Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

先日、NHK-BSで『長い灰色の線』という1954年のジョン・フォード監督の映画をオンエアしていました。
若い(子供の)頃にテレビで観た時の印象がとても良かった記憶があったので、録画してもう一度観てみました。

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タイロン・パワー演じるマーティ・マーというアイルランドからの移民が、ウエストポイントの陸軍士官学校で下士官として学生達を指導して働く姿を描いているのですが、
今改めて観てみると、アイルランドらしさがそこかしこに散りばめられている事に気が付いて楽しめました。
(ジョン・フォード監督はアイルランド系だそうです。)

LONG GRAY LINE-2

例えば、マーティの自宅に置いてあるウイスキーの箱が『ブッシュミルズ』のものだったり、
陸軍士官学校のフットボール・チームの試合のシーンでは、相手チームが『ファイティング・アイリッシュ』というニックネームを持つ『ノートルダム大学』で、
劣勢な試合を監督のアシスタントとして観ていたマーティが相手選手の名前を見て『アイルランド系の名前ばっかりだ』と言って悔しがる複雑な心境を表現したシーンがあったりするのです。

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また、そのフットボールのシーンでは、
今では常識となっている『フォワードパス』が当時は使われていなかった様で、
ノートルダム大学にフォワードパスを使われて試合が劣勢になるのを見てマーティが『あれはルール違反ではないか?』と言う興味深いシーンもあったりするのです。

LONG GRAY LINE-4

ところで、前述した『ブッシュミルズ』のシーンですが、日本語の字幕では『ウイスキー』と訳されていて、せっかくのアイリッシュらしさの演出が台無しなのですが、
当店常連さんのU氏によると、ある映画の字幕では『イーベイ(アメリカのネットオークション)』と言っているのを『ヤフオク』と訳している凄いものもあるそうです。
2009年4月から、関西ジャズ・シーンの情報を発信し続けているフリーペーパー『WAY OUT WEST』。
その片隅で、2009年9月号から2014年3月号までの4年半、『ジャズやフュージョンの映像のコラム』を書かせていただきましたが、
その過去の記事を振り返って読んでいただこうというシリーズ。

今回は、2012年12月号の第40回の記事です。

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この回は、ビバップ以降もモダンなスタイルで生き残ったクラリネット奏者バデイ・デフランコの映像をご紹介しました。

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画像をクリックしていただくと、大きくなって読みやすくなります。

なお当店では、第1回の記事から最終回(第55回)の記事まで読んでいただけるようにしております。
ユネスコが主催する『インターナショナル・ジャズ・デイ』というイヴェント(第3回)が、大阪で4月30日に開催されることになりましたね。
ユネスコの親善大使を務めているというハービー・ハンコックをはじめとして、

INTERNATIONAL JAZZ DAY-HERBIE HANCOCK

ロイ・ハーグローブ、日野皓正、スティーブ・トゥーレ、ウェイン・ショーター、ルー・タバキン、ケニー・ギャレット、コートニー・パイン、秋吉敏子、小曽根真、ジョン・スコフィールド、アール・クルー、マーカス・ミラー、ジェイムス・ジナス、エスペランザ・スポルディング、テリ・リン・キャリントン、シーラE、ディーディー・ブリッジウォーター、ロバータ・ガンバリーニ、レイラ・ハサウェイ、グレゴリー・ポーター等といった豪華な出演者が多数名を連ねています。

INTERNATIONAL JAZZ DAY-MUSICIANS

『グローバル・コンサート』と題されたライブは、大阪城の西の丸庭園の特設ステージで19時から開催され、出演者達によるワークショップも同日の11時から大阪スクール・オブ・ミュージックで開催されるそうです。

INTERNATIONAL JAZZ DAY-OSAKA CASTLE

大阪に、これだけの一流ジャズ・ミュージシャンが終結してライブを演ってくれるのは、かなり久しぶり(初めてかも?)の事で、とてもエキサイティングなイヴェントのですが、
2時間程のライブにこれだけのメンバーが出演するというのは、あまりにもったいないと思いませんか?
特設ステージまで設営してやるのですから、せめて3日間位に分けて開催してもらって、チケットももう少し安価に設定してもらえれば、もっと行きやすくなるのではないでしょうか?
でも、ユネスコが4月30日を『インターナショナル・ジャズ・デイ』と決めているので、どうしようもないのでしょうね。
ミュージシャンのスケジュール調整も大変でしょうし・・・・・。
前回の記事でご紹介したように、マーカス・ストリックランドの演奏を確認しようと、改めてロイ・ヘインズの2002年バードランドでのライブを収録したアルバム『FOUNTAIN OF YOUTH』聴いてみたのですが、

ROY HAYNES-FOUNTAIN OF YOUTH

その内容がとても良かったこともあって、以前から気になっていたのに買いそびれていたヘインズの現時点での最新アルバム『ROY-ALTY』をゲットしました。

ROY HAYNES-ROY-ALTY

このアルバムのレコーディンク時、ヘインズ御大は何と85歳!!この歳でバリバリの現役!!凄すぎます!!
最後に収録されているマッコイ・タイナー作の「PASSION DANCE」では、マーカス・ストリックランドの演奏も聴くことができます。
関西ジャズの情報を発信し続けているフリーペーパー『WAY OUT WEST』が、5周年を迎えるにあたって企画されたマーカス・ストリックランドのライブが4月9日に開催されます。

MARCUS STRICKLAND-OSAKA COCERT 2014 FLYER

以前、ロイ・ヘインズ(ds)やジェフ・ワッツ(ds)のアルバムに参加していたので名前を覚えていて、その時から気になっていたプレイヤーです。
この機会に、2002年12月にニューヨークの"バードランド"でライブ収録されたロイ・ヘインズのアルバム『FOUNTAIN OF YOUTH』を改めて聴いてみました。
ストリックランドはテナー、ソプラノ、バスクラ(バスクラでアドリブは演ってません。)を吹き分けていて、充実した演奏を堪能出来ました。

ROY HAYNES-FOUNTAIN OF YOUTH

今回はピアノレス・トリオでの演奏ということなので、コード感に縛られない自由な雰囲気の演奏が堪能できるのではないでしょうか。
チケット代金も2000円と超リーズナブルです。