Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

2009年4月から、関西ジャズ・シーンの情報を発信し続けているフリーペーパー『WAY OUT WEST』。
その片隅で、"ジャズやフュージョンの映像のコラム"を書かせていただいておりますが、
その過去の記事を振り返って読んでいただこうというシリーズ。

今回は、2012年9月号の第37回の記事です。

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この回は、ラリー・カールトンがNHKの某番組に出演した時の印象的なシーンをご紹介しました。

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画像をクリックしていただくと、大きくなって読みやすくなります。

お当店では、第1回の記事から最新の記事まで読んでいただけるようにしております。
以前の記事でも度々ご紹介していて、その後のリリースにも期待して注目していた『NORTH SEA JAZZ LEGENDARY CONCERTS』という"ノース・シー・ジャズ・フェスティバル(オランダ)"の過去のライブを収録したCDとDVDのセットのシリーズに、この度、新たに2タイトルが加わりました。
まず1枚目が、エラ・フィッツジェラルドの1979年のステージを収録したものです。

ELLA FITZGERALD-NORTH SEA-JACKET

この年のエラのライブ映像と言えば、"モントルー・ジャズ・フェスティバル(スイス)"でカウント・ベイシー・オーケストラと共演した『THE PERFECT MATCH』というタイトルのものが以前にリリースされていて、

ELLA FITZGERALD-PERFECT MATCH-DVD JACKET

こちらも、CDでもリリースされていますが、

ELLA FITZGERALD-PERFECT MATCH-CD JACKET

今回のノース・シーJFのものは、ポール・スミス(p)、キーター・ベッツ(b)、ミッキー・ローカー(ds)という当時のレギュラー・トリオをバックにしたパフォーマンスで、華やかなモントルーJFでのステージとはまたひと味違った魅力を楽しめる内容となっています。
当店常連さんのI夫妻が来店前に買ってこられたものを店で観せていただいて、なかなか良い感じだったので即購入しました。
モントルーJFとノース・シーJFは同時期に開催されていて、両方のDVDに収録された曲も多数ダブっているので、エラが同じ曲をビッグバンドとピアノトリオでどう歌い分けているのかを聴き(観)較べてみるのも一興ではないでしょうか?

そして、もう1枚は、バディ・リッチ・オーケストラの1978年のステージを収録したものなのですが、

BUDDY RICH-NORTH SEA-JACKET

こちらは、よ~~~く調べてみると、以前"JAZZ ICONS"というシリーズでリリースされたものと全く同じ内容のようなので、購入を見送りました。

BUDDY RICH-NORTH SEA-JAZZ ICONS-JACKET

DVDは、全く違うタイトルで同じ内容のものがリリースされるケースが多いので注意しております。
前回の記事でご紹介したアニタ・オデイのドキュメンタリー映画のDVD。
手元に届いてパッケージを開けてみて初めて分かったのですが、これには本編のドキュメンカリー映画のディスクとは別に、もう一枚ボーナスDVDが付いていました。
このディスクには、映画のメインであるインタビューの合間に短く挿入されている『アニタが歌うシーンの完奏版』が数曲収録されているのです。
その中には、1944年にスタン・ケントン楽団をバックに「タビー・ザ・キャット」という曲を歌っている映像や、

ANITA ODAY-THE LIFE OF A JAZZ SINGER-1944-SK

ANITA ODAY-THE LIFE OF A JAZZ SINGER-1944-AO

1950~60年代頃ではないかと思われるヴィレッジ・ヴァンガートで収録された『ART FORD'S JAZZ PARTY』という番組に出演して「ボディ・アンド・ソウル」や「レッツ・フォール・イン・ラブ」を歌っている映像や、

ANITA ODAY-THE LIFE OF A JAZZ SINGER-AFJP-AFAO

ANITA ODAY-THE LIFE OF A JAZZ SINGER-AFJP-AO

年代は不詳ですが、『TIMEX ALL STAR JAZZ SHOW』という番組で、ホーギー・カーマイケルに紹介されてレス・ブラウン楽団をバックに「フォア・ブラザーズ」を歌っている映像なんていう今まで見たことのない貴重なものが含まれていて、

ANITA ODAY-THE LIFE OF A JAZZ SINGER-TIMEX ASJS-HC

ANITA ODAY-THE LIFE OF A JAZZ SINGER-TIMEX ASJS-AOLB ORCH

「嬉しい誤算」「想定外のハプニング」に興奮しているところです。
前々からちょっと気になっていたアニタ・オデイの伝記映画『THE LIFE OF A JAZZ SINGER』。
先日ふと思い出してネットで調べてみたところ、輸入盤DVDがリリースされているのを発見。
でもドキュメンタリー物なので、出演者が喋っている内容を聞き取れないと全く分からないので、どうしようか?と迷っていたところ、よ~~~くディスクの解説を読んでみると「字幕を5ケ国語の中から選ぶことが出来て、その中に日本語が含まれている」と書かれていたので迷わずゲットしました。
パッケージの裏を見てみると、この映画、2010年のグラミー賞にノミネートされていたり、各種のベスト・ドキュメンタリー賞にも選ばれているようです

ANITA ODAY-THE LIFE OF A JAZZ SINGER-DVD JACKET

内容の方は、アニタ縁の人々が彼女の人柄や歌手としての資質について語ったり、本人が過去のエピソードを語ったりする等よくある構成なのですが、
インタビューアーの質問に応えてアニタ独特の"歯に絹着せない、あっけらかん"とした口調で語られる赤裸々な過去のエピソードは聞き応えがあります。
扁桃腺の手術ミスによって歌唱法が制限されるようになった話や、長年アニタのサポートをする事になるジョン・プール(ds)との偶然の出会いの話や、「スタン・ケントン楽団は、品行方正でスイングしなかった」と言い切る場面等はとても興味深く印象に残りました。

ところでドキュメンタリー映画と言えば、来年ようやくミシェル・ペトルチアーニの『情熱のピアニズム』がDVD化されるそうてす。
映画館へ観に行っていないので楽しみです。
先日、ジャズジャパン誌最新号の輸入盤紹介コーナーで、ランディー・ブレッカーがブレッカー・ブラザーズ・バンドをリユニオンして2011年9月にニューヨークで録音したCDが紹介されていました。
このCDには、レコーディングに参加した主要メンバーで同年9月17日にニューヨークのブルーノートに出演したライブDVDも付いていたので、即ゲット。

RANDY BRECKER-THE BBB REUNION-JACKET

レコーディング中もしくはレコーディング前後のライブということもあって、なかなか引き締まった演奏になっています。
DVDの方には、CDには収録されていない過去の代表曲も3曲演奏されていて楽しめる内容になっています。

RANDY BRECKER-THE BBB REUNION-RB

ランディー以外のメンバーは、1992年のリユニオンのレコーディングに参加したメンバーから、
マイク・スターン、ジョージ・ウィッティー、ウィル・リー。

RANDY BRECKER-THE BBB REUNION-MS

RANDY BRECKER-THE BBB REUNION-GW

RANDY BRECKER-THE BBB REUNION-WL

今回新たに加わったのが、デイヴ・ウェックル。

RANDY BRECKER-THE BBB REUNION-DW

そして、マイケルの後を継いでテナーとソプラノを吹いているのが、アダ・ロヴァッティという女性なのですが、
この人、ランディーの奥方だそうです。
ブレッカー・ブラザーズ・バンドというよりも、ブレッカー夫妻バンドといったところでしょうか・・・・・(笑)

RANDY BRECKER-THE BBB REUNION-AR

ところで、このCD・DVDのオープニング曲が「FIRST TUNE OF THE SET」という良くありがちな安易なタイトルなのですが、ユーモラスでもあります。
しかし『DVDにチャプターが付いていなくて曲の頭出しが出来ない』のは凄い手抜きで信じられません!!!!
演奏・画質・音質は良いのに片手落ちで残念です。