IT UP』なんていうのも、ありますよね。

BARRY HARRYS-BREAKIN IT UP
前回の記事でお知らせした『ヤードバーズ』のライブが、今日(3/3)からビルボード大阪で始まりますが、
この『ヤードバーズ』というバンド名は、キース・レルフの発案で、チャーリー・パーカーの『ヤードバード組曲』がヒントになって命名したという事のようです。
でも、元々『ヤードバード』というのは、パーカーのニックネームで、『ニワトリ』という意味があるようです。
『THE TRIUMPH OF CHARLIE PARKER』というパーカーの伝記映像の中で、ジェイ・マクシャンがインタビューを受けて証言しているのですが、

パーカーがジェイ・マクシャンのバンドに在籍していた頃、リンカーンという町にある大学の社交クラブへ演奏しに行く途中で、

YARDBIRD STORY-1

道を歩き回っていたニワトリを

YARDBIRD STORY-2

パーカーの乗っていた車が過ってひいてしまって、

YARDBIRD STORY-3

その時パーカーが『ヤードバードをひいちまったぞ!!』と言って騒いだり、

YARDBIRD STORY-4

そのニワトリをリンカーンまで持って行き、

YARDBIRD STORY-5

リンカーンで宿泊した民家の女主人に、

YARDBIRD STORY-6

YARDBIRD STORY-7

パーカーが『良いニワトリが手に入ったので、料理してくれませんか?』と頼んだので、

YARDBIRD STORY-8

その日は、ご馳走が食べられたということから、

YARDBIRD STORY-9

マクシャンや他のメンバー達が、パーカーのことを『ヤードバード』と呼ぶようになったという事だそうです。

その後、それを略して『ヤード』とか『バード』と呼ばれるようになって、『バード』の方が一般的になったという事のようです。

だから、こういうジャケットは、

CHARLIE PARKER-DIAL STORY

パーカーがアドリブを自由に操る様を、空を自由に飛び回る「鳥」のイメージと重ね合わせているという事なんでしょうけれど、

CHARLIE PARKER-DIAL STORY-BLUE

この伝記映像で、マクシャンが言っているパーカーのニックネームの由来からすると、チョット違っているという事になるのではないでしょうか?