Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

ここのところ何回か記事にしている『ネットオークションで最近ゲットしたLD』ですが、
最後の1枚は、カウント・ベイシー楽団の1985年・東京でのライブ映像です。

COUNT BASIE-1985 JAPAN-JACKET

ベイシー楽団とはいっても、御大は前年に亡くなっていて、楽団を率いているのはサド・ジョーンズです。

COUNT BASIE-1985 JAPAN-TJ

ゲスト・ヴォーカルが、ナンシー・ウィルソンとジョー・ウィリアムスという豪華版で、二人が共演するシーンもあります。

COUNT BASIE-1985 JAPAN-NWJW

でも、サド・ジョーンズのトランペットが、ジョー・ウィリアムスが歌う『YOUNG AND FOOLISH』でしか聴けないのが少し残念です。

COUNT BASIE-1985 JAPAN-TJ-TP

そして、ちょっと面白いシーンが見られるのがアンコールの『APRIL IN PARIS』です。
メンバーが次々とステージに再登場して来て演奏が始まるのですが、そこにフレディ・グリーンの姿がないのです!?
「どうしたのかな?」と思っていると、少し遅れてギター片手に悠然と現れ、拍手を浴びるのです。

COUNT BASIE-1985 JAPAN-FG-2

トイレにでも行っていて遅くなったんでしょうかねぇ・・・・・?
いつもの飄々とした雰囲気と相まって、微笑ましくもユーモラスなシーンです。
当店の常連さんで、当店の名物イベント「ブラインド・フォールド・テスト大会」にも御尽力頂く等、開店当初から大変お世話になったH氏が、昨年1月末に突然亡くなられてしまったのですが、
この度、そのH氏が運営されていた人気ブログ『JAZZ時々CINEMA』を紹介する番組が企画され、MBSラジオで放送されることになりました。
オンエアの日時は、3月24日(日)の深夜26時(25日の午前2時)から3時間程。
関西では、インターネットラジオのサイト「radiko」から「1179MBS」を選曲しても聴けるそうです。

H氏の娘さんが創られた"このニュースをお知らせする葉書"が下の画像です。
(個人情報の部分は削除させていただいております。)

JAZZ TOKIDOKI CINEMA-CARD

お時間が許せば、ぜひお聴きください。

なお、このブログは、当店ホームページの中の"リンク集"からもアクセス出来ますので、、
こちらの方も是非ご覧になって下さい。
2009年4月から、関西ジャズ・シーンの情報を発信し続けているフリーペーパー『WAY OUT WEST』。
その片隅で、"ジャズやフュージョンの映像のコラム"を書かせていただいておりますが、
その過去の記事を振り返って読んでいただこうというシリーズ。

今回は、2011年11月号の第27回の記事です。

WOW2011-11-HYOSHI.jpg

この回は、バリトン・サックスの巨人ジェリーマリガンの楽歴を振り返った映像をご紹介しました。

WOW2011-11-KIJI-27.jpg

画像をクリックしていただくと、大きくなって読みやすくなります。

なお当店では、第1回の記事から最新の記事まで読んでいただけるようにしております。
前回の記事でご紹介したカウント・ベイシーのアンティーブJFでの映像は、LDの前半に収録されている1961年のものでしたが、

COUNT BASIE-196168 ANTIVES-JACKET

同じLDの後半には1968年の映像が収録されています。

COUNT BASIE-1968 ANTIVES-CB

ソニー・コーン、オスカー・ブラッシャー、マーシャル・ロイヤル、エリック・ディクソン、グローバー・ミッチェル、フレディ・グリーン、ハロルド・ジョーンズ等のメンバーの中で、頻繁にソロでフィーチャリングされるのがエディ・ロックジョウ・デイビス(ts)なのですが、

COUNT BASIE-1968 ANTIVES-ELD

何故か突然"VI REDD(ヴァイ・レッド)"なる女性が"ストーミー・マンデイ・ブルース"で歌とアルトサックスでフィーチャーされています。

VI REDD-1968-ANTIBE JF WITH COUNT BASIE

この人、何者なのか分からないので、少し調べてみたところ、
"UNITED ARTISTS"レーベルから1962年にリリースされた『BIRD CALL』というアルバムや、

VI REDD-BIRD CALL

"ATCO"レーベルから1963年にリリースされた『LADY SOUL』というアルバムが代表作の様です・・・・・。

VI REDD-LADY SOUL
前々回の記事でご紹介したMJQのLDと一緒に"ネットオークションでゲットしたLD"の2枚目は、
カウント・ベイシーが、フランスのアンティーブJFに出演した時のもので、

COUNT BASIE-196168 ANTIVES-JACKET

今回は、そのLDの前半に収録されている1961年のライブをご紹介しましょう。

COUNT BASIE-1961 ANTIVES-CB

サド・ジョーンズ、スヌーキー・ヤング、マーシャル・ロイヤル、フランク・ウエス、フランク・フォスター、ベニー・パウエル、クエンティン・ジャクソン、フレディ・グリーン、ソニー・ペイン等を擁する楽団が、"スプランキー"、"シャイニー・ストッキングス"等の代表曲を演奏した後に、ランバート・ヘンドリックス&ロス(LH&R)が登場して来て、彼らが1957年にベイシー楽団の演奏を"ヴォーカリーズ"で歌ったファースト・アルバム『SING A SONG OF BASIE』に収録されている"エブリデイ"という曲を、本家本元のベイシー楽団と共演するという貴重なシーンを見る(聴く)ことが出来ます。

COUNT BASIE-1961 ANTIVES-LHR

LH&Rは、前述したファースト・アルバム『SING A SONG OF BASIE』の他にも

LHR-SSOB.jpg

1958年に『SING ALONG WITH BASIE』というアルバムで、既にベイシー楽団と共演しているのですが、

LHR-SAWB.jpg

ベイシー楽団と共演しているライブ映像が残っているというのは驚きです!!
先日、NHK-BS1の番組"地球テレビ・エルムンド"に、ジャンゴ・ラインハルトが創りだした"マヌーシュ・ジャズ"のギタリスト"ストーケロ・ローゼンバーグ"がゲストとして出演していました。

EL MUNDO-STOCHELO ROSENBERG-SR

自分のトリオにティム・クリップハウスというヴァイオリン奏者を加えたカルテットで、番組のタイトル曲でスティービー・ワンダー作の『YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE』をオープニングで演奏したり、本番では、自分達のルーツであるジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリの"フランス・ホットクラブ五重奏団"の演奏で有名な『MINOR SWING』と『FOR SEPHORA』というボサノバ風の曲を演ってくれました。

EL MUNDO-STOCHELO ROSENBERG-TRIOVLN

番組では、"マヌーシュ"や"ロマ"といった表現について解説してくれる場面があって、私の中で今まで曖昧だった事が解決してスッキリしたのですが、
それによると、インド北部をルーツとする"ロマ"という移動民族が11世紀頃からヨーロッパの各方面に馬車で移動して散らばって行き、その中のフランス北部やベルギー、オランダに行き着いた人達を"マヌーシュ"と呼ぶのだそうです。(当店常連さんの某氏によると、"ジプシー"という呼び方は"アチラ"では禁止用語になっているそうです。)

EL MUNDO-STOCHELO ROSENBERG-GYPSY ROOTS MAP

ストーケロ・ローゼンバーグは、弟のモゼス・ローゼンバーグをセカンド・ギターに起用しているのですが、
そのあたりは、ジャンゴ・ラインハルトが弟のジョゼフ・ラインハルトを"フランス・ホットクラブ五重奏団"のリズム・ギターに起用していたのと全く同じで、いわゆる"縁故雇用"ですが、
見知らぬ土地へ移って行ったマヌーシュの人達は"身内や仲間を大事にする"気持ちが自然に強くなっていったという事なんでしょうね。
この間、久しぶりにネットオークションでレーザーディスクを何枚か落札しました。
その内の1枚が、MJQがイギリスBBCの『JAZZ625』という番組に1964年4月28日に出演した時の映像です。
本当はDVDで探していたのですが、なかなか難しい様なのでLDでゲットしました。

MJQ-JAZZ 625-JACKET

MJQが"ATLANTIC"レーベルからリリースしている『THE SHERIFF』というアルバムと、

MJQ-THE SHERIFF

『COLLABORATION』というアルバムの録音の間に収録されていて、

MJQ-COLLABORATION.jpg

『COLLABORATION』で共演しているローリンド・アルメイダ(g)が、既にここで「ONE NOTE SAMBA」と「FUGUE IN A MINOR」の2曲を演奏しています。

MJQ-JAZZ 625-LA

「ONE NOTE SAMBA」では、ミルト・ジャクソンやジョン・ルイスもソロをとっているのですが、
この二人がボサノバを演っているのって珍しいですよね!?