Wishy-WashyのJAZZ映像パラダイス&MORE

2001年7月に開店し、20016年1月に閉店した大阪市北区・西梅田のジャズ・バー『Wishy-Washy』です。所蔵していた映像ソフトやCD等を中心に貴重なものや面白いものをご紹介します。

このあいだ、ネットで別のDVDを探していた時に、偶然見つけたのが、この『CHET BAKER & STAN GETZ LIVE IN STOCKHOLM 1983』というDVD。

STAN GETZ  CHET BAKER 1983 STOCKHOLM DVD-JACKET

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-SGCB-0

チェット・ベイカーとスタン・ゲッツと言えば、ヴァーヴ・レーベルで1958年に録音された『STAN MEETS CHET』というのがありますが、

STAN GETZ  CHET BAKER 1958 STAN MEETS CHET

この1983年のストックホルムでのDVDと同じ時の音源も『LINE FOR LYONS』というCDになってリリースされているようです。

STAN GETZ  CHET BAKER 1983 LINE FOR LYONS

さて、DVDの方に話を戻しましょう。
このライブは、スタン・ゲッツのカルテットに、チェット・ベイカーがゲスト参加するという企画だったようで、最初の2曲はゲッツのカルテットだけで演奏されます。
メンバーは、ゲッツをはじめ、

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-SG

ジム・マクニーリー(p)、

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-JM

ジョージ・ムラーツ(b)、

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-GM

ヴィクター・ルイス(ds)という、なかなかのメンバーです。

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-VL

3曲目の『JUST FRIENDS』から、ベイカーがまずヴォーカルとスキャットで入って来るのですが、これがかなり痛々しい感じです。

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-CB-VO

勿論、その後トランペットも吹きますが、少しホッとします。

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-CB-TP

ところで、ゲッツとベイカーといえば、どちらも「自己中な性格」というイメージがあるので、よく共演が実現できたものだと思ってしまいますが、
この映像を見ていると、ゲッツの方が少しベイカーに気を使っているように見えます。
例えば、ベイカーがソロをとっている時に、横からじっと見つめていたり、

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-SGCB-1

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-SGCB-2

ゲッツがソロを終えて、ベイカーにソロを引き継ぐ時にベイカーの方を見て合図を送ったりしています。

STAN GETZ  CHET BAKER 1983-SGCB-3

ところが、ベイカーの方はというと、一切ゲッツの方を見たりしません。
ゲッツは、『自分のカルテットにベイカーをゲストで迎えている』という立場もあって、こうなっているのかもしれませんが、
『自己中勝負』は、ベイカーの勝ちといったところでしょうか?(笑)