Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

先日、某有名CDショップに立ち寄って、特に何も期待せずに中古CDを見ていたところ、
パット・マルティーノが病気から復帰した直後の1987年に、ニューヨークの「FAT TUESDAYS」でのライブを収録した
『THE RETURN』を発見。 即ゲットしました。

PAT MARTINO-THE RETURN

そして、それをきっかけに、同じ頃にボルチモアのライブハウスで収録され、昔VHSでリリースされていたライブ映像が
もしかしてDVD化されていないものか?と検索してみたところ、何と輸入盤で出ているではありませんか!!

PAT MARTINO-LIVE AT ETHELS PLACE-DVD JACKET

この映像、中古のVHSをネットオークションで落札して持ってはいたのですが、
ところどころで画像や音声にノイズが入っていたので、DVD化されないものかと前々から思っていたので、
当然こちらも即ゲットしました。
本編以外にもボーナストラックが2曲(内1曲は、本編1曲目のノーカット・ヴァージョン)も収録されており、
DVD化によって画像のクオリティーもアップしていてとても満足しております。

PAT MARTINO-LIVE AT ETHELS PLACE-DVD-PM

ところで、このDVDを購入するにあたっては、数軒のネットショップで調べてからオーダーしたのですが、
アメリカでリリースされたのが2014年末頃ということもあってか?在庫があったのは某有名CDショツプに1枚だけでした。
他のショップは「取り寄せ」扱いになっていたのですが、
「取り寄せ」となっていても結局入荷出来ないというケースも結構あるので、
何とかギリギリ間に合ったのかも・・・?!(フゥ~~~、危ない危ない。)

P.S. 8月6日現在、Amazonで『在庫2』になってました。
当店の休業~閉店(2016年1月)に伴って休刊いたしておりました"JAZZ新聞”『Wishy-Washy』の復活・再開版 第3弾(通巻164号)です。

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2002年4月から家内が書き始めた"JAZZ新聞"を創刊号から順次ご紹介しています。
今回は、第43号~第45号です。
復活・再開した最新号も順次当ブログでアップし始めております。

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3週間程前に、NHK-BSで、クリント・イーストウッドの1971年の初監督作品『恐怖のメロディー』がオンエアされていました。

KYOFU NO MELODY-MOVIE-JAPANIES TITLE

まず、大まかな筋をご説明しますと、「イーストウッド演じるラジオDJが、いつもエロール・ガーナーの"ミスティー"をリクエストしてくる女性につきまとわれて、彼に意中の女性がいると知られるや嫉妬から邪魔をされ、挙句の果てには逆恨みされて恋人を人質にとられて命まで狙われる(最後には主人公が女性ストーカーをやっつけて終わるのですが・・・。)」というコワ~~~イ映画です。
そして、この映画の舞台となっているのが、カリフォルニア州モンタレー(モントレー)郡のカーメル市。
主人公のDJが放送でモンタレー・ジャズ・フェスティバルの開催告知をしたり、実際にジャズフェスを聴きに行くシーンもあって、
そこではキャノンボール・アダレイがソプラノサックスを吹いていたり、そのバックでジョー・ザビヌルがフェンダー・ローズを弾いていたりするのです。
演奏している曲は、「COUNTRY PREACHER」(同名タイトルのライブアルバムに収録)だと当店元常連さんのF氏に教えていただきました。

KYOFU NO MELODY-MOVIE-CA

KYOFU NO MELODY-MOVIE-JZ

映画の冒頭は、海岸の大写しから始まり、海岸の絶壁の上に建っている別荘のような建物にズームインして行き、そこにイーストウッド演じるDJが住んでいるというシーンに繋がって行くのですが、

KYOFU NO MELODY-MOVIE-OPENING SEA SHORE

この映画の原題が『PLAY MISTY FOR ME』だけに、

KYOFU NO MELODY-MOVIE-ORIGINAL TITLE

"MISTY"の作曲者エロール・ガーナーの代表作『CONCERT BY THE SEA』が1955年にライブ収録された会場があるカーメル市の海岸(アルバムのジャケット写真にもなっています。)近くに住んでいるという設定にしたのでしょうね。
(このアルバムに"MISTY"は収録されていないのですが・・・。)

ERROLL GARNER-CONCERT BY THE SEA

因みに、このアルバムのタイトルはカーメル市が『CARMEL BY THE SEA』と呼ばれているのを文字って付けられたそうです。
そして、このアルバムのライブをプロモートし、数年後にモンタレー・ジャズ・フェスティバルを興したのが当時地元でDJをしていたジミー・ライオンズという人物なので、
イーストウッド演じる主人公の職業がDJで、ジャズフェスに絡んでいるというのも、このアルバムのバックグラウンドに重ね合わせているのでしょうね。

そして、もう一つ、「エロール・ガーナー周辺の事情と重ね合わせているのでは・・・?」と妄想させてくれる事があります。
イーストウッドは、この映画に「MISTY」を使うにあたり、ガーナーのエージェントに許可を求めたところ、「2万5千ドル要求された」と別の映像に収録されているインタビューで答えているシーンがあるのですが、
自分が愛してやまないジャズを使おうとしたところ、エージェント(有名なやり手の女性だそうです。)に法外な?要求をされたというエピソードと映画のストーリーが重なるように思ってしまうのは私だけでしょうか・・・。

ところで、『CONCERT BY THE SEA』というアルバムには未発表曲がかなり前から見つかっていたそうなのですが、
この辣腕女性エージェントが"ウン"と言わなかったためにリリースに至っていなかったのだそうです。
2014年末に彼女が亡くなると、翌年、未発表曲を含む完全版の『THE COMPLETE CONCERT BY THE SEA』が無事リリースされて話題になったのはまだ記憶に新しいところです。

ERROLL GARNER-CONCERT BY THE SEA-COMPLETE

また、イーストウッドは、実際にカーメル市に住んでいた(いる?)そうで、1986年から1988年まで市長も務めたそうです。
相当この地が気に入っているようですね。

カーメル市を題材にしたアルバムというと、カーメルの海岸に佇む姿をジャケットにしたジョー・サンプルの、その名も『CARMEL』がすぐに頭に浮かびますが、

JOE SAMPLE-CARMEL

このアルバムに収録されている、アルバムタイトルと同名曲のイントロのリフが結構好きです。
2002年4月から家内が書き始めた"JAZZ新聞"を創刊号から順次ご紹介しています。
今回は、第40号~第42号です。
復活・再開した最新号も順次当ブログでアップし始めております。

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「昔録り貯めたテレビ録画」や「昔買い集めたレーザーディスク」等をDVDに再編集していて気付いた「今まで見過ごしていた興味深いシーン」を順次ご紹介している『再発見シリーズ』の第7回。
今回は、ジョージ・ベンソンの1986年モントルー・ジャズフェスティバルでのライブ映像です。

GEORGE BENSON-LIVE AT MONTREUX 1986-DVD

この映像はDVDで持っているのですが、私のはリージョン・ナンバーが「1」のため、国内のプレーヤーでは再生できないので、再編集が必要になった???という次第です。
そういう話はさておき、この映像の8曲目に収録されている「MY LATIN BROTHER」で、
ベンソン・バンドで長年ベーシストを務めているスタンリー・バンクスの足元がクローズアップされるシーンがあるのですが、
よく観てみると、そこにはタンバリンが床に立てて置かれていて、それをバンクスがつま先で踏み、つま先を支点にして足をツイストさせて、ベースを弾きながらタンバリンを鳴らしていたのでした。

GEORGE BENSON-LIVE AT MONTREUX 1986-DVD-TAMBALIN

こんな技を観たのは初めてで、確かに面白いアイデアだとは思いますが、
パーカッション奏者は他にいますし、サックス奏者二人の手は空いてますし、オーディエンスからも見えにくいと思いますので、
バンドメンバーやスタッフの受けを狙った"楽屋受けネタ"ということなのでしょうか?
まあ、いずれにしても余裕綽々で演奏を楽しんでいる姿には感心させられはします。

ところで、もう一つこの映像で気になることがあります。
演奏が進んで、最後の曲「ON BROADWAY」になると、曲が始まる前にベンソンが渡辺貞夫さんの名前を呼んで一瞬貞夫さんの姿も映るのですが、
演奏が始まると、何故か共演しているはずの貞夫さんが演奏しているシーンが全くなくて、貞夫さんのプレイを期待していると最後に消化不良を起こした感じで観終わってしまうのです。
もっとちゃんと編集して何とかならなかったものなんでしょうか?
2002年4月から家内が書き始めた"JAZZ新聞"を創刊号から順次ご紹介しています。
今回は、第37号~第39号です。
復活・再開した最新号も順次当ブログでアップし始めております。

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「昔録り貯めたテレビ録画」や「昔買い集めたレーザーディスク」等をDVDに再編集していて気付いた「今まで見過ごしていた興味深いシーン」を順次ご紹介している『再発見シリーズ』の第6回。
まずはじめに前回のクイズの答えです。
マイケル・ブレッカー(ts)とサックスバトルを演っていたアルト奏者は、1950年代から60年代にウエストコーストのジャズシーンでシブ~く活躍していたハーブ・ゲラーでした。
そして今回の再発見なのですが、再発見に至ったきっかけが冒頭の定型フレーズと違っているのですが、よろしくご容赦ください。
どういうきっかけだったのかと申しますと・・・。
先日、ピーター・バーンスタイン(g)が久々にリリースしたスタジオ録音の最新盤『LET LOOSE』をゲットして、じっくり聴き込んでいたのですが、

PETER BERNSTEIN-LET LOOSE

このアルバムをリリースしているレーベルが「SMOKE SESSIONS RECORDS」となっていて、ニューヨークのライブスポット『SMOKE』がこのレーベルを運営しているようなのです。
それで、その『SMOKE』でバーンスタインが2004年8月に収録したライブ映像『LIVE AT SMOKE』を思い出し、改めて観てみたという次第です。

PETER BERNSTEIN-LIVE AT SMOKE-DVD JACKET

この映像、バーンスタインがラリー・ゴールディングス(org)、ビル・スチュワート(ds)という「お互いを知り尽くした」メンバーでのオルガン・トリオのライブが収録されているのですが、
1曲目の「DRAGONFLY」のアドリブソロで、ラリー・ゴールディングスが一瞬ディープ・パープルの『SMOKE ON THE WATER』のあの有名なリフのフレーズを引用しているシーンがあるのに気付きました。

PETER BERNSTEIN-LIVE AT SMOKE-DVD-LARRY GOLDINGS

『SMOKE』でのギグだからというで、ユーモアを効かせようとして演ったのでしょうね。
お互いを知り尽くしているメンバーでのリラックスした演奏だからこそ出て来た『おやじギャグ・フレーズ』といったところでしょうか?

ところで、この映像にはもう一つ気になることがあります。
演奏中にウェイトレスのオネエサンが頻繁に前を横切るのです。

PETER BERNSTEIN-LIVE AT SMOKE-DVD-WAITRESS

それほど大きくない(と思われる)店の営業中に収録されているので仕方がないのでしょうが、
もう少し配慮があってもよかったのでは・・・。
まあ捉え方を変えて、「小さめのライブハウスで聴いている」という臨場感が味わえるということにしておきましょう・・・。



当店の休業~閉店(2016年1月)に伴って休刊いたしておりました"JAZZ新聞"
『Wishy-Washy』の復活・再開版 第2弾(通巻163号)です。

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