Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

さて今回は、以前から何度も話題にしているマイルス・デイビスのモントルーJF出演時の10枚組DVDから、

MILES DAVIS-MONTREUX 1973-1991-THE DEFINITIVE-10DVD

1989年のステージの"ひとこま"をご紹介しましょう。

『HUMAN NATURE』を演奏するシーンで、"サプライズ"という感じでチャカ・カーンが飛び入りして歌うのですが、左手に白い紙の様な物を持って出て来たかとおもいきや、

MILES DAVIS-MONTREUX 1989-CK-CP-1

それを見ながら歌い出すのです。
そうです!! "カンペ"です。 歌詞覚えてなかったんですね~~~。

MILES DAVIS-MONTREUX 1989-CK-CP-2

テーマを歌った後、マイルスのペットとスキャットで掛け合いを演るのですが、その時も"カンペ"は手放さずに、それで汗をかいているマイルスを扇いだりしております!!!!!
何という大胆な!!!!! 恐ろしや、恐ろしや!!!!!

MILES DAVIS-MONTREUX 1989-CK-CP-3

ところが、マイルスはというと、この笑顔です。

MILES DAVIS-MONTREUX 1989-MD SMILE

マイルスも丸くなったもんです!!
というか、もともと女性には甘かったのかも?
帝王も"人の子"だったという事なんですかね~~~???

ところで、以前の記事でも書いた、この時テナーを吹いている"スタン・ゲッツみたいな"この人

MILES DAVIS-MONTREUX 1989-RM

DVD付属のブックレットのクレジットを見て確認してみると、やっぱり"リック・マーギッツァー"でした。
最近時々"iConcerts"というBS-TwellVの番組の映像をご紹介していますが、
先日ナイル・ロジャース率いる

CHIC MONTREUX 2004-NILE ROGERS

"シック"の2004年のモントルー・ジャズ・フェスティバル出演時の映像をオンエアしていました。

CHIC MONTREUX 2004-FEMALE VOCALS

『EVERYBODY DANCE』という定番曲を演ってました。
曲は定番ですが、良く見ているとドラムをオマー・ハキムが叩いてました。
こんなとこでも演ってたんですね!!!
この人のドラミングは、伸びやかで躍動的なところが気に入ってます。

CHIC MONTREUX 2004-OMAR HAKIM

そして同じ"iConcerts"で、もう一人2回に渡ってオンエアされていたのがジェイムス・テイラー。
ビーコン・シアターでの1998年のライブで、超有名曲『YOU'VE GOT A FRIEND』と『MEXICO』という曲を演ってました。

JAMES TAYLOR 1998-BEACON THEATRE

こちらも注意して見ていると、バックでベースを弾いているのは、ジミー・ジョンソンでした。

JAMES TAYLOR 1998-JIMMY JOHNSON-1

この人、スラッピング等の派手なプレイは全くと言ってよいほど演りませんが、指弾きで奏でられるラインには歌心が溢れていて、それでいて前に出て来ない"しぶい"プレイヤーで、こういうシチュエーションにはピッタリな人ですよね。

JAMES TAYLOR 1998-JIMMY JOHNSON-2

結構好きなベーシストです。
この間、NHKの"エル・ムンド"という番組の"EL MUNDO LIVE"というコーナーに、リチャード・ボナが出演していました。
この番組に、以前ラリー・カールトンやナイル・ロジャース、ジョー・サンプル、ロン・カーター、タニア・マリア、モンティ・アレキサンダー等が出演していたのを見逃していたので、今回は満を持して録画しました。
(NHKさん再放送してくれないかなぁ~~~。)

EL MUNDO-RICHARD BONA-TITLE

"天才ベーシスト"と紹介されて、いきなり演奏が始まったかと思いきや、ベースは弾かずに、『SAMAOUMA』という曲を自分の声を何回もシークエンサーに重ねて録音して行くという"ジャコ・パストリアスがベースで演っていた様な"パーフォーマンスを披露するという少し肩すかしな始まり方でした。

EL MUNDO-RICHARD BONA-SAMAOUMA

その後のトークで「ベースを始めた時に初めて聴いたのがジャコのアルバムだった」ということが判明。やはり前述のヴォイス・パフォーマンスはジャコの影響だったのかと納得したのでした。

EL MUNDO-RICHARD BONA-BASS TECHNIC-1

そしてトークの途中では、司会者のリクエストに応じて、お待ちかねのベース・テクニックを披露。スラッピングを中心にした超絶技巧を短く演ってくれました。

EL MUNDO-RICHARD BONA-BASS TECHNIC-2

トークの後には、『風がくれたメロディ』というNHKの放送で使われたという曲を、ベースを弾きながら日本語で歌うという多芸ぶりを発揮するのですが、

EL MUNDO-RICHARD BONA-DUO WITH YO-1

この時期この番組にたまたまフィーチャーされていて、ボナに自らのアルバムのレコーディングに参加してもらった事のある"小沼ようすけ(g)"とのデュオというフォーマットで演奏されております。

EL MUNDO-RICHARD BONA-DUO WITH YO-2

小沼は、『レコーディングの時に、今までギターをピックで弾いていたのを、ボナの影響で"指弾き"に変えた』なんていうエピソードも披露していました。

ところで、ここでボナの声を捉えているNHKのロゴが入った"SHURE社のSM58"という定番マイクなんですが、スタジオのセットや出演者の衣装等がバッチリ"ピカピカ"にキマっているのに比べ、かなり"年季の入った"ものが使われております。

EL MUNDO-RICHARD BONA-SHURE SM58

もう少し"ましな"見かけのものがNHKにはなかったのでしょうかね・・・・・?(笑)
2009年4月から、関西ジャズ・シーンの情報を発信し続けているフリーペーパー『WAY OUT WEST』。
その片隅で、"ジャズやフュージョンの映像のコラム"を書かせていただいておりますが、
その過去の記事を振り返って読んでいただこうというシリーズ。

今回は、2010年5月号の第9回の記事です。

WOW2010-05-HYOSHI.jpg

この回は、"アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ"と、彼らの代表作のライブ盤でオーディエンスとして盛り上がってしまい、その叫び声がアルバムに収録されて曲のタイトルの一部にもなってしまった"ヘイゼル・スコット嬢"の映像2本をご紹介しました。

WOW2010-05-KIJI-09.jpg

画像をクリックしていただくと、大きくなって読みやすくなります。

今回も前回に引き続き、またまた今年の東京JAZZから、アル・ジャロウをフィーチャーした"JAZZ FOR JAPAN BAND"です。

TOKYO JAZZ 2011-JFJ

メンバーは、アル・ジャロウを始めとして、

TOKYO JAZZ 2011-JFJ-AJ

ヒューバート・ロウズ(fl)、

TOKYO JAZZ 2011-JFJ-HR

トム・スコット(ts)、

TOKYO JAZZ 2011-JFJ-TS

デビッドT.ウォーカー(g)、

TOKYO JAZZ 2011-JFJ-DTW

レオン・ンドゥグ・チャンクラー(ds)他という"バラバラ"な顔ぶれで、

TOKYO JAZZ 2011-JFJ-LNC

『SPAIN』と『MY FAVORITE THINGS』を演っております。

そして、ここで、ちょっと気になるのが、アル・ジャロウのマイクに付いているウレタン製のウインドスクリーン。
普通は、丸い部分全体をスッポリと覆っているものなのですが、ここでは中途半端に半分位しか覆っておりません!!

TOKYO JAZZ 2011-JFJ-AJ-WIND SCREEN-1

機能的には、これで充分役目を果たすのかもしれませんが、"見た目"的にはかなり気持ち悪いです!!!

TOKYO JAZZ 2011-JFJ-AJ-WIND SCREEN-2

まさか『帽子を被っているアル・ジャロウのイメージとマッチングさせている』なんていうのは深読みしすぎですよね!!!???
今回も、先日NHKでオンエアされた今年の東京JAZZから、ケニー・バロン・トリオをレポートしましょう。

TOKYO JAZZ 2011-KENNY BARRON TRIO-KB

バロンは、ベースに関西出身の北川潔を、

TOKYO JAZZ 2011-KENNY BARRON TRIO-KK

ドラムには、ジョナサン・ブレイクという若手を起用しております。

TOKYO JAZZ 2011-KENNY BARRON TRIO-JB

この、ジョナサン・ブレイクなる若手は、父親がジョン・ブレイクというジャズ・バイオリン奏者で、ジョンは1992年に『QUEST』というアルバムをリリースしていて、アーチー・シェップ、グローバー・ワシントンJr、マッコイ・タイナー等と共演したりもしている様です。

JOHN BLAKE-QUEST 1992

NHKでは、トリオの演奏を2曲オンエアしていて、アルバム『THE MOMENT』に収録されている

KENNY BARRON-THE MOMENT

『FRAGILE』という"スティング"の曲と、『AND THEN AGAIN』という曲を演っているのですが、『AND THEN AGAIN』では、バロンがアドリブ・ソロの前半部分を、左手を膝の上に置いて、右手だけで弾いております。

TOKYO JAZZ 2011-KENNY BARRON TRIO-KB-RIGHT HAND

後半からは、左手が入って来て、よくあるパターンだとは思いますが、右手だけで弾いている時って、ソニー・ロリンズなんかがよく演っている"ピアノレス・トリオ"のピアノ版(変な言い方になってしまいますが、)といったところでしょうか?
狙っている効果は一緒だと思うのですけど、どうでしょう・・・・・!?
10月20日の記事で速報(?)した、今年の東京JAZZですが、その速報で話題にしたジョージ・デュークが、マーカス・ミラーとデビッド・サンボーンと共演して話題になった"DMS"のステージの模様をレポートしましょう。

TOKYO JAZZ 2011-DMS

このスペシャル・バンドは、このメンバーでレコーディングをしている訳ではないので、このバンド独自のレパートリーというのはない様で、3人のそれぞれの持ち曲を演っている様です。
NHKでは、サンボーンのアルバムから『RUN FOR COVER』とアルバム・タイトルにもなっている『STRAIGHT TO THE HEART』(どちらも作曲は、アルバムにも参加していたマーカス・ミラーです。)、それに、ジョージ・デュークの『BRAZILIAN LOVE AFFAIR』と、マーカス・ミラーの『BLAST !』がオンエアされました。

ジョージ・デュークは、"速報"でもお知らせしたように、ステージに登場する時に、黒いショルダー・バッグを持って出て来るのですが、

TOKYO JAZZ 2011-DMS-GD-SHOLDER BAG

演奏でも"ショルダー・キーボード"を多用しております。

TOKYO JAZZ 2011-DMS-GD-SHOLDER KEYBOARD

"ショルダー物"が好きなんですかね~~~???(そんな訳ないやろ!!!)

"ショルダー物"と言えば、今年の東京JAZZには、ラウル・ミドンも出演していて、ミドンもショルダー・バックを肩にかけて演奏しております。

TOKYO JAZZ 2011-RAUL MIDON-SHOLDER BAG

ミドンは、東京JAZZの直前に"ビルボード・ライブ"にも出演していて、そのライブを聴きに行かれた当店のお客さんによると、ショルダー・バッグからは、ペットボトルの水やタオルを出していたそうです。
でも、やっぱり貴重品も入れてたかも!?(笑)
10月6日の記事で少しだけ速報でご紹介した、NHKでオンエアされた、マイルス・デイビスの1973年6月の東京・新宿・厚生年金会館でのライブ映像ですが、

MD TOKYO 1973-MD

MD TOKYO 1973-KOHSEINENKIN KAIKAN 1973.6

この映像は、1973年7月1日に『世界の音楽』という番組で放送されたものだそうです。

MD TOKYO 1973-SEKAI NO ONGAKU

そのためか、番組の冒頭には"今夜のお客様"というテロップが入っていて、

MD TOKYO 1973-KONYA NO OKYAKUSAMA

その後、マイルスのプロフィールのテロップも入っていたりします。

MD TOKYO 1973-PROFILE

普段は、ゲストをスタジオに招いて話を聴いたりするトーク番組だったのかも?
メンバーは、下の画像のとおりです。

MD TOKYO 1973-MEMBERS

ところで、10月6日の記事では詳細が不明だった演奏曲目と曲順をある程度自分なりに何とか調べてみましたので、とりあえずご報告してみたいと思います。(結構苦労しました。)
番組のクレジットでは、下の画像の様になっていますが、

MD TOKYO 1973-SET LISTS

こんな感じなのではないか?と思うのですが・・・・・。
(あまり自信がありません・・・・・。)

1.ZIMBABWE
2.TIME IN 5
3.RIGHT OFF
4.FUNK〔PRELUDE,PT.1〕
5.TURN AROUND PHRASE
6.不明?
7.IFE
8.TUNE IN 5

ところで、番組の冒頭でこんなテロップ("PART 1")が右下に入っているのを発見しました。

MD TOKYO 1973-PART 1

これって、『PART 2(ライブの後半)』も収録していて放映したってことでしょうか?
だとすると、そちらの方もぜひ探し出して、オンエアして貰いたいものです!!!!!

先日リリースされた、モントルーJFでのマイルスの10枚組のDVDの中の、1973年7月8日の映像には、

MILES DAVIS-MONTREUX 1973-1991-THE DEFINITIVE-10DVD

先行リリースされていたハイライト版DVDに収録されていたのと同じ『IFE』1曲だけしか収録されていなくて残念だったので、

MILES DAVIS-MONTREUX 1973-1991-DVD

この東京のライブ映像は貴重だと思います!!!!!
でも、東京(6月16日来日。ライブ・スケジュールは調査不足で不明です。)から僅か2~3週間しか経っていないのに、モントルーでの『IFE』は、かなり変貌しています。
この時期のマイルス・バンドは、とても流動的だったんですね。