Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

当店の休業~閉店(2016年1月)に伴って休刊いたしておりました"JAZZ新聞”『Wishy-Washy』の復活・再開版 第4弾(通巻165号)です。

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いつも聴いているFM-COCOLOのジャズ番組「WORLD JAZZ WAREHOUSE」の7月10日の放送で、『SNARKY PUPPY』というバンドの最新アルバム『CULCHA VULCHA』から「SEMENTE」という曲が流れていました。

SNARKY PUPPY-2016-CULCHA VULCHA

ラテン・フレイバーのフュージョンっぽい曲で、なかなか良い感じだったので、どういうバンドなのか調べてみたところ、
2004年にテキサスで結成され、現在はニューヨークで活動していて、
2006年に『THE ONLY CONSTANT』というアルバムでデビューしているようです。

SNARKY PUPPY-1ST 2006-THE ONLY CONSTANT

その後、2007年にセカンド・アルバム『THE WORLD IS GETTING SMALLER』、

SNARKY PUPPY-2ND 2007-THE WORLR GETTING SMALLER

2008年にサード・アルバム『BRING US THE BRIGHT』をリリースし、

SNARKY PUPPY-3RD 2008-BRING US THE BRIGHT

その後、既にもう6~7枚(合計10枚程)のアルバムをリリースしているようで、グラミー賞の受賞経験もあり、日本にも何度か来ているそうです。
ということで、「初期のアルバムから少し聴いてみようかな・・・。」と思って調べてみたところ、
上記の3作品は既に廃番となっていたので、YouTubeで検索してみたところ、この3作品の収録曲の中から10曲程聴くことができました。
リーダーがベーシスト(マイケル・リーグという人です。)ということもあってか?リズム・セクションはかなりのハイレベル。
キーボード奏者(3人程いるようです。)が、フェンダーローズやウーリッツァー、クラビ、ハモンド、ムーグシンセ等のアナログ楽器を好んで使っているので、ハイパーなのに無機質で冷たい感じはなく、随所にファンキーな局面があります。
サックスやトランペットのプレーヤー、曲によってはバイオリン等の弦楽器も入っていて、ジャズ、フュージョン、ソウル、ファンク、プログレ、ラテン、各種民族音楽、クラシック等の様々なジャンルの要素が感じられる演奏で、なかなか興味深いバンドです。
2002年4月から家内が書き始めた"JAZZ新聞"を創刊号から順次ご紹介しています。
今回は、第55号~第57号です。
復活・再開した最新号も順次当ブログでアップし始めております。

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もう3カ月近くも前の事になってしまいますが、
いつも聴いているFM-COCOLOのジャズ・プログラム『WORLD JAZZ WAREHOUSE』で、ハーリン・ライリーというドラマーの『NEW DIRECTION』という彼の最新アルバムから、タイトル・トラックの「NEW DIRECTION」と「THE CROSSBAR」という2曲がピックアップされて紹介されていました。

HERLIN RILEY-NEW DブログIRECTION

ハーリン・ライリーといえば、当ブログでも以前その映像をご紹介したアーマッド・ジャマル・トリオで叩いていたのが印象に残っていたところ、

AHMAD JAMAL-LIVE IN MARCIAC 2014-HR

番組で流れた2曲がなかなか良い感じだったので、アルバムをゲットしてじっくり聴いてみました。
全10曲中、番組で流れた2曲を含む7曲がライリーのオリジナルで構成されているのですが、
"頭でっかち"な感じや"押しつけがましい"感じも無く、自然に耳に馴染んで来る良い感じだったので、過去のライリーのアルバムも調べてみたところ、
リーダー作は、1999年にリリースされた1作目の『WATCH WHAT YOU'RE DOING』と、

HERLIN RILEY-WATCH WHAT YOURE DOING

2005年リリースの2作目『CREAM OF THE CRESCENT』だけという寡作な人でした。

HERLIN RILEY-CREAM OF THE CRESCENT

そこで、この2枚もゲットして聴いてみたところ、どちらのアルバムも最新作同様『バラエティーに富んでいながらも、散漫な感じには陥らず、独自の世界を醸し出している』ライリーのオリジナル曲中心の演奏がとても良い感じで、何回も聴き返したくなってしまい、じわじわと良くなって来て、いまだに聴き続けている次第です。

ところで、ハーリン・ライリーといえば、ウィントン・マルサリスが、ルーツであるニューオリンズ・ジャズに傾倒し始めた頃に、バンドのメンバーに抜擢されて名前が知られるようになったと記憶していますが、
ウィントンが1990年のマウントフジ・ジャズ・フェスティバルに出演し、ニューオリンズ・ジャズを演奏した映像があって、そのバンドの中にライリーの姿を見ることが出来るのです。

WYNTON MARSALIS-MT FOJI JF 1990-HR

そして、このバンドには、ライリーの1作目と2作目で重要な役目を果たしていると思われるトロンボーンの"ワイクリフ・ゴードン"もいて、その雄姿を見る(聴く)ことも出来ます。

WYNTON MARSALIS-MT FOJI JF 1990-WMWG

WYNTON MARSALIS-MT FOJI JF 1990-WG

でも、もう一人、この2枚のアルバムで重要な役目を果たしていると思われる、マルチリードの"ヴィクター・ゴーインズ"は、残念ながら、このバンドには参加していない様で、その姿を見ることが出来ないのは少し残念です。

最後になりますが、うっかりしていると、ハーリン・ライリーのことを、つい"ハーマン・ライリー"(ニューオリンズ出身のサックス奏者)と言ってしまうので気を付けましょう・・・。
そんな言い間違えしてしまうのは私だけ・・・ですか?


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今回は、第52号~第54号です。
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1ケ月程前、BS-TBSの「SONG TO SOUL」という番組で、ショッキング・ブルーの1969年の大ヒット曲「ヴィーナス」を取り上げていました。

SONG TO SOUL-VENUS-JACKET

番組では、"ヴィーナス"の作曲者で"ショッキング・ブルー"のギタリストでもあったロビー・ファン・レーヴェンという人物が、インタビューに答えるシーンが結構たくさんあって、
その中でロビーが「"ヴィーナス"のバッキングのリフは、ヘンリー・マンシーニの"ピーター・ガン"(1958年にテレビ番組用に作曲してヒット)のリフに触発されて作った。」と言っているところがあるのですが、
そう言われてみると、確かに似てます・・・。

SONG TO SOUL-VENUS-COMPOSER GUITARIST

(このアルバムは、1959年の第1回クラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞しているそうです。)

SONG TO SOUL-VENUS-PETER GUNN-JACKET

"ピーター・ガン"から55年以上経った("ヴィーナス"からも45年以上経っています。)今だから公言出来たのでしょうね・・・。

このエピソードを聞いて、自然に、スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンが、「"リキの電話番号"という曲のバッキングのパターンは、ホレス・シルバーの代表曲"ソング・フォー・マイ・ファーザー"のパターンを使った。」というようなことを言っていた有名な?話を連想してしまったのですが、

STEELY DAN-PRETZEL LOGIC

HORACE SILVER-SONG FOR MY FATHER

その後、先日、たまたま久し振りにマイルスの『MILES SMILES』を聴いていたところ、

MILES DAVIS-MILES SMILES

このあいだ(7月19日付)、当ブログで書いた『クリント・イーストウッドの映画についての記事』の最後で少し触れた、
『ジョー・サンプルの「CARMEL」のイントロのリフ』が、

JOE SAMPLE-CARMEL

ウェイン・ショーター作の「FOOTPRINTS」のベースのパターンに似ているということにも"ハタ"と気付いてしまいました。
「35年以上も経ってようやく」です・・・。(笑)
でも、続く時には、続くもんですね。

P.S.
でも、よく考えてみると、こういうベースラインって「FOOTPRINTS」に限らず、よくあるパターンですよね・・・。
という事で、その"よくあるパターン"に似ているという・・・、そういう事でした・・・。(笑)
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今回は、第49号~第51号です。
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まだ店を営業していた2年程前に、あるお客さんから、スタン・ゲッツの『NOBODY ELSE BUT ME』というアルバムを薦めていただいたので、ネット検索して探してみたのですが、その時には高価な中古盤しか見つからなく、その後も何度か探してみたものの同じような情況が続いたので買いそびれていました。
ところが、先日ふと何となく検索してみたところ、安価で状態の良い中古盤を発見。 無事ゲットすることができました。

STAN GETZ-NOBODY ELSE BUT ME-CD JACKEでT

そして、ライナーノーツを読んだりして色々と調べてみたところ、このアルバム、1964年3月に録音されたものの、当時ゲッツはボサノバのアルバムが売れに売れていたため、レコード会社の意向で「ボサノバを演っていない」このアルバムのリリースは見送られて、30年経った1994年に、未発表録音盤としてリリースされたという事のようです。
録音メンバーは、ゲッツとゲイリー・バートン(vib)+ベース&ドラムという編成になっていて、とても隙間が多くて空間を感じるサウンドで、ゲッツがホットに吹く曲もあるのですが、全体的には、とても風通しが良いクールな雰囲気で、夏にピッタリなアルバムです。
この時期のこの編成での録音は、他には『GETZ AU GO GO』(10曲中6曲でアストラッド・ジルベルトが歌っているので、純粋にカルテットが聴けるのは4曲だけ)や『IN PARIS』のようなライブ物しか出ていないようで、

STAN GETZ-GETZ AU GO GO

スタジオ録音のこのアルバムは、音も良くて、ゲッツや他のメンバーの演奏も充実しているので、とても満足しております。
欲を言えば、演奏のイメージに合わせて、ジャケットのデザインを、もう少し考えてもらいたかったものです。

そして、以前の記事でも書かせていただいたように、
このカルテットが演奏しているところが、1964年のある映画で一瞬見ることができるのですが、

STAN GETZ A GILBERT 1964-2

残念ながら?ここでもバンドは、アルバム『GETZ AU GO GO』と同様、「イパネマの娘」を歌うアストラッド・ジルベルトのバックを務めているという設定になっているのでした。

STAN GETZ A GILBERT 1964 MOVIE-SGAG

まあ、このカルテットでの録音が30年間お蔵入りするほどボサノバ・ブームが凄かったということなので、仕方がないですね。
あっ、私、ボサノバも結構好きなんですよ・・・。 特に夏になると・・・。 ホントですよ・・・!
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今回は、第46号~第48号です。
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