Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

先週の日曜日、FM-COCOLOのジャズ・プログラム"ワールド・ジャズ・ウェアハウス"の序盤で『メトロノーム・オールスターズ』の1939年の演奏が2曲かかっていて、なかなか良い感じだったので、番組のサイトでオンエアのリストを見てみると、『ブルーバード栄光の遺産』というシリーズのCDからの選曲だったので、そのCDを探してみたのですが、現在入手不可能な状態の様だったので、

METRONOME ALL STAR BAND-CD JACKET-BLUEBIRD

全く同じ内容の『ジャズ・マスターズ名曲名演シリーズ』のCDを発見して無事ゲットすることが出来ました。

METRONOME ALL STAR BAND-CD JACKET

『メトロノーム・オールスターズ』というのは、同名ジャズ雑誌の読者人気投票で上位だったミュージシャンを集めた臨時編成バンドで、1939年から1956年まで(戦時中の1943年から1945年等を除いて)13回に渡り、大手のレコード会社(RCAビクター、コロムビア、キャピトル等)が「持ちまわり」で各年2曲ずつ録音したそうです。
このCDには、番組で流れた1939年の第1回の録音から1949年の第8回までの録音の内、RCAビクターが録音を担当した1939年の第1回、1941年の第3回、1946年の第5回、1949年の第8回と、『メトロノーム・オールスターズ』の企画が始まる2年前の1937年にRCAビクターが独自に録音したオールスター・バンドの演奏が収録されていて、年度によっては別テイクも収録されています。
CDジャケットの写真は、1949年録音時のバンドのもので、上段左から、マイルス・デイビス(tp)~ディジー・ガレスピー(tp)~ファッツ・ナバロ(tp)~シェリー・マン(ds)、中断左から、J.J.ジョンソン(tb)~カイ・ウインディング(tb)、下段左二人目から、バディ・デフランコ(cl)~チャーリー・パーカー(as)、右端にレニー・トリスターノ(p)等という普段では考えられない超豪華な組み合わせになっています。

METRONOME ALL STARS 1948-1949

他の年の録音にも、ベニー・グッドマン(cl)、ハリー・ジェイムズtp)、トミー・ドーシー(tb)、ジャック・ティーガーデン(tb)、クーティー・ウィリアムス(tp)、ベニー・カーター(as)、コールマン・ホーキンス(ts)、カウント・ベイシー(p)、チャーリー・クリスチャン(g)、バディ・リッチ(ds)、ハリー・エディソン(tp)、ジョニー・ホッジス(as)、テディ・ウィルソン(p)等の超豪華なメンバーが揃っていて、どの曲も聴き逃せません。
つい先程までオンエアしていた"ワールド・ジャズ・ウェアハウス"でも、先週に引き続きこのCDにも収録されている1941年と1946年の録音からそれぞれ1曲ずつ流れていましたが、
こうなってくると、他の年に"コロムビア"や"キャピトル"等に録音された『メトロノーム・オールスターズ』の演奏も聴きたくなってきたので、なかなか難しいかとは思いますが、チャレンジしてみようと思っております。


2月8日の記事でご紹介した『謎を半分解明してくれた』ペギー・リーの『COMPLETE CAPITOL SMALL GROUP TRANSCRIPTIONS』という3枚組のCDには、1946~1947年と1949年の録音が収録されているのですが、

PEGGY LEE-COMPLETE CAPITOL SMALL GROUP TRANSCRIPTIONS

このCDには収録されていない"1948年"の録音を収録したというアルバムを発見して、ゲットしました。
録音データの情報は、ブックレットの表紙や中身に書かれている、『1948』、『WITH THE DAVE BARBOUR AND BILLY MAY BANDS』、『ラジオ放送用に録音されたもの』という位しかなくて、詳細は分かりません。

PEGGY LEE-THE UNCOLLECTED 1948-CD

ラジオ放送用の収録という事もあってか、番組司会者と思われる男性の曲紹介の声が演奏の冒頭部分に重なって入っているものがあったり、スタジオにオーディエンスを入れていたのか?曲の終りに拍手や歓声が入っているものもあったりします。
そして、不思議なのが7曲目に収録されている『LOVE IS JUST AROUND THE CORNER』という曲。
最初にご紹介した3枚組CD『COMPLETE CAPITOL SMALL GROUP TRANSCRIPTIONS』にも同ジタイトルの曲が収録されているので聴き比べてみたところ、どう聴いても同じ演奏ですし、
他の曲ではビッグバンドをバックに歌っていたり、コンボをバックに歌っている曲にはコンガ奏者が必ず入っているのですが、
この曲だけは、バックがコンボなのに、コンガの音が聴こえません。
3枚組CD『COMPLETE CAPITOL SMALL GROUP TRANSCRIPTIONS』のブックレットに記載されている録音データによると、この曲は1946年5月14日となっているので、この情報が正しいとすると『ラジオ放送用に1948年に録音された』というこのアルバムに入っているというのは不自然です。
『放送用に収録していた曲の他に、放送時には別録音のこの曲も追加してオンエアし、アルバムにもそのまま収録してしまった』という事なのでしょうか? 新たな謎浮上です。
2009年4月から、関西ジャズ・シーンの情報を発信し続けているフリーペーパー『WAY OUT WEST』。
その片隅で、2009年9月号から2014年3月号までの4年半、『ジャズやフュージョンの映像のコラム』を書かせていただきましたが、
その過去の記事を振り返って読んでいただこうというシリーズ。

今回は、2013年9月号の第49回の記事です。

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この回は、1986年に開催された『第1回マウントフジ・ジャズフェスティバル』の映像をご紹介しました。

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画像をクリックしていただくと、大きくなって読みやすくなります。

なお当店では、第1回の記事から最終回(第55回)の記事まで読んでいただけるようにしております。
先日、第87回のアカデミー賞の授賞式があり、「作品賞」「監督賞」「脚本賞」「撮影賞」の4部門を受賞したのが『バードマン』という作品。

MOVIE-BIRDMAN-FLYER.jpg

そして、先日、某レコード会社にお務めの当店の常連さんが、この映画の音楽(ドラム・スコア作曲と演奏)を担当しているのが、昨年10月に当店に10年ぶりに2度目の来店をしてくれた"アントニオ・サンチェス"(下の画像の右から2人目)だと教えていただきました。

WW-2014-10-08-1.jpg

映画は、日本では4月10日ロードショーということなので、まだ観ることが出来ませんが、
サウンドトラックを収録したCDでサンチェスのドラミングを聴くことができました。

MOVIE-BIRDMAN-SOUND TRACK-CD

どんなシーンで使われているのか楽しみですし、
何だか、アカデミー賞が急に身近になった様な気がして、勝手に盛り上がってます。