Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

少し先のことですが、11月23日(そんなに先でもないですか・・・?)に、スティーヴ・ガッド・バンドの『WAY BACK HOME』という、ガッドの70歳を記念して出身地のロチェスター(ニューヨーク)で開催されたライブを収録した最新盤がリリースされるようです。
このCDには、同内容のDVDも付いているということだったので、購入を検討してみようかな?と思い、

STEVE GADD-WAY BACK HOME

2013年にリリースされた同バンドの1stアルバム『GADDITUDE』と

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2015年にリリースされた2ndアルバム『70 STRONG』を聴いてみたところ、

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今までの"ガッドギャング"等のスティーヴ・ガッドがリーダーのアルバムの「ストレートで濃いR&B調」とは打って変わったサウンドに驚かされました。
キース・ジャレットの「カントリー」やエディ・ハリスの「フリーダム・ジャズダンス」等もカバーしていて、様々なジャンルの要素が散りばめれた"隙間"や"ゆとり"のあるサウンドになっていて、それでいて独特の雰囲気を醸し出している「熟成された大人のフュージョン」になっているのです。
薄味なのに複雑でコクのあるコンソメスープのごとく、何度でも聴きたくなる感じです。
去年の"東京JAZZ"のオンエアでこのバンドを観た(聴いた)時には、そんなに印象に残らなかったのですが、
今までのスティーヴ・ガッド人脈とは違う"一見バラバラな個性のメンバー"に興味を覚えたことを思い出しました。

STEVE GADD BAND 2015 TOKYO JAZZ-SG

ウォルト・ファウラー(tp,flh)、ラリー・ゴールディングス(key)、

STEVE GADD BAND 2015 TOKYO JAZZ-WFLG

ジミー・ジョンソン(b)、マイケル・ランドウ(g)という面子は、

STEVE GADD BAND 2015 TOKYO JAZZ-JJML

ガッドがジェイムズ・テイラーのバックバンドで一緒に演っている仲間が中心という事のようです。
このメンバーの多様な個性が、このバンドの独特の雰囲気を創り出しているのでしょうね。
ジミー・ジョンソンは昔からのお気に入りの"良く歌う"ベーシストですし、フュージョン系ギタリストの中ではハードでエキセントリックなイメージが強かったマイケル・ランドウは年を重ねてシブくなっていますし、長年ガッドのバンドでフロントを務めたバリトン・サックスのロニー・キューバに変わって加わったトランペット&フリューゲル・ホーンのウォルト・ファウラーも、このサウンドにハマっていますし、ラリー・ゴールディングスは期待どおりに活躍している。・・・ということで、この最新盤CD+DVDは購入しようと思っております。
去年の東京JAZZの映像も改めて観て(聴いて)みましたが、最初に観た時と違って、なかなか良い感じでした。
自分の感覚のいい加減さを露呈してしまいましたが、まあ、よくある事なので、嬉しい誤算???ということで納得しましょう。
2002年4月から家内が書き始めた"JAZZ新聞"を創刊号から順次ご紹介しています。
今回は、第73号~第75号です。
復活・再開した最新号も順次当ブログでアップしております。

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10月5日の記事で、マイク・マイニエリ率いるステップス・アヘッドの最新盤ライブ・アルバムをご紹介しましたが、
このアルバムをきっかけに、まだ聴けていなかったマイニエリのアルバムを聴いてみようと思い立ち、
思い付くままに聴いているところなのですが、
最近聴いたのが『MAN BEHIND BARS』という1995年のアルパム。

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マイニエリが多重録音を駆使して全ての楽器を演奏しているというので、かなり警戒?していたのですが、
聴き始めるや否や、あっさり予想は覆されてしまいました。

ウェイン・ショーター作(マイルスとの共作?)の「E.S.P.」や、

MILES DAVIS-ESP

ジョン・コルトレーン作の「EQUINOX」といった個性的な曲を
マイニエリ・ワールド化して演っていたり、

JOHN COLTRANE-COLTRANES SOUND

スタンダードも「THE NEARNESS OF YOU」と「ALL THE THINGS YOU ARE」を演っているのですが、
前者は、原曲に結構忠実な演奏なのに対して、後者は、素人の私には原曲が分らない程崩した演奏(こういうのを「リハーモナイズ」って言うんでしょうか?)になっていたり、

ドラムだけをモノラルのチープな音質の打ち込み風にしておいて、それをマイニエリのヴァイブ等のふんわりした広がりのある高音質なサウンドで包み込んだ、不思議な感触のオリジナル曲(と思われる)「SATYR DANCE」等があったりして、色々楽しませてくれます。

そして、それらのヴァラエティーに富んだ曲の数々全てが、極自然にマイニエリ・ワールドになってしまっているという訳なのです。

アルバムのタイトルや、ジャケットのデザインも秀逸だと思います。
2002年4月から家内が書き始めた"JAZZ新聞"を創刊号から順次ご紹介しています。
今回は、第70号~第72号です。
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先日、スティーヴ・カーンの『BACKLOG』というアルバムが、日本先行リリースされました。

STEVE KHAN-BACKLOG

このアルバムは、前々作『PARTING SHOT』、前作『SUBTEXT』に続いて、カーンがラテン・リズムで独自の世界を繰り広げて来たシリーズの3作目という位置付けになっているようで、
前2作同様、セロニアス・モンクやオーネット・コールマン等の「ジャズメンのオリジナル曲」も独特のラテン・アレンジでカバーしていて、今回もなかなか興味深い内容になっております。
まず1曲目に収録されているのが、モンクの「CRISS CROSS」なのですが、
ジャズ・ライフ誌の最新号(10月号)に、このアルバムについてのカーンへのインタビュー記事が掲載されていて、
カーンが、この曲へのコメントの中で、ジェリー・ゴンザレスというトランペーター兼パーカッション奏者が、モンクの曲をラテンで演奏している『RUMBA PAPA MONK』というアルバム(1988年)を引き合いに出しています。

JERRY GONZALEZ-RUMBA PARA MONK

このアルバム、実は前作『SUBTEXT』リリース時の同誌のインタビュー(約2年前)でもカーンは引き合いに出していたので、
「ああ~、この話は前にも言ってたなあ~~。それで、その時にこのアルバム買ったんだったなあ~~。」と思い出したのですが、
今回のインタビューでは、このアルバムの他に、ケニー・カークランド(p)の『KENNY KIRKLAND』という彼の初リーダー作(1991年)に収録されているラテン・アレンジの「CRISS CROSS」についても話しています。

KENNY KIRKLAND-1ST

以前、当店の常連さんだったピアニストのM氏が来店された時に、ジェリー・ゴンザレスの『RUMBA PAPA MONK』を流したところ、
「この人、ケニー・カークランドのアルバムでパーカッション叩いているでしょ。」と教えていただいた事も思い出したので、改めて聴いてみようと思います。




2002年4月から家内が書き始めた"JAZZ新聞"を創刊号から順次ご紹介しています。
今回は、第67号~第69号です。
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私が贔屓にしているミュージシャンの一人、マイク・マイニエリ(vib)が率いる"STEPS AHEAD"の新譜が9月21日にタワーレコードから先行発売されました。(他のところからは、輸入盤で10月7日頃から入手可能なようです。)

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メンバーは、マイニエリの他に、ビル・エヴァンス(ts,ss)、チャック・ローブ(g)、トム・ケネディー(b)、スティーヴ・スミス(ds)というなかなかの面子ですし、
「BLUE MONTREUX」、「POOLS」、「SELF PORTRAIT」、「SARA'S TOUCH」等の私好みの曲も収録されていて良さそうな感じです。
そして、前記のメンバー以外に『WDRビッグバンド』というドイツ(ケルン)のビッグバンドも共演しているのですが、
「どこかで聞いたことがある名前だな・・・。」と思ったので、少し調べてみたところ、
ランディ・ブレッカー名義のバンドに、病気で療養中だった弟のマイケルがゲスト参加したライブ・アルバム『SOME SKUNK FUNK』(2003年、ドイツのレバークーゼンで収録)に名前を見つけました。

RANDY BRECKER WITH MICHAEL BRECKER-SOME SKUNK FUNK

ドイツでは有名なビッグバンドのようです。

閑話休題、"STEPS AHEAD"といえば、一昨年、マイニエリ、ボブ・シェパード(sax)、イリアーヌ(p)、マーク・ジョンソン(b)、ピーター・アースキン(ds)というメンバーで来日したのですが、いつものように?東京公演だけで大阪には来ませんでした。
サックスのボブ・シェパードさんは何度か来店してくれていたので、会いたかったのですが・・・。
ボブさんは、その前後に「ボブ・ミンツァー・ビッグバンド」や「ピーター・アースキン・バンド」の一員としても何度か来日しているのですが、残念ながら毎回"東京公演のみ"でした。

PETER ARSKINE-DR UM

来てくれたら絶対聴きに行きたいので、頼むから大阪にも呼んでくれ~~~!!!