Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

先日店に行く時に、何時も乗っている地下鉄の御堂筋線で初めて新型の車両に巡り会いました。

MIDOSUJI LINE-NEW MODEL

車両の一番端のシートに座ったのですが、その近くには消火器が設置されていて、消火器の収納場所には扉が付いていて、扉には小窓があるのですが、この小窓の形が御堂筋に植わっている銀杏の葉が二枚斜めに並んだ形になっていました。
こんな地味な場所に細かい芸を施すなんて誰が思い付いたんでしょうね。
ところが近くに人が立っていたので残念ながら写真撮影は出来ませんでした。
後日何とか撮影してアップしようと思います。
またまたジャズ・アイコンズのシリーズ5から、今回は、フレディ・ハバードの1973年3月フランスでのライブ映像です。
CTIレーベルに録音していた頃で、この時代らしく長尺の曲を3曲演奏しています。

FREDDIE HUBBARD-JAZZ ICONS 5-DVD JACKET

ハバードは、帽子を被っていて髭面で、見た目がいつもと違う雰囲気で「おや!」っと思わせますが、演奏の方は快調で、ジュニア・クック(ts,fl)やジョージ・ケイブルス(elーp)等のソロもフィーチャーされています。

FREDDIE HUBBARD-JAZZ ICONS 5-FRANCE 1973-FH

ところで、2曲目にはマイケル・カービンの長尺のドラムソロがあるのですが、その途中でカービンが変な姿勢になります。

FREDDIE HUBBARD-JAZZ ICONS 5-FRANCE 1973-DRUMMER-1

スネアドラムに顔を伏せる様にしてシンバルを叩きながらバスドラムを連打し、何やら呪文の様な声を発しております。
この時代はアフリカ回帰的な雰囲気が盛り上がっていた頃なので、アフリカの何処かの部族の伝統的な儀式でも真似しているのでしょうか?
先日、久しぶりにズート・シムズの『IN A SENTIMENTAL MOOD』という以前にもご紹介したDVDを観ていたのですが、

ZOOT SIMS-IN A SENTIMENTAL MOOD-DVD JACKET

最後の曲『枯葉』で、ズートとルネ・グスタフソン(g)がリズムに合わせて2人同時に足を踏んでいるところを捉えたシーンがあるのですが、それが微妙にズレていることに気が付きました。

ZOOT SIMS-IN A SENTIMENTAL MOOD-RG

やはり一人一人グルーヴの感じ方が微妙に違うってことなんでしょうね~~~。
でも、そのズレが"ず~~~っと一定"なのは流石だと思いました。
2009年4月から、関西ジャズ・シーンの情報を発信し続けているフリーペーパー『WAY OUT WEST』。
その片隅で、"ジャズやフュージョンの映像のコラム"を書かせていただいておりますが、
その過去の記事を振り返って読んでいただこうというシリーズ。

今回は、2010年9月号の第13回の記事です。

WOW2010-09-HYOSHI.jpg

この回は、マイルス・デイビスが"最後に過去を振り返った"と言われている1991年パリでの『同窓会ライブ』の映像をご紹介しました。

WOW2010-09-KIJI-13.jpg

画像をクリックしていただくと、大きくなって読みやすくなります。
先日、お客さんのリクエストに応えて、エリック・アレキサンダーのライブ映像『PRIME TIME』を久しぶりに店でかけました。

ERIC ALEXANDER-PRIME TIME-JACKET

このDVDは最近よくある『CDのボーナス・ディスク』なのですが、DVDの方が欲しくて購入していました。
新しい映像なので画質はクリアなのですが、カメラがズームして寄って行く時や、逆に引いて行く時が"素人が家庭用のカメラで撮っている"様なぎごちない動きをしています。

ERIC ALEXANDER-PRIME TIME

予算をケチって駆け出しのカメラマンでも雇ったんでしょうか?
これでは流石に単独のDVDとしてリリース出来なかったんでしょうね。
このあいだから何度もご紹介しているジャズ・アイコンズ"シリーズ5"のDVDボックス・セットですが、
その中から、今回は1972年3月フランスでのローランド・カークのライブです。

ROLAND KIRK-JAZZ ICONS 5-DVD JACKET

同年7月にモントルーJFに出演した時の映像が過去に輸入物のVTRでリリースされていますので、カークは、その約4ケ月前にもヨーロッパを訪れていたという事になります。

ROLAND KIRK-MONTREUX 1972-VTR-1

このライブでカークは『FOR BECHET & ELLINGTON & BIGARD & CARNEY & RABIT』というデューク・エリントン楽団のメンバー等にトリビュートしたと思われるタイトルの付いた曲を演奏しているのですが、この曲、エリントンの『BLACK AND TAN FANTASY』そのものです。
そして、この曲でカークはクラリネットを吹いているのですが、カークがクラリネットを吹いている映像はあまり見たことがありません。

ROLAND KIRK-JAZZ ICONS 5-PARIS 1972-CLARINET

でも、1967年に"VERVE"レーベルに唯一録音した『NOW PLEASE DON'T YOU CRY BEAUTIFUL EDITH』以来、アルバムでは度々クラリネットを吹いているのでした。

ROLAND KIRK-NOW PLEASE DONT YOU CRY BEAUTIFUL EDITH

そして、このライブと同年の1972年には、デューク・エリントン楽団で1943年から約8年間専属歌手を務めたというアル・ヒブラーをゲストに迎えた"エリントン・リスペクト・アルバム"とでも言うべき『A MEETING OF THE TIMES』も録音しているのでした。

ROLAND KIRK-A MEETING OF THE TIMES

ところで、このライブでドラムを叩いているリッチー・ゴールドバーグという人が珍しい事をやってくれてます。
何とタムにチューブを突っ込んでいて、そのチューブに息を吹き込むことによって内部の空気圧を変化させ、タムのピッチを変化させるという"息吹き込み式ベンディング奏法"とでも言うべき珍技を披露してくれているのであります。

ROLAND KIRK-JAZZ ICONS 5-PARIS 1972-TUBE TUNING DRUM

普通は、肘をタムのヘッドに押しつけてピッチを変化させますし、20年?程前にヤマハがペダルを踏み込んでピッチを変化させるフロアタムをリリースしていたとは思いますが、こんなのは今まで見たことありません!!!
このライブではその他にも、コルトレーンの『BLUE TRAIN』を演っていたりして、カークは相変わらず"おっ!"っと思わせてくれます。
私の姪が絵の勉強をしているのですが、先日、彼女が学校のイベントに出展した作品を絵はがきにしたものを2枚貰いました。

SAWAKO CHAN-PAINTINGS-1

SAWAKO CHAN-PAINTINGS-KAERU  GRAPE FRUIT

なかなか"イケてる"と思うのですが、どうでしょう。
先日ゲットして、何回か記事にもしているジャズ・アイコンズの"シリーズ5"の6枚組DVDボックスですが、その中からジョン・コルトレーンのアンティーブJFからの映像をご紹介しましょう。

JOHN COLTRANE-JAZZ ICONS 5-DVD JACKET

この映像は以前にVTRやLDでリリースされていましたが、そこでは2曲しか収録されていなかったのに比べ、今回は5曲収録されていて、画質も格段に良くなっています。

JOHN COLTRANE-JAZZ ICONS 5-ANTIBE 1965

そして何と言っても、ライブ演奏が収録されたのはこれが最初で最後だという『至上の愛』が"目玉"でしょう。
但し、最後まで収録されていなくて"パート2"の途中でフェイド・アウトしてしまうのが何とも残念です。
この時の演奏は1980年代にフランスの"ESOLDAN"というレーベルからレコードがリリースされていて、その後、追加曲入りでCD化され、CDでは"パート4"の最後まで収録されている様です。

JOHN COLTRANE-LOVE SUPREME LIVE 1965-JACKET

そして、その"続編"とも言えるもう1枚の同シリーズのCDには、DVDには収録されていない『MY FAVORITE THINGS』と『AFRO BLUE』の2曲も収録されている様です。

JOHN COLTRANE-LIVE IN ANTIBES 1965-JACKET

このCD、現在入手がかなり困難な様ですが、今は、このCDで聴くことが出来る様です。

JOHN COLTRANE-THE COMPLETE CONCERTS-JACKET

前々々回の記事でご紹介したジャンゴ・ラインハルトのDVD『THREE-FINGERED LIGHTNING』ですが、

DJANGO REINHARDT-THREE FINGERED LIGHTNING-DVD JACKET

様々な関係者へのインタビューの背景に映る演奏シーンの完奏版が、ボーナストラックとして4曲収録されています。
その内、ジャンゴ本人の演奏映像は、1938年にBBCで収録されたプロモーション・フィルム風の『J'ATTENDRAI』という1曲だけで、ステファン・グラッペリも参加している"フランス・ホット・クラブ五重奏団"の演奏です。

DJANGO REINHARDT-THREE FINGERED LIGHTNING-FHCQ1938

そして残りの3曲は、ジャンゴの孫というデビッド・ラインハルトの演奏で、オルガン・トリオで1曲と、ギター・ソロで2曲演奏しています。
デビッドが演奏している傍らにはギターが2台置いてあって、その内の1台は1938年の映像でジャンゴが弾いていたのと同じモデルの様ですが、ここでは置いてあるだけで、デビッドはそのギターを弾きません。そして演奏の方も、ここで聴く限りジャンゴのスタイルを引き継いでいるわけではない様です。

DJANGO REINHARDT-THREE FINGERED LIGHTNING-DRGUITARS

ところで、オルガン・トリオでデビッドと共演しているドラマーなのですが、とてもシンプルなセットで叩いています。
タム類が一切なくて、スネアとバストラとシンバル類だけで演ってます。
この様なセットで叩いているドラマーは、古い映像で見かけたことはありますが、あまり見かけたことがありません。
なかなか新鮮な感じです。